2013-05-11 Sat 00:00
一月程前の話題になってしまうが、「与えられた天文学の課題を達成していくのはスポーツの特訓のノリかも」というS.Uさんのコメントで思い出したネタがある。
必ずしも天文学入門期の子供用の課題というわけではないが、重星や惑星面の分解能はもちろん光学系に依存するのだが、自分の身体能力にも相当に影響される。そしてトレーニング効果も顕著だ。この様な星の楽しみ方を「スポーツ天文学」と称したらどうかと以前考えたことがあった。これについてはmeinekoさんもご自身のブログで関連する考察をしてくださった(→Just for Fun)。 以下の文章は、4年以上前に書きかけて下書き保存状態で沈殿していたものなので今回の本題からはずれた部分や現状と違う部分もあるが、このまま捨てるのも勿体ないので拾い上げておくことにした。 晏次郎さん、中井さん、こんばんは。 お二人ほどではないにしろ、今回の天文復帰後は目で見る楽しみを感じられるようになってきたと思っています。 機材を使いこなせるようになって技術が高まって行くことは楽しいかもしれませんが、眼視の楽しみは自分の体が鍛えられて行く充実感を体験できる醍醐味ともいえるでしょうか。日々のトレーニングの積み重ねによって競技成績が向上する選手のように、修行によって腕が上がり人に真似できない作品を作れる職人のように、自分の体に備わってきた能力を実感できる瞬間はたまらないでしょうね。 晏次郎さんと中井さんのコメントに触発され、明朝の私の記事は眼視の達人たちです。 この他、メシエマラソンなんていうのもスポーツ天文学に属するでしょうか。この辺りは趣味と評価が大きく分かれるところだと思われますが。 ![]() *画像はYouTube「山下洋輔 New Trio+1 / Like Jazz」より |
かすてんさん。
眼で見る楽しみが分かっていただけて、嬉しいです。 そういう私も最近は母の介護で星を見る機会が圧倒的に減っています。 たぶん今見たら、分解能ギリギリの重星なんかは分離して見えないのではないのかと思っています。 ブランクは大きいですからね。 惑星やシリウスの伴星などは、撮影前と後で見るようにしています。 思うに気流が以前よりも悪い日が多いような気がします。 惑星などは、撮影よりも目で見た方が良く見えるのが、シーイング:5/10までです。 レジスタックスで処理した分に限りますが。 シーイング:5/10を境目にして撮影した方が眼視よりも上回ります(レジスタックスで処理した分に限る)。 眼視での楽しみは見れば見るほどに眼力が鍛えられてそれまで見えなかった分が見えてくる事ですね。 星雲なども撮影でないと分からないと思われているものが眼視でも見えるのは気分爽快です。 これは信じられない人には大嘘に思われます。 重星の分離などもです。 慣れでしょうか。 中井さん
>眼で見る楽しみが分かっていただけて、嬉しいです。 子ども時代の星見の時には、光害のために眼視を楽しめるような空ではなかったとも言えますが、中井さん、晏次郎さん、やっさん、kussiさん方を見ながら眼視のおもしろさも分かりかけたと思います。 >眼視での楽しみは見れば見るほどに眼力が鍛えられてそれまで見えなかった分が見えてくる事ですね。 これは信じられない人には大嘘に思われます。 火星が接近する時に眼視を楽しんでいます。最接近の数ヶ月前から毎晩見ていると、最接近の頃にはかなりの細かい模様も感じられる様になります。これはやったことの無い方にはウソだと思われてしまうでしょうね。 そして、やっていなければ能力は下がりますね。最近は中井さんも忙しくてじっくり星見ができない様なので、最良のコンディションからは落ちてしまっているでしょうね。
2013-05-14 Tue 08:21 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
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