2014-03-19 Wed 00:00
今日の大ニュースはこれ。
ビッグバン以前にインフレーションの膨張で生じた原始重力波が宇宙背景放射に与えた影響は間接的に「Bモード偏光」として観測されるという、「インフレーション理論」を裏付ける観測結果が得られたということらしい。 星が好きな人のための新着情報その他にたくさんの紹介記事が出ている。 ![]() この模様が「Bモード偏光」を示しているらしい。 ・Astronomy Picture of the Day (2014 March 18) ・宇宙マイクロ波背景放射の「Bモード偏光」をはじめて観測 ・QUIET が目指す物理 ・宇宙膨張、裏付ける重力波=南極の電波望遠鏡で初観測-初期の姿明確に・米チーム ・「重力波」提唱の佐藤さん 「データが得られるとは…」 ![]() →「Bモード偏光」とは何か? 筆者の小松英一郎氏は、最終ページ「将来を夢想する」で2012年~2020年: 原始重力波起源のBモード偏光の発見と予想されている。 ・大栗博司のブログ:原始の重力波 ・大栗博司のブログ:原始の重力波 その2 |
佐藤勝彦先生もおっしゃっていますが、こういう現象が観測できるようになったことは、すばらしいですね。
太陽ニュートリノ問題の解決、小林・益川理論の検証もそうですが、 測定精度を高ることによって、画期的な発見ができるようになったことは、現代の科学技術の特長としてインパクトのあることだと思います。
2014-03-19 Wed 08:25 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
重力波望遠鏡の建設とか聞いても実際に観測に掛かるのは何世代も先の事だろうと感じていましたが、間接的とは言え重力波の姿が現実に見えるようになってきたとは、人類が受け取る事の出来る信号のダイナミックレンジのなんと広い事かと驚きます。
2014-03-19 Wed 13:33 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>人類が受け取る事の出来る信号のダイナミックレンジのなんと広い事か
アクロバット的な天才でなくても、小さなアイデアと地道な努力の積み重ねで、いままでまったく見えなかったものが見えてくるというのは、勇気づけられることですね。現代に生きる「ウィリアム・ハーシェル流」と言えるのではないでしょうか。
2014-03-19 Wed 20:27 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
|
|
||
管理者だけに閲覧 | ||
|
| 霞ヶ浦天体観測隊 |
|
FC2カウンター