2013-05-05 Sun 00:00
夕べは同好会の例会だった。晴れ予報だったにもかかわらず、終始雲が多くて口径25cmですら土星を見失う程。それでも例会時に観望会ができたのはいつ以来だろうか。我が同好会は曇り男ばかりの集まりらしい。
ステラナビゲータで天体の観測可能時期を調べようと思った時、観測小屋からの風景すなわち周囲の遮蔽状況を正確に把握しておく必要がある。最初はiPod touchで撮ったパノラマ写真から地上風景画像を作ってみた。 ![]() これでもだいたいのところはシミュレートできているのだが、ギリギリの部分の予報が不正確だった。例えば、明け方のパンスターズ彗星は4月15日以降でないと観測できないと出ていたが、実際には4月4日に撮影できた。この場合10日の誤差は大きい。それで、地上風景画像をもう少し精度の良いものに作り直す事にした。 今回は望遠鏡で実際に空を見ながら、遮蔽されるギリギリの高度と方位を360度に亘ってステラナビゲータ画面で確認しながらグラフ用紙に記録していった。 ![]() この・を改めて綺麗にプロットし直した図をスキャンしてコントラストを強めるとグラフの罫線が消えて・だけの画像が出来る。その・を直線で繋ぎ風景部分を黒で塗り潰し画像のサイズを整えれば完成。 ![]() これまでの画像もけっこう良い出来ではあったが、建物が若干高過ぎたようだ。新しい地上風景画像を使って岩本彗星の初観測可能日をシミュレートしたところ、これまでは6月中旬以降となっていたものが一ヶ月早まって5月19日からかすてんまの位置で観測可能になりそうだ。わ〜い。 これと同じ発想で地上風景をアナログで作るとugemさんのようになる。→ugem通信:星座早見盤 |
>地上風景
いろいろなアイデアがありますね。 渡辺教具さんの透明樹脂窓の星座早見と色つきマジックインキを使うと、複数の観測箇所の情報を自在に盛り込むことが可能ですよ。(マジックペンはアルコール等で消しやすいのと消しにくいのがあるので使い分けて下さい) この境界線を引く時は、目では直線に見えても、星座早見上では微妙な曲線になるので、エイヤッと線を引かずに小刻みに星でチェックする必要があります。 今考えたのですが、自分でクリアファイルか何かを切り抜いて、透明窓を張るのでも十分かも(渡辺教具さん、ごめんなさい)
2013-05-05 Sun 06:10 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
これはこれは力作ではないですか!
私のやっつけ仕事とは大違いです。でもお手軽度では私のほうが上です。(^^; S.Uさんが仰るとおり星座早見の星図は大幅に歪んでいるので直線にするとずれてしまいます。計算した高度と早見盤上の星図の位置を一致させるのは結構難しいです。南北2台の望遠鏡があるので、其々の望遠鏡からの視界をプロットしたマスクを用意する予定なのですが、一つ作った所で満足してしまい、それっきりになっています。(^^;
2013-05-05 Sun 08:23 | URL | ugem #-[ 内容変更]
アナログにしろデジタルにしろ現場に対応するマスクは必要ですね。
風景の輪郭は、望遠鏡視野の遮蔽が0%から100%のどの部分を選ぶかでけっこう幅があるのですが、今回はあまり拘らずにほぼ100%に近い辺りを繋いでみました。なので明るい星ならば多少遮蔽されても見えるのでこれよりも若干広い視界を得られるはずです。 最初のプロット図はかなりへなちょこに見えたのですが、縦横比を調整したら見事に現実の輪郭に近づきました。
2013-05-05 Sun 09:58 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
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