33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名、200mm、65mmの望遠鏡と双眼鏡で星空を楽しんでいます!
ラプトル50で見る月や木星に親子で大喜び
2013-02-24 Sun 00:03
081216.jpg営業に来ている若者からラプトル50を何度か貸してもらってレビューを書いたことがある。

 →スコープテック ラプトル50
 →ラプトル50で土星を観望
 →同好会例会 ラプトル50の感想


昨年12月、彼とは別の職場の若い友人から「子どもに望遠鏡を買いたい」と相談されたので、もちろんラプトル50を勧めておいた。ただ、年末はすでに注文停止状態だったため、入手は年明けになったらしい。

購入直後に、
「満月を楽しみにしています」
おっと、
「満月のときはクレーターの影が出来ないのであまりおもしろくないよ。満月以外の日にも見てご覧」
「はぁ、そうなんですか」
また、
「星を望遠鏡へ入れるのが難しいです」
と言っていたので、
「接眼レンズは倍率の低いものから順繰りに使ってね」
と教えておいた。

先日、
「子どもたちに月を見せたら大喜びしていました」
と観望成功の知らせがあった。
「次は土星が見たいって言ってます」
「土星は春になったら見やすい位置に来るので、この望遠鏡なら環も見られるよ。でも、その前にいま頭の上にいる明るい木星を見てご覧。低倍率でもガリレオの衛星が見られるよ。観察に慣れないと縞模様は難しいかも」

それから数日後、
「子どもたちだけで衛星を見つけて大騒ぎしていました。後で自分も見ました。縞は分かりませんでした」

さらに数日後、
「1本だけですが筋も見えました」
「1本見えたら十分、慣れるともう一本見えるかも」
「高倍率でも入れられるようになって来ました、子どもの方が慣れるの早いです」
「倍率が高くなると星を望遠鏡の中に止めておくのが難しいよね」
「木星の近くにある、何でしたっけ、、、」
「すばる(=プレアデス星団、M45)、低倍率で見てご覧」

さて、次の課題は何にしようか。
別窓 | 機材 | コメント:4
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この記事のコメント
1等星巡りなんてどうでしょう?少しピントをぼかすと色の違いが分かります。低空の1等星だとシンチレーションで虹色に変化して面白いですよ。1等星の導入に慣れたら、次は2等星クラスの二重星。そうこうしてるうちに土星の季節です。

望遠鏡のクラスを上げるときはご相談くださいね。余っている望遠鏡で良ければ差し上げますから。(星仲間から譲られた望遠鏡を整備して、大切に使ってくれる方へ譲る仲介をしています。ご近所の親子に限ります。)
2013-02-25 Mon 19:28 | URL | みゃお #chDfx1pU[ 内容変更]
お知り合いに熱心な初心者の方がおられるとは、張り合いがありますね。

>1等星巡り
 ピントを合わせない状態でシリウスを探すと、例の東京オリンピック千円銀貨状態になりますから、面白いですよー。
2013-02-25 Mon 19:53 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
みゃおさん

手軽で望遠鏡ならではの課題、ありがとうございます。

>望遠鏡の仲介

手間のかかりそうな地道な活動をされているのですね。
でも、残念な機材を買ってしまって残念な出会いをしてしまう子どもたちがいる事を思うと、みゃおさんのされているような活動が少しでも知られる様になると良いと思います。このお父さんとも、子どもは飽き易いからねと言いながら話をしていますが、様子を見てもしも次のステップを希望されるのでしたらお知らせしてみます。みゃおさんが整備・仲介してくれる物件ならば安心して勧められます。
2013-02-25 Mon 21:28 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
S.Uさん

>ピントを合わせない状態でシリウスを探すと、

この親子は自力でピント合わせ出来ましたので、ピントを外して見る楽しみも理解できるかと思われます。
2013-02-25 Mon 21:31 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
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