2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
2012年ふたご座流星群
2012-12-14 Fri 14:21
121214.jpgリニア彗星(C/2012 K5)
 この彗星、ハーゲンローザー彗星(168P/Hergenrother)以上に明るい核と尾を持って、なかなか風格のある姿をしている。ふたご座流星群観望前にこれだけ撮影しておいた。


1212142.jpgリニア彗星撮影の合間にもすでに7個目撃。昨日の前夜祭にもけっこう飛んでいたので、今年は豊漁の予感がする。

03時50分から05時30分までの100分間、広角レンズによる撮影と眼視での観望を行う。4時台に多く飛んだ印象がある。5時台は寒くて落ち着いて眺めていられなかったので見落とし率が高いかもしれない。100分間に30秒開放で165枚撮影して、8枚に流星が写っていた。まずまず。左写真はその中で一番明るいもの。

1212143.png眼視で確認できた流星は、100分間に39個、彗星撮影中も含めると46個。そのうち、45個が群流星だった。

出現時刻:
(1)03:16(2)03:29(3)03:30(4)03:33(5)03:34
(6)03:35(7)03:37(8)03:55(9)03:59(10)04:01
(11)04:01(12)04:02(13)04:05(14)04:06(15)04:08
(16)04:09(17)04:09(18)04:11(19)04:13(20)04:15
(21)04:17(22)04:18(23)04:19(24)04:21(25)04:21
(26)04:23(27)04:28(28)04:32(29)04:36(30)04:36
(31)04:37(32)04:39(33)04:44(34)04:45(35)04:46
(36)04:50(37)04:51(38)04:53(39)04:54(40)05:02
(41)05:06(42)05:10(43)05:15(44)05:15(45)05:23
(46)05:23

(8)明るく流星痕が残った。
(1)((8)(11)(15)(29)(30)(35)(44)は木星級かそれ以上に明るかった。
(38)群流星では無いと思われた。

明け方は観測小屋の中も0℃まで下がり、観測終了時には身体が冷えきってしまっていた。しかし、月なく、雲なく、風もなく、職場では「見られて良かった」と喜んでもらえし、最高のコンディションのふたご座流星群だったと思う。天気は下り坂だが、今夜も曇る前の早い時刻であれば流星の落ち穂拾いができるかもしれない。
別窓 | 観測日記 | コメント:6
<<清志郎「地震の後には戦争がやってくる。軍隊を持ちたい政治家がTVででかい事を言い始めている。」 | 霞ヶ浦天体観測隊 | 遊郭の雰囲気を体験できる街>>
この記事のコメント
見晴らしの良いいつもの場所からだと、90分ほど見てて150個近く数えられました。(群以外も入ってます。)県北で集中観測してた後輩たちは7時間で1000個オーバーとのこと。条件が良かっただけでなく、規模もすごかったようですね。
2012-12-14 Fri 19:08 | URL | みゃお #chDfx1pU[ 内容変更]
撤収後凍死しそうでした
みゃおさんの観測場所もなかなか良いところですね。少なくとも茨城県内では、みなさんそれぞれの場所から最高のコンディションで見られた今年のふたご座流星群だったということの様です。それにしても5時ころから凄く寒くなってきて、撤収後布団へ飛び込みましたが凍死しそうでした。
2012-12-14 Fri 20:56 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
ふたご群は、宵の口の早い時間帯しか見ませんでしたが、それでも出現が見られました。リニア彗星はまだ見ていませんが、見やすい時間帯に見られるようになったら見てみたいと思っています。

 ところで、最近発見されたC/2012 V4彗星が、ポンス・ガンバール彗星の再出現ではないかと言われていると聞いて驚いています。しかも、周期は60年ではなく今回が1827年以降の初回帰だったとか。

(MPEC 2012-X14)
http://www.minorplanetcenter.net/mpec/K12/K12X14.html

 ポンス・ガンバール彗星については、2年前に考察を書いたことがありますが、ここまで周期がずれていると気が抜けそうです。よかったら下のリンクの拙稿をご覧下さい。(2回または3回連続なので、我々の会誌のその続きの号も(32~34号)ご覧下さい)

 残念ながら、現在は明るいけど方向が悪くて見られないようです。
2012-12-15 Sat 07:35 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
>2年前に考察を書いたことがありますが、ここまで周期がずれていると気が抜けそうです。

気合いの入った読み応えのある考察、2020年の8月頃の帰還を予言したS.U予測の顛末、なんともあっけない幕切れになってしまいました。

周期185年を60年前後と見積るという大きな錯誤が生じた根本原因は1827年の約70件の位置データの精度にあるのでしょうか。それとも大惑星から予想以上の摂動を受けたのでしょうか。
2012-12-15 Sat 18:00 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>2020年の8月頃の帰還~あっけない幕切れ
 どうも拙稿の押し売りをして申し訳ありません。予想外の気抜けだったもので少し気が動転してしまいました。過去の一時期、私はこのポンス・ガンバール彗星の予報を出して捜索ができないかと真面目に考えたことがあるのです。

>周期185年を60年前後と見積るという大きな錯誤が生じた根本原因

 これは、中野主一さんにお尋ねいただくのがよろしいと思うのですが、下のOAA彗星課の佐藤氏によるCBETとMPECの和訳に中野氏の周期62.1年と仮定して接続した計算についてのコメントがあります。

http://comet-seki.net/jp/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=10232&forum=4

周期が多少変わっても、1830年は最初の出現のわずか3年後ですから、この頃に土星にある程度近づくことは間違いないようです。どの程度の影響になるんでしょうね。
 しかし、あとに出たMPEC2012-X14(前のコメントのリンク)では、1827年6月の元期で周期188年の軌道が出ているので、当時の観測の誤差が予想以上に大きかった可能性が考えられるのではないでしょうか。「失われた原因」については、今後の研究に待つことにしたいと思います。今後、何か情報を見つけられたときは、お教え下さればありがたいです。
 
2012-12-15 Sat 21:01 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
この問題は今後いろいろと議論されそうなので注目したいですね。
2012-12-16 Sun 12:15 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

| 霞ヶ浦天体観測隊 |

FC2カウンター