
2012年から2013年へ変わる時期に年を跨いで冬の星座の間を駆け足で通過して行ったリニア彗星(C/2012 K5)の記録。
[写真は1月3日のリニア彗星]
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■2013年01月29日

ほぼ2週間振りに見たリニア彗星は随分暗くなって、尾も見えない。
■2013年01月16日

光度は10等ほどになって、おうし座からエリダヌス座へ移ろうとしている。今後ますます南へ下がっていくので首都圏の光で写りにくくなるだろう。
■2013年01月12日

暗くなって来たし、動きも少し遅くなったので露出2分で撮影。
■2013年01月11日

今夜はEdgeHD800でリニア彗星を撮ってみた。レデューサーが無いのでF10のままで、2分露出でもこの程度にしか写らなかった。専用レデューサーはまだ発売されていないが、C8用ではまったくダメなのだろうか。
■2013年01月10日

今夜はヒアデス星団の南側を通っている。今後は賑やかなおうし座を離れ、目立つ星の少ないエリダヌス座へ移って行き、彗星自身も減光して次第にフェードアウトへ向かう。
■2013年01月09日

おうし座のアルファ星アルデバランの南側を通過中。

ヒアデス星団の近くにはベスタもいる。
■2013年01月08日

ヒアデス星団へ近づいている。明日以降星団の西側から南側へ通過して行くのが2〜3日楽しめる。
■2013年01月06日

今夜も快晴だと思って外へ出たがけっこう雲が覆っていて、リニア彗星を数枚撮って、木星などを眺めていたらほぼ曇天になってしまった。
■2013年01月05日

晴れていると思って外に出たが全体に雲が掛かっていて彗星もぼんやりしか写らなかった。
■2013年01月03日

今夜はM36のそばを通過。最接近の時刻02時頃まで起きているのはしんどいのでその前に撮影。180mmでも撮っておいた。

■2013年01月02日

昨夜はぎょしゃ座β近くを、今夜はぎょしゃ座θ近くを通過。1分露出で10枚も撮ると動きの速さが分かるアニメになる。明日はM36の近くを通るようだ。
■2013年01月01日

動きが速いので2分も露出するとその間に核が伸びてしまう。

大彗星の年2013年の年頭を飾るに相応しいのはこれだろう。とにかく速い速い。韋駄天のように北の空を横切って行く。
■2012年12月26日

EdgeHD800の眼視でも確認。明るいコマと広がった尾の感じは写真に近い見え具合。
■2012年12月25日

仕事に一段落ついたので、彗星や超新星などごっそりと見てやろうと、月の沈んだ明け方に屋根を開けたら雲だらけ。明るいリニア彗星(C/2012 K5)は多少雲があっても写ったが、それも数枚撮ったところで皆曇になってしまった。
■2012年12月21日

1週間前には北斗七星の柄の先端にいたリニア彗星(C/2012 K5 Linear)だが、動きが速くて今夜は北斗七星の枡の付近にまで移動していた。
■2012年12月14日

この彗星、
ハーゲンローザー彗星(168P/Hergenrother)以上に明るい核と尾を持って、なかなか風格のある姿をしている。ふたご座流星群観望前にこれだけ撮影しておいた。
■2012年12月13日

移動が速い。1分間でもかなり動きが感じられる。5cm双眼鏡では見つけられなかった。
■2012年12月11日

明け方の東の空にリニア彗星(C/2012 K5)が格好の良い尾を延ばしている。

反転させると、尾が2方向へ出ているのがよく分かる。

さらにこの朝はM51のすぐそば(約3度)を通った。
EdgeHD800の眼視でもぼんやりとした尾の様子はけっこう良く見えている。これから来年年明けに向かってさらに増光予定なのでとても楽しみだ。
04時06分頃、しし座のデネボラ付近をマイナス等級の明るい流星が飛んだ。遡るとふたご座方向だ。4日後の極大へ向けて露払いかな。
■2012年11月15日
昨日に続いてこの彗星を狙った訳は、、、と
前記事に思わせぶりに書いたのは、みゃおさんから「11月15日04:28:00前後に光度0等のISSがリニア彗星 (C/2012 K5)のすぐ南側1度以内を通過するのが竜ヶ崎、牛久、美浦、稲敷辺りで見られるよ」という超ローカルなアクロバチック情報を星天の会掲示板を通じていただいていたからだ。これを見逃す手は無い。夜のうちに準備を済ませ、早寝早寝。
ありがたいことに今朝も快晴。1時間程前から準備を始めたが彗星の導入は昨日よりも手際良く行えた。NCT-12の画角は2度x3度なので彗星とISS経路が入る様に望遠鏡の向きを調整しておく。

広角レンズを東の空へ向けて通過時刻前後の04:25から04:30の5分間を撮影。ISSは04:27から04:29だけ光が当たるので5分も露出する必要なかったが、日周運動がきれいに写ったので良しとしよう。円の中心辺りにリニア彗星がいる。
広角のシャッターを切ってから2分40秒後にNCT-12側のシャッターを切る。露出している1分の間空を見ていたのだがISSに気づかなかった。あれあれ、予報は外れたのか?と思った直後にシャッターが閉じ確認画面にISSの光跡がくっきりと映し出された。みゃおさん、疑ってゴメン。

NCT-12の画面にはこのように写っていた。事前にお知らせいただいた経路予報と比べて0.1度程度南側へずれていたが(夜中に出されていた直前予報はピッタリ)、問題なくすばらしい予報だった。
さっそく投稿したAstroArts画像ギャラリーで特集になってた!
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特集:2012年11月15日 リニア彗星(C/2012 K5)とISSの接近■2012年11月15日

今朝も快晴。昨日に続いてこの彗星を狙った訳は、、、。
■2012年11月14日

うしかい座にいるリニア彗星(C/2012 K5)が10等台。この後、来年1月初めには8等ほどまで増光予定らしい。明け方が寒くなって来るが楽しみ楽しみ。