2014-06-02 Mon 00:00
![]() 有人火星探査と聞くと今はまだ片道切符のイメージだが、イプシロン技術が洗練されると往復切符が手に入るかも。 [写真提供:宇宙航空研究開発機構(JAXA)] |
>往復切符
火星から帰ってくるには、帰還用燃料を少なくとも火星面と火星周回軌道上に用意しないといけませんが、燃料だけならイプシロンで小分けで別送することは原理的には可能ですね。 帰還用ロケットは、どうすることになっているのでしょうか。(1)行きのを燃料詰め替えで再利用(2)完成品を別送(3)現地組み立て で、(3)は無人での試験が難しそうなので、(1)か(2)だと思いますが、(2)は可能なのでしょうか。
2014-06-02 Mon 07:20 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
>帰還用ロケットは、どうすることになっているのでしょうか。
2030年代後半ということは最長でも2040年、つまり26年後の事です。各人のご専門の分野での過去26年間の進歩の程度を振り返り、同じ期間内にどれほどのことができるようになりそうか想像するのは面白いと思います。火星面から有人で飛び立つのは月やイトカワから飛び立つのとはわけが違いますからね。
2014-06-02 Mon 22:49 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>各人のご専門の分野での過去26年間の進歩
26年前と言えば1988年ですね。この間最も進歩したのは、通信技術でしょう。私の関係する分野では、この間に通信速度が千倍か一万倍くらい速くなってデータ転送や機械の制御がケタ違いの性能になりました。一般には、実用的な無線通信と思います。ポケベルとスマホの情報量の違いですから一万倍ではすまないですね。 一方、運搬用ロケットはそんなに進歩していないのではないでしょうか。液体水素ロケットが先端技術だったのが通常の技術になったくらいだと思います。一定の重量の物を運ぶには一定量の材料と燃料を火星に用意しないといけない、それにはまた燃料がいる、ここはどうにもならないですよね。私は、26年では無理だと思います。それよりも、どこから開発に手をつけるかが問題だと思いますよ。 個人的には、日本が有人開発に手を出すなら、月面基地と月往復の実用化のほうがずっと現実的だと思います。
2014-06-03 Tue 07:07 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
>26年前と言えば1988年ですね。この間最も進歩したのは、通信技術でしょう。
通信速度のインフレーションがありましたね。関連しますが、PCの記憶容量も38年前のTK-80Eの時は512byte=0.5KBだったと思うので、現在使っているiMacは8GBですから160億倍ですか!26年前だと、Macintosh SE時代で16MBくらいなので現在はその500倍。記憶容量インフレの速度はかなり落ちて来ましたね。 私の仕事に関連する分野では遺伝子操作に関してはかなり進んだのでしょうが、その他は進歩の速度は緩いです。
2014-06-05 Thu 18:12 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>遺伝子操作に関してはかなり進んだのでしょうが、その他は進歩の速度は緩い
遺伝子操作で好きなような人間が作れたり、人が不死になったりすると恐いです。そういう方向よりも、慢性の難病に苦しむ人が治るようになればいいと思います。
2014-06-05 Thu 21:01 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
>遺伝子操作
どこまでが許されて、どこから先は踏み込むべきではない、というような線引きはほとんど意味が無いのでしょうね。一旦技術が見つかった以上、行くところまで行くしかないように感じます。
2014-06-05 Thu 22:09 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>過去26年間の進歩の程度
それから、かすてんさんにも私にも天文にも関係することですが、工作機械の性能向上で精密部品が安価にできるようになったというのがありますね。これは助かっています。それでも、現在でも引き継げなくて困っているという不可欠な手作業仕事もあるそうで、それを習得しようと頑張る若い人が重宝されているというのは、面白いことだと思います。
2014-06-06 Fri 07:07 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
高度な職人技がまだ勝っている分野はある様ですね。
以前、技能オリンピックだったかの番組を見ました。まだ二十歳そこそこの若いけれど腕は確かな職人さんが挑戦した本番、設計図通りに加工して組み立てて行くがどうしてもうまく組み上がらない。周りの選手は先へ進んで行く。彼は、意を決して審判団に申し入れる。「設計図が間違っています」と。しばらくして出題の訂正がアナウンスされました。これこそが高い能力と技術がなせる技だと思いました。 今後も若い世代が職人の世界へ供給され続ければ良いですが、底辺が小さくなれば技術も下がると思います。そうなると将棋の対決ではないですが、プログラミングが最高の職人を越える時代も来るのでしょう。
2014-06-06 Fri 08:14 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>若い世代が職人の世界へ供給され続ければ良いですが、底辺が小さくなれば技術も下がる
技術分野の高校や企業で頑張る若い人の話を間接的に聞くと、やはり天性の職人の天分というのがあるそうですね。ですから、職場さえあれば、こういう人が減ることはないと思います。微妙な現場調整のいる工作は、機械にやらせるより、熟練工の手仕事のほうが、速い、安い、確実という状況は当分続くでしょう。工作機械は保守費用もたいへんですから。 でも、遠い将来のことはわかりませんね。 >将棋の対決ではないですが、プログラミング チェスは、もう数年以上前に、人よりもプログラムのほうが強くなってしまいましたが、それでも人間の勝負ということでプロは成立するみたいですね。しかし、それも、人間臭い味のある手が打てる名人がいるからで、これからコンピュータ世代ばかりになって、しかもコンピュータに勝てないとなると、だんだんグランドマスターをめざすモチベーションは落ちてくるかもしれません。 職人の世界も似ているかもしれません。
2014-06-06 Fri 18:06 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
外国人横綱ばかりになったり、コンピュータ名人ばかりになったり、関東馬に比べて関西馬が圧倒的に強かったり、といった状態が長期間に渡ると、興行としての魅力が次第に殺がれてくると思います。
おっと、技術の圧倒的な進歩というテーマから離れ過ぎてしまいました。
2014-06-06 Fri 23:24 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
プロスポーツは勝負が面白くないと営業が成立しません。職人の営業は、必要な性能の部品がリーズナブルな価格納期にできるかで決まるのでスポーツ観戦とはまったく違いますが、職人ご本人はプロスポーツ根性で修行をしているかもしれませんので、人材育成的には同じかもしれません。
2014-06-07 Sat 06:14 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
プロスポーツならばファンや観客、職人ならばユーザーや納入先ですが、その技術を評価できなくなればモチベーションも低下するでしょうね。
今後26年で火星からの帰還を達成するにはこの先10年間で目を見張る様な技術の進歩が必要だと思いますので、それを楽しみにしたいです。 って書いて、ここでハタと気にかかりました。引用した元記事には「火星からの帰還」ではなく「火星への有人探査」と書いてありましたね。人を送り込んで探査させて、帰還は予定していない、やはり片道切符なのかな。それならば26年でなんとか可能かも。送り込んだ人間を火星でのたれ死にさせるのが前提と言うのは非情にも感じますが、まぁ、地球にいてものたれ死にするのですからまだましという考えもありそうです。
2014-06-07 Sat 11:22 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>「火星への有人探査」~片道切符なのかな
えーっ、そうなんですか。でも、公的なプロジェクトなのだから、やっぱり帰って来られないとまずいんじゃないですかね。
2014-06-07 Sat 12:51 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
常識的にはとても拙いですよね。
「火星への有人探査」ってそこが一番気がかりな部分だと思うのですが、そこが曖昧な表現になっているのが気にかかります。
2014-06-07 Sat 13:46 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>そこが曖昧な表現
ひょっとすると、 新人宇宙飛行士:「えーっ、地球に帰って来れないんですかぁ?」 上司(プロジェクト長):「計画書のどこにも『帰ってくる』と書いてないだろ」 ということですか。ブラック企業ですかいな。
2014-06-07 Sat 14:49 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
人材派遣会社「帰って来られるならお前を派遣するわけないだろう」
2014-06-07 Sat 20:39 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
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