33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名、200mm、65mmの望遠鏡と双眼鏡で星空を楽しんでいます!
MacでTemma制御(中編) 接続で一波乱
2013-07-27 Sat 00:00
【3】手持ちのケーブルで繫いでみる
(2)MacとTemma2Mを接続する
(2-1)MacBookProにUSB-Serial変換ケーブルのドライバーをインストール
MacでTemma2Mを制御できるソフトが手に入ったので、いよいよTemma2MとMacBookProをケーブルで繋ぐ。これまでは、Temma2M+starshop製タカハシ赤道儀用PCケーブル(5m)+タカハシ製Serial→USB変換ケーブル+PCと接続して、ステラナビゲータでコントロールしていた。MacでSerial→USB変換ケーブルを使うためにMac用のドライバーをインストールする。MacOSXで使えるSerial→USB変換アダプタとしてはProlific PL2303チップを内蔵したものが有名らしく、タカハシ製Serial→USB変換ケーブルもこのチップが使われている。ドライバーのインストールのみでこのアダプターを流用できれば御の字なので、まずはこれを試みた。

MacOSX用ドライバーは以下のリンクからダウンロードできる:
PL2303 Mac OS X Driver Download

ただし、Macとの接続には製品毎に相性があるらしいので以下のページが参考になりそうだ。
 →PL2303 USB-to-SerialアダプタをMacで使う
 →秋月のUSB-シリアル変換器をMac OS Xで使う
 →Mac用USBシリアル変換ケーブル

1306211.png[1]Serial→USB変換ケーブルを繋がない状態で、上記のドライバーをMacBookProへインストールし再起動
[2]Serial→USB変換ケーブルを繋いで、移動>ユーティリティ>システム情報>システムレポート>ハードウェア>USBを見るとUSBバスの中に「USB-Serial Controller」が見つかる。製品ID:0x2303、製造元ID:0x067bというので良いらしい。

【4】ドライバーの問題ではないのか?
次はいよいよTheSkyXProでTemma2Mを接続状態にする。

(2-2)MacBookProとTemma2Mの通信
[1]TheSkyXProを起動させ、TelescopeウィンドウでTemma2を選択する(選択肢にTemma2Mは無いがサポートされていることを確認済み)。Serial Device Settingsはusbserialに設定。
[2]いよいよConnect Telescopeボタンをクリック。すると赤いNot Connectedのステータスが緑のConnectedに変わった。成功!?、、、

と、思ったらすぐにNo response from the device.Error = 203.が返って来てしまった。EM-200Temma2Mから反応が戻って来ないということらしい。何度やっても、他のいくつかのパラメータを変えても、同じエラーメッセージが返って来る。

1306221.jpg手元にあった他のPL2303チップを内蔵しているUSB-Serial変換ケーブル(アダプタ)も試してみた。写真の右が最初に試したタカハシ製、左が仕事用の測定器で使っているもの、中央が仕事用に買ったが巧く動作しなかったもの。しかし、反応はまったく同じでTemma2Mとの通信を確立できない。すーっと血の気が引いて人間の方はカーネルパニック状態。

次は何をどうしたらよいものか。通信できないとなると、TheSkyX Professional Editionはとても高価な単なる星座ソフトになってしまうのだが、、、orz。
別窓 | MacでTemma制御 | コメント:10
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この記事のコメント
>シリアルケーブル
 すでにご議論済みかもしれませんが、シリアルケーブルにはストレートとクロスがありますよね。てんまがパソコンにデータを送るだけならば、通常の測定器用ストレートケーブルでよろしいのでしょうが、てんまが賢くて操縦される場合はクロス変換がいるということはないでしょうか。

 私はよくわからずに書いているのですみません。遠い昔の記憶では、計算機に端末や測定器をつなぐ時はストレート、計算機同士をつなぐ時はクロス、だったと思います。また、仕様で、端子や市販ケーブルにレディ線対があるのとないのとあったと思いますが、記憶が遠くてあきません。
2013-07-29 Mon 17:35 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
ステナビで使う時は、
 WinXP+USB-Serial変換アダプター+PCケーブル+Temma
と接続していました。WinXPをMacに置き換えて、USB-Serial変換アダプターのMac用ドライバーをインストールして、
 Mac+USB-Serial変換アダプター+PCケーブル+Temma
としました。Macで使う時にはクロスさせなければならないとも思えないのですが、そういうややこしい事情があったのかもしれません。

ご心配をお掛けして申し訳ありません。記事では失敗談を間に挟みましたが、現在はトラブルは解消しています。明朝の記事をご覧下さい。
2013-07-29 Mon 18:22 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>ご心配をお掛け
あぁ、そうでしたか。昔、パソコンにまだLAN端子がなかったころのことをなつかしく思い出しただけです。

>Macで使う時にはクロス~思えない
もう忘れてしまいましたが、思想の誤りか単なるおせっかいなのか知りませんが、当然、クロスであるべきシチュエーションでストレートを要求する機種もあったように思います。それでクロスアダプタを常備していました
2013-07-29 Mon 20:09 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
>クロスアダプタ

私もRS-232CやLANケーブルのクロスアダプタを何かの時のためにと持っていましたね。
2013-07-29 Mon 20:33 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>LANケーブルのクロスアダプタ
それはなかなかツウではないですか!? ブリッジモードでいりましたかね。
その後ネットハブが自動識別するようになっていらんようになりました。
2013-07-29 Mon 20:44 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
LANケーブルのクロスアダプタ はこんなやつでしたね。
http://blog-imgs-55.fc2.com/k/a/s/kasuten/1307302.jpg
最近は自動識別ですか。

MacとTemmaの接続についてはアダプターの相性の問題だったようで、クロス云々は関係なかったと思います。
2013-07-30 Tue 18:52 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>LANケーブルのクロスアダプタ
こりゃ、どなたかの自作ですか。

>アダプターの相性
 シリアルケーブルでも、データ線のほかに、ハンドシェイク用の線があり、これを余分と見て自分の側で行き帰りを短絡させてゴマかしたり、これをごまかすとかえって相手とタイミングがとれずに動かなかったり、そういう相性があったかもしれません。
 赤道儀は、ぽんぽん動けと言われてもそうすぐには動けないので、ハンドシェイクが重要なのですかね。
2013-07-30 Tue 19:41 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
>LANケーブルのクロスアダプタ

市販品ですよ。最近では売っていないかもしれませんが、10年程前に何かに必要になって購入しました。

>赤道儀は、ぽんぽん動けと言われてもそうすぐには動けないので、ハンドシェイクが重要なのですかね。

Winで繋がってMacで繋がらない理由がドライバーの品質なのかどうかは分かりません。後編の最後の方に書いた様にこの辺りの電気特性やハンドシェイクのタイミングなどを調べられる方であれば、最初のアダプターで通信できなかった本当の理由が分かるのでしょう。私には機材も無いし時間も勿体ないので確実に通信可能な製品を手に入れる事にしました。
2013-07-30 Tue 21:15 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>時間も勿体ない
確かに、21世紀も13年めにして、シリアルラインの相性研究をして成果を挙げたところでどうなるものでもおません。
2013-07-30 Tue 22:39 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
>確かに、21世紀も13年めにして、シリアルラインの相性研究をして成果を挙げたところでどうなるものでもおません。

まったくです。
2013-07-31 Wed 19:57 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
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