2013-05-21 Tue 00:00
若い人たちが音楽でも美術でも文学でも歴史でもスポーツでも何かに夢中になることは好ましい姿だが、理科好きとしてはやはり理科に興味を持ってくれる若者には頼もしさを感じるし、もっともっと増えてもらいたいと思う。
![]() →おもしろ理科先生派遣事業 地元公民館で今年度の案内を貰って来たが、物理、化学、生物、地学、理科全般の分野に分かれ、講座数は221にも及ぶ。御常連のみゃおさんも講師のお一人だが、今年は忙しくなりそうなのでおもしろ理科先生として出動する余裕あるのかな? |
元学校の先生とかずっと科学の普及活動をしておられた方は別として、子ども相手の活動をしていなかった方が、退職後ためしにこういうのを始めてみると結構はまる、というパターンもあるのではないでしょうか。
2013-05-21 Tue 20:21 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
この制度の立ち上げ時にもいろいろ協力していましたが、当時も、月日が経った今も、いろいろ問題点はあります。(どんなボランティア制度もそうですね。)たとえばページめくっていただくと分かりますが、生物・地学分野の先生がとても少ないです。物理・化学分野は同じ講座内容の先生が多数いらっしゃいます(先生が多いこと自体は大歓迎ですが…)。できるだけ他の先生がやらないような切り口で理科分野の紹介をしていただきたいと願っていますが、なかなかルーウィン先生のような方はいらっしゃらないですねぇ・・・。個人的には社会科学とか人間科学などまで及んで欲しいとも思います。
若くない先生は自分がやってきたこと(やりたいこと)をすることに生きがいを見つけるでしょうから、新たな切り口と言ってもなかなか応じられないかも知れませんね。若い先生には大いに期待です! 以前かすてんさんやS.Uさんに教えていただいた霧箱実験もなんとか今年中に授業プログラムとして完成させて、やってみたいと思っています。忙しいけれど、今年もやりますよ!既に夏休みの教室依頼が2件決まってます。うち1件は土浦で開催予定の「おもしろ理科先生デモンストレーション」です。親子向けですが、見学可能と思います。またご案内しますね。
2013-05-22 Wed 00:37 | URL | みゃお #chDfx1pU[ 内容変更]
長年コーディネーターの視線で見て来られたみゃおさんはより質の高いものを求めているのですね。
茨城県はつくばなどを擁してしてこういう事業を展開するのに有利に感じますが、他の都道府県に同じような事業はけっこうあるものなのですか? 見学可能な講座の日程が決まりましたらお知らせください。
2013-05-22 Wed 07:19 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
みゃおさん、
>生物・地学分野の先生 >他の先生がやらないような切り口で理科分野 昆虫採集、バードウォッチング、地層見学などが得意な人は多いと思いますが、これは、場所を選ぶので、おいそれと講師が引き受けられない(引き受けると、団体旅行を仕切らないといけなくなる)ということなのでしょうか。もし、遠足をせずにこの方面の授業ができれば良いですが、やはり実習がないときびしいでしょうか。 かすてんさん、 >他の都道府県に同じような事業 都道府県単位でどこでも「理科先生」事業があるかどうかは知りませんが、同じ役割をなすシルバー人材派遣のようなのはどこでもあるのではないでしょうか。 シルバー人材センターは、元来は実務を行うものですが、理科教室もそのなかに含まれているかもしれません。派遣事業なので、その都度の実費は、統一的な予算化はされていないと思います。 というのは、私の父親も、何年か前まで京都府でそのような何かに登録されていました。分野は「竹細工」で伝統工芸に属するのでしょうが、小学校に講師に行って子どもに「竹とんぼ」(もちろん竹を小刀で削って作る)を作って飛ばしてもらっていたので、まあ理科に近いといえないこともないです。父は工芸のプロでも元教師でもないので、ひと言で言えば趣味でやっていたことになります。
2013-05-23 Thu 07:05 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
シルバーに限らず、生涯学習系列の施設や窓口を持つ自治体では「登録ボランティア制度」が盛んですね。華道、茶道、習字、合唱などお馴染みのものは、高齢者がすぐ下の代に教えるパターンが多いですが、S.Uさんのお父様のような竹細工、クラフト、デイキャンプなど離れた世代にも及ぶものもあります。実はぼくはこっちの世界から理科へシフトしてきた人間です。(高齢者ではないですが!笑)
理科分野は講師になれる人材が教員や研究職に絞られることもあって、ボランティア制度として確立されるのは遅めだったと思います。そもそも技術を持ってる人はまず儲けることを考えますから、分野を問わず「ボランティアでなく、お金を取って教えたい」という方向になります。理科ボランティアの意識が高まったのは、こどもの理科離れの話題が盛んだった90年代以降です。 「青少年のための科学の祭典」というのをご存じですか?科学技術振興事業団が音頭取りしていたものですが、つくばサイエンスラボみたいなことを全国各地で開催してます。発起人だった後藤道夫さんは、いわゆる一般向けサイエンスショーの先駆者ですね。そのムーヴメントは後に未来館の毛利館長やでんじろう先生に受け継がれてゆきます。後藤先生はぼくが若い頃に火薬ロケットの愛好会を作ってた頃のメンバーでした。少なからず影響受けてます。JAXAのイベント手伝いなんかも盛んにやってました。「科学の祭典」の思想が各地で理科ボランティアを生み、また、つくばサイエンスラボを生んだと言っても良いでしょう。各地の科学館でも理科ボランティアや友の会制度がどっと生まれましたね。こうしたイベントは参加者側の人を講師側へ引っ張ってくれるんです。 ただ、こうした制度は全国レベルで見たらまだまだ弱いですね。基本的に人材は都市部に集まってしまい、さらに知名度の高い科学館などに集中しますから、そこから外れれば人材不足。ボランティアだから「なんでもただでやってくれる」という扱いを受け、心が折れてしまう人もいます。理科に限らず、日本全体がボランティア制度を軽視している気がします。ぼくは意識して「地方の小さな小学校」に出かけるようにしています。ひと学年が20人しかいない学校でも、大切なこどもたちに変わりありません。
2013-05-23 Thu 12:54 | URL | みゃお #chDfx1pU[ 内容変更]
S.Uさん>
生物地学分野が少ないのは、単純に層の薄さが原因かな、と思います。自分の世代(共通一次時代です^^;)で、生物選択したのは2、3割。地学に至っては知りうる限りぼくひとりでした。 アウトドアができれば、幅は広がりますね。これはもう主催者の工夫次第なので、何とでもなる気がします。以前に美浦のボーイスカウトのキャンプに呼ばれたことがありました。そのときは星座観察指導でしたが、例えば昼間に昆虫採取や植物観察もできるでしょうし、地層を見に行くのもありです。 ぼくは草木染めの講座も持っていますが、染材集めはいつも学校側に任せてしまいます。授業として任せてもらえる時間が限られるからです。これも本当は、生徒と一緒に野に出かけて、どれがよく染まりそうか、どれなら虫除けになるか、なんてことやりながら集めることができたら最高です。可能な限り全工程を見せて、人が蓄えてきた知恵を伝えるのがいいんじゃないかと思います。でも主催者の意識次第で、思うようにできないことが殆どです。
2013-05-23 Thu 13:01 | URL | みゃお #chDfx1pU[ 内容変更]
みゃおさん
現状についての詳しいお話をありがとうございます。 >生物地学分野が少ないのは、単純に層の薄さが原因かな、と思います。 私は共通一次前の世代ですが、やはり生物地学は少なかったです。 >アウトドア 室内での実験も面白いですが、野外活動で自然のリアルさを体験するのは別次元の価値があると思います。いろいろと注意事項が増えるので理解を得る手間が増えてしまうでしょうけども。 S.Uさん シルバー世代になったらきっとなにかやりたくなりそうですね。私も他人の事は言えませんけども。理科実験をしたり、星空案内をしたり、樹木の解説をしたり、お城や史跡歩きをしたり、私たち3人ならばすぐにチームを組めますね。
2013-05-23 Thu 20:15 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
みゃおさん、かすてんさん、
お陰様で、茨城の理科ボランティアの歴史が少しわかってきました。私が今の近辺で理科教育まがいをやっているのは、せんぶ私の職場の指令によるものですから、ボランティアのことは知りませんでした。 でも、私のところの一般公開の歴史は古く、私の知る限りでも1980年頃には、今と同じお祭りのノリでやっていましたので、私も職員になる前から準備を手伝っていました。 天文同好会によるボランティアは、最近はご無沙汰ですが、また機会があればやりたいですね。
2013-05-23 Thu 21:34 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
三人でチーム組むなんて、楽しそうですね。というか、優秀なお二人に比べて、勢いだけで何の取り柄もないぼくなんかが居ていいのか心配です・・・
気の向くまま、ずっとゆるいご縁で、なにか面白いことやっていきましょう。お城歩きも良いですねぇ。
2013-05-23 Thu 23:47 | URL | みゃお #chDfx1pU[ 内容変更]
S.Uさん
シルバー世代を待つまでも無くなく、お仕事の一部ではあっても既にキャリアを積まれているのでしたね。アウトリーチを推進せよとせっつかれる前からつくばの研究機関は徐々に活動を始めていて、そういう個別の活動がみゃおさんのような方々の尽力で次第に繋がって来たということですね。 みゃおさん お城歩きは薮歩き・森林歩きでもあるので、その辺りに弱い自分は樹木や野草のことを知っているともっと楽しめるのにと思っています。
2013-05-24 Fri 17:12 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>シルバー世代を待つまでも無く
シルバー世代を待つまでもなく、仕事ではなく、仕事を生かしたボランティアとしてやってみたいものだと思います。 ところが、仕事での活動については一応プロ根性を入れてやっていますが、まだ、ボランティア根性はありませんので、今はまだそこまでの度胸はなく、近所の人とか知り合いに星を見てもらう程度にしています。 また、みゃおさん、かすてんさんに、ぼちぼちに根性をいれてもらいましょう。
2013-05-24 Fri 18:58 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
>ぼちぼちに根性をいれてもらいましょう。
私らが根性を入れてあげるまでもなく、S.Uさんの場合は定年というピリオドがありますから、そこを境にしてプロ根性からボランティア根性へ見事な変身をすると予想しています。
2013-05-25 Sat 13:23 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>定年というピリオドがありますから、そこを境
最近は、高齢者雇用安定法により、事実上の定年が65歳ということになったので、個人に違いはあるにしても、65歳を境に変身! ということはかなり困難だと思います。何らかの助走期間が必要でしょうね。
2013-05-26 Sun 05:52 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
>何らかの助走期間が必要でしょうね。
退職が近づいた職員の助走を援助する制度などもあるのですか?自衛隊などには順調な社会復帰ができるようにそういうシステムがあると聞きました。
2013-05-26 Sun 07:42 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>退職が近づいた職員の助走を援助する制度
どうなんでしょうねぇ。大学や研究所などでは、職員の定年は60か63歳で、そのあと65歳まで再雇用のところが多いですから、65歳以降の助走の支援まで手が回っていないと思います。講演会があるくらいではないでしょうか。再雇用はフルタイムに近く仕事の責任もあるので、どっと暇になるということはないでしょうね。現時点では、本人が気をつけないといけないことだと思います。 現在は、団塊の世代がこのへんにさしかかっていますが、今後、数年経つと、定年後の人をあてにしたボランティア業界も変わらざるを得ないかもしれません。
2013-05-26 Sun 10:38 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
>今後、数年経つと、定年後の人をあてにしたボランティア業界も変わらざるを得ないかもしれません。
団塊の世代の波が引いた後の私たちの世代は少子世代ですからね。
2013-05-26 Sun 21:36 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
|
|
||
管理者だけに閲覧 | ||
|
| 霞ヶ浦天体観測隊 |
|
FC2カウンター