2007-09-19 Wed 00:14
![]() 変光星の光度の目測にはいくつかの方法があるが私は初心者なので比較的易しいと言われる「比例法」を使っている(比例法についてはugemさんの解説やMira houseさんの解説を参考に)。「比例法」には目的の変光星よりも明るい比較星と暗い比較星が必要なのだが時には手元の変光星図の中に明るい星ばかりとか暗い星ばかりということもあり得る。そんな場合には比例法を応用して目的星の光度を外挿しなくてはないらない。そんなことは先刻ご承知かもしれないが私のような初心者の方のために以下に書いておく。 目的の変光星の光度をV、Vより明るい比較星光度をA、AとVの間の比較星光度をBとし、A-B-Vの光度の比率を10段階でa:bとすると、変光星の光度はV=A+(B-A)x10/a。反対に目的の変光星よりも暗い2つの比較星を使う場合については各自考えてみて下さい。 変光星が自分の望遠鏡の能力ぎりぎりまで暗くなった時に、それよりもさらに暗い比較星を探して目測するのって至難の業なのでこの方法は有効だと思う。 |
比例法
こんばんは。
いつもは双眼鏡とティーガル100で目測しているのですが、25cmで見ると光階差が分かりにくくなります。光階差が縮まって非常に目測しずらい状況です。それで比例法と併用します。 かすてんさんの方法ですが、数年前に明け方の薄明中に地平線から上ってきたばかりのミラにて使いました。 比例法は貴重です。 25cmだと全体に明るく見えすぎるからでしょうか。
私の場合、絶対音階とかスピード感覚とか鈍いので光階法もできないような気がします。
2007-09-19 Wed 13:04 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
こんばんは。
光階法はあまり深く考えずにスパッと決めています。自信がない時は比例法も併用しています。かすてんさんも光階法は出来るはずだと思いますよ。 >25cmだと全体に明るく見えすぎるからでしょうか。 そうかも知れません。3.5cm双眼鏡だと軽快に光階差が分かりますが、10cmではだんだん怪しくなって、比較星同士を見ながら0.何等違えば何光階差かを算出する時もあります。25cmになるとなおさらで、小口径の感覚で光階差を決めるととんでもない数値が出ます。これも比較星同士を比べて光階差を求めています。結局、光階法と比例法を併用してしまいます。R CrBなんか15等が見える視野で、12.2等・12.6等・13.1等の差さえ混乱する時がありますが、落ち着いてピントを再度合わせ見直すとちゃんと光度差と光階差が分かる次第です。たぶんピントが後少し合っていない状態でそうなるのかも知れません。よく考えれば温度順応していない時間帯に変光星を見ているような。 ミラの夜明け前の目測で、かすてんさんの方法を用いましたが、年月日を忘れました。ミラが見えている比較星より明るくて、とっさに思いつきました。 長文、失礼しました(^^) 中井さんのようなベテランでも光階法一本というわけにはいかないのですね。私はまだまだ始めて3ヶ月ですからしばらくは比例法の精度を高めるように修行します。
2007-09-19 Wed 21:28 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
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