2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
共有感覚
2007-10-15 Mon 00:19
071014.jpg 今年のジャコビニ流星群極大日10月9日はその前後が曇りや雨だったのでまったく期待も持たずに過ぎ去った。ジャコビニ流星群と聞くと1972年のことを思い出すのは自分だけではないようで、ブログなどで当時のことを書いている方、コメントを下さった方、いろいろな1972年10月9日を知ることができる。当然思い出は各人それぞれなのだが、それらの思い出話を読むと会ったこともない人たちとあの晩時間と空間を共有していたかのような不思議な気持になる。それは大出現を見せた2001年しし座流星雨のときの共有感覚とも違う。1972年10月9日についてはユーミンもテーマソングを作ってくれたわけで、見られなかったにもかかわらずあの晩空を見上げた人へのこれはご褒美だったような気がする。
 天文現象のような自然現象とつき合っていれば常に巧まざる偶然との出会いの連続。その出会いの不思議さが大なり小なり共有感覚を生み出すのだと思う。

 夕方久しぶりに空が見えた[写真]。でも夜になったら皆曇。明日は福島遠征。
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この記事のコメント
私のこれまでの天文人生の中で一番印象に残っていることは何かというと、実はこの72年のジャコビニ流星群です。高校1年生という多感な頃の出来事だったからなのか理由はよくわかりません。でも、確かにあの時は本当にすごい盛り上がりでしたね。35年も前とは思えないくらいよく覚えています。
2007-10-15 Mon 19:52 | URL | カノープス #-[ 内容変更]
私にとってもほんの一晩の田んぼの畦道での出来事。その上天文現象としては何も見ていないのですよ。それなのに人生の中で忘れられない一夜になってます。面白いですね。
 カノープスさんとは同世代で、TS-50や65Pについての思い入れも共通しているようですが、それは現在のように締め付けも厳しくなく価値観も多様化していない時代だったので、より「共有感覚」を持ちやすい時代だったのかもしれません。
 さらに私たちの世代ってわりと人数が少なくて、子供時代には大人達によく目を配って貰っていて愛されていましたよね。今度は自分が若い人たちにはそのように接してあげたいと思うことが多いです。  
2007-10-15 Mon 20:45 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
こんばんは。
1972年のジャコビニ流星群のこと、まだ覚えています。
あれほど盛り上がって消灯キャンペーンまであって、
流れなかった。ショックでしたが、現実はそうなんだと
無念でした。あの時盛大に流れていたら光害も今とは
違っていたと思います。19才の時でした。
後日談ですが、数年後にジャコビニ流星群は盛大に
流れたそうです。
2007-10-15 Mon 21:07 | URL | 中井 健二 #7w5mtEUg[ 内容変更]
>あの時盛大に流れていたら光害も今とは違っていたと思います。
 そんな社会的な影響を後々までの残したのかもしれませんね。この時は計算制度が高くなかった事もあるし、その他の天文現象も当てにならない日本の天候ではだんだん人は離れていくのかもしれません。

>数年後にジャコビニ流星群は盛大に流れたそうです。
 そうらしいですね。先にコメントをいただいたカノープスさんがそれを目撃されたそうです。
2007-10-15 Mon 22:25 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
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