2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
全世界に散らばるスマホで超高エネルギー宇宙線を検出するというアイデア
2014-10-18 Sat 00:27
・スマホで超高エネルギー宇宙線を検出する、というアイデアに関する論文
 iPhoneやスマホの内蔵カメラをそのまま使う放射線測定用アプリはいくつも出ているが、それを応用して全世界に散らばるカメラが超高エネルギーイベントを感知したらデータを自動送信するというアイデアらしい。SETI at Homeに似た発想のプロジェクトか。
 →Observing Ultra-High Energy Cosmic Rays with Smartphones
   元論文
 →CRAYFIS
   Android、iOS用のアプリ
別窓 | 宇宙と物理ネタ | コメント:7
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この記事のコメント
>全世界に散らばるカメラが超高エネルギーイベント
 このアイデアは面白いとは思ったので、論文を読んでみました。

 気になるのはバックグラウンドレートですが、論文に書かれているたった5台のスマホの5秒間に渡るコインシデンスでバックグラウンドが1%に抑えられるというのは本当でしょうか。

 5台のスマホと明野やテレスコープアレイのようなセンサ群とでは、あまりにも規模が違うのでにわかには信じられません。

 かといって間違っているとも言えませんので(想定しているバックグラウンドソースからの確率計算ではそうなるのでしょう)、大規模アレイの実験をやっている別の人による検証に期待したいと思います。
2014-10-18 Sat 06:43 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
キャリブレーションなどどうなっているのでしょう。

SETI at Homeに似た発想のプロジェクトか、と書きましたがかなり違いますね。SETIでは実験で得られたデータを世界のPCへ配布して計算だけを分担させるのですが、今回のは測定そのものを世界中のスマホにやらせるわけですから、大きく違いますね。
2014-10-18 Sat 14:28 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>キャリブレーション
 個々のスマホ測定器のキャリブレーションは送られてくるデータを他の多数と比較して、少しずれているのは補正し、大きくずれているのは使わないとかしてできるでしょうね。

 問題は、全体の再構成後のエネルギーのキャリブレーションです。本質的には、シミュレーションを信じるしかないのでしょうが、シミュレーションが間違っていないかはどうやって確認するのでしょうか。
2014-10-18 Sat 20:06 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
批判的意見も出た上で、有効性の議論も深まるとおもしろくなりますね。
2014-10-19 Sun 10:02 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
かすてんさんは、高エネルギー宇宙線のエネルギー再構成のキャリブレーションに関係されたことはありますか。
加速器実験では、ビームエネルギーとか Zボゾンの質量のスケールが使えるので、この手の難しさについてはあまりピンときません。
2014-10-20 Mon 12:19 | URL | S.U #FzfmLVrQ[ 内容変更]
>高エネルギー宇宙線のエネルギー再構成のキャリブレーションに関係されたことはありますか。

おっと、難しいテクニカルタームが並んでいるので付いて行けませんが、捕らえた粒子(乗鞍や明野のシンチレーションカウンターで捕らえた荷電粒子)から1次宇宙線のエネルギーを推定するための技術ということでしょうか。
2014-10-21 Tue 21:07 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>1次宇宙線のエネルギーを推定するための技術
 まさにおっしゃる通りです。

 単に「エネルギーキャリブレーション」というと、たいていの場合は、「物差しの較正」と同じ意味で、エネルギーの測定値の絶対的なスケールの合わせ方を指すようです。
2014-10-22 Wed 07:11 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
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