33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名、200mm、65mmの望遠鏡と双眼鏡で星空を楽しんでいます!
SkySafariProでもTemma制御 始動成功
2013-10-04 Fri 00:00
新しい仲間でご紹介したsombreroさんから「MacBook Air+SkySafari Pro+EM-200Temma2」による初運転の報告が届いたのでご紹介する。

somb1310011.jpeg【1】制御用ソフト
手始めにはやはり高いソフトには手が出せず、Southern Stars社SkySafari for Mac OS Ⅹを試してみることにしました。これには三種類のグレードがあって、望遠鏡を制御できるのは、SkySafari PlusとSkySafari Proです。
私は今回SkySafari ProをDownload しました。結構時間がかかりました。$44.98でした。
【2】USB-Serial Adapter
TheSkyXのSB社同様にSouthern Stars社もKeyspan社のUSA-19HSを推奨品としています。
重要なのはUSA-19HSのKeyspan Serial Assistantをインストールしておくことでしょう。これはKeyspan社のHPからダウンロードできます。
ダウンロードしたら必ず再起動して下さい。先ずはじめにKeyspan Serial Assistantを立ち上げ、Serial Pertsの「USA-19H」を確定して下さい。
【3】SkySafari Proの起動
メニューボタンに「Telescope」があります。このなかに「Setup」があり、「Connection」のウィンドーの中の「USA-19Hfd12p1.1」を選択します。USB-Serial Adapterを認識していないとこの時点でこれが現れません。あとはTemma2を下段で選択し赤道儀のタイプを指定した後に、connectをクリックすればOKです。望遠鏡とのConnectionが成立するとキランと音が鳴ります。ドキドキです。
somb1310013.jpeg【4】アライメント
こと座のベガと、カシオペア座のγ星でアライメントを取りました。二星で90度以上離してアライメントを取れと書かれています。望遠鏡をそれぞれに手動で向けて、アライメントをクリックします。
[右上写真:画面のスクリーンショット、右下写真:ナイトビジョンにした場合]
somb1310014.jpeg【5】初めての自動導入
さていよいよ自動導入です。目標近くになると導入スピードが落ちて微調整して止まるという感じです。これがなかなかドキドキしておもしろいです。まずはアンドロメダ星雲。明るくて確認が難しく、ファインダーで見ても星が見えすぎてよくわかりませんでしたが、とりあえず何も修正をしないで望遠鏡の向いたまま3分間撮影を行いました。ほぼ真ん中にM31を捉えていました。いやーー感動でしたよ~!
【6】その他の注意点
時間が経ってMacがスリープした後、そのまま復帰するとソフトがフリーズします。ソフトを強制終了して再立ち上げしてもフリーズします。
結局USBを一度抜いて、さし治すと認識するのか、フリーズせずに動きました。スリープしないように設定し直した後は快適に動いています。
【7】感想
MacでTemmaは現実でした!とりあえずSkySafariを使ってのTemma制御は、可能だという事がわかりました。これもかすてんさんのおかげです。「MacでTemma」の弟分になれたような気がします。

いやぁ、巧くいって良かった。これで、望遠鏡制御ソフトとしてTheSkyXProあるいはSkySafari Pro、そしてUSB-Serial AdapterとしてUSA-19HSがあればMacでTemmaを動かすことができると分かった。特にSkySafariはPro版でも$44.98とかなりのお手軽価格なのでお試し購入にお勧めできる。
私が使っているTheSkyXProとsombreroさんが使い始めたSkySafari Proの機能の紹介については別の機会を設ける予定。
また、今後はタカハシ以外のメーカーの機種もMacで動かせたという情報が届くことを願っている。
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