PM2.5が出たと報道のあった日の明け方と夕方に恒星(1等星)を見た印象では、星像が小さいように感じました。
薄曇りの場合は、星全体の明るさは暗くなり、直径は雲でにじんでかえって大きく見える印象になりますが、それとはまったくちがいます。 それでは、PM2.5では、恒星は単に暗くなって、例えば1等星が3等星のように見えるのかというとそうでもなく、またたいたりはせず、暗いのに静かに安定的に見えるという異様な感じなのです。 おそらくは、NDフィルターをかけたような効果になり、さらに星像中心部のわずかの散乱によって、またたきは均されて安定化するのではないかと推測します。
2014-02-28 Fri 07:37 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
S.Uさん
いただいたコメントとは異なる印象を持っているのが面白いですということで、みゃおさんから追加をいただきましたので明日の記事にします。
2014-02-28 Fri 22:55 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>コメントとは異なる印象を持っている
なるほど、これは面白いですね。 PM2.5の報道の翌日、翌々日は霧で、その霧が100メートルほど先は茶色っぽかったです。当地では、PM2.5のみならず黄砂や花粉もあってそれが地上付近にまで下りてきていたのかもしれません。でも、とにかく経験上あまり見ない異様な星空であったという印象でした。 また、霧自体がそういう煤煙のようなもののために成長するというのもあるかもしれません。昔は、スモッグとか煙霧とかありましたが、こういうのはどうなのでしょうか。 また、PM2.5による吸収や回折はそれほどないとしても、散乱の効果は検討してみる価値はあると思います。幾何学的な衝突断面積を計算してみますと、報道されたPM2.5の最大濃度を仮定すると、数kmの厚さがあれば、10%のオーダーは衝突しそうです。 PM2.5はまったくありがたいものではありませんが、議論のタネにしたり、影響を観測で確かめてみることは興味深いです。
2014-03-01 Sat 08:11 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
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