2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
『奇妙な42の星たち』とJocelyn Bell Burnell
2012-11-22 Thu 00:00
121121.jpg『奇妙な42の星たち』 
     岡崎彰著 誠文堂新光社 2300円 1994年

この本はブログ『まどぎわ観望日記』のkawashimaさんがかなり前に紹介されていて(今読み返したら5年も前)、それ以降も度々引用されてその内容の面白さに引かれて私も購入して時々参照している。変光星マニアや星の蘊蓄を収集するには手元に置いておきたい1冊だろう。

1211212.jpgこの本の紹介には役立たないのだが、この本で最初に強い印象を持ったのは、星の蘊蓄でも何でも無くて、パルサーの第一発見者であるJ.ベル(Jocelyn Bell-Burnell)の写真。きゃー、可愛い。

ネットで見つけた若い頃の写真をいくつかピックアップしてみたが、いやいや、本当に可愛いかったんだわ。
 →Jocelyn Bell Burnell
 →Jocelyn Bell Burnell biography
 →Dr Jocelyn Bell-Burnell, pulsar discoverer
現在は69歳のおばぁちゃんなので20代30代の頃とは変わってしまったが、それでも面影は残っていると思う。
 →Jocelyn Bell Burnell
別窓 | 星の本 | コメント:10
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この記事のコメント
パルサーは、私が星を見始めた頃に発見されたもので、始めの何年間かは正体が謎とされていて、宇宙人説もありました。かに星雲のパルサーについては、1970年の天文年鑑の表紙に紹介されていたと思います。
 何年かたって、パルサーは中性子ばかりで出来ているとか、重力波を出しているためにエネルギーを失いだんだん周期が長くなっていると聞きました。そのあと、ヒューイッシュがノーベル賞を受賞して「新種の天体の発見で、ノーベル賞が取れるんだ」と感心しました。

 ということで、天文の素人の私も何度も天文学の最前線の研究の発展を楽しませてもらいました。このベルさんもノーベル賞をもらっても良かったのですね。
2012-11-22 Thu 21:07 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
パルサー発見の1967年というとまさに私たちが天文少年へ足を踏み込んだ時代ですね。でもボンヤリの私にはS.Uさんほどの印象は残っていません。それにしても発見から7年後の1974年にヒューイッシュがノーベル賞受賞したというのは異常な早さに感じます。大学院生だったベルさんは当時婚約していて間もなく結婚されたそうですが、そういう事情が受賞者から外された理由ではないかとも憶測されているらしいです。彼女はその後も研究者としての人生を歩んだのですから、ノーベル賞授与があんなに短期間で決定されなかったら共同受賞者になっていた可能性はありますよね。
2012-11-23 Fri 14:09 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>ノーベル賞受賞したというのは異常な早さ
 新天体発見のノーベル賞は史上初だったと思いますが、それにしては早かったですね。当時は天文学の台頭の勢いのようなものがあったのかもしれません。

 ニュートリノ(1956→95)、二種ニュートリノ(1962→88)、ウィークボゾン(1983→84)は、受賞順が発見順と逆になっていたりして、ノーベル物理学賞の授賞タイミングはよくわからんです。
2012-11-23 Fri 21:53 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
>受賞順が発見順と逆になっていたりして、ノーベル物理学賞の授賞タイミングはよくわからんです。

あれまー、そうなんですね。

聞く所によると、地域枠みたいなものが数年おきに回って来てそのタイミングで人選がなされるのでおかしな順序になる場合があるらしいですね。純粋にサイエンスでは割り切れない政治的駆け引きがあるのは当たり前かもしれません。
2012-11-23 Fri 22:22 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>地域枠
 ノーベル文学賞に地域枠があるという話がありましたね。物理学賞で言われるのは分野枠で、物性、素粒子、宇宙、量子技術がほぼ順繰りに回っているのではないかという憶測です。でも、そういうものがあるのかと委員会に尋ねれば「そんなものは存在しない」と言下に否定されるのは毎度のことです。IOCのオリンピック開催地決定と同様のメカニズムではないかと思います。

 仮にそういう数年の周期があるにしても、授賞までの期間に十数年以上の開きがでるのは説明できないのではないでしょうか。
2012-11-24 Sat 08:09 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
>授賞までの期間に十数年以上の開きがでるのは説明できない

闇の世界での選考理由を語ってくれる人はいないのでしょうね。
2012-11-24 Sat 13:12 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>闇の世界での選考理由を語ってくれる人

すでに10年以上前のことになりますが、スウェーデンのノーベル賞選考委員の人の講演で「ノーベル賞はどうやって決まるか」というような内容のものを聴いたことがあります。闇の部分が語られることは決してないでしょうが、とくに変わった印象の内容はありませんでした。「分野枠」については言下に否定されました。

 限られた頭数の委員会で決めているわけですから、おそらく毎年そんなに厳密な計算やガチガチの争いのメカニズムが働いているのではないと思います。その場の勢いのようなものが大きいのではないでしょうか。ただ過去の授賞の流れが結果的に未来の授賞を縛ってしまうことはあるように思います。
2012-11-24 Sat 17:02 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
>過去の授賞の流れが結果的に未来の授賞を縛ってしまうことはあるよう

他の分野はよく分からないのですが、物理学賞についてはだいたい妥当な人が貰っているのかなと感じています。大きな権威でありますし、万人を納得させる選考理由などは無いのでしょうから、そこに非合理的な力関係が介在するのもやむを得ないのでしょう。でも、目立つ賞ですから受賞のためには倫理を逸脱することもあり得るといった雰囲気が常在化してほしくは無いです。
2012-11-25 Sun 08:37 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>だいたい妥当な人が貰っている
>万人を納得させる選考理由などは無い
 そうですね。そのように思います。共同受賞から外されたり、10年待っても20年待っても貰えない人はそんなことはいっていられないでしょうが、自然ではなく人間が決める賞なので、まあ候補として話題になるだけで半分くらいは貰ったのと同価値、と思うのが良いのかもしれません。
2012-11-25 Sun 20:26 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
>人間が決める賞なので、まあ候補として話題になるだけで半分くらいは貰ったのと同価値、と思うのが良いのかもしれません。

逆説的ですが、ノーベル賞を受賞したって万人がそれを認めるわけではないでしょうが、候補になれば大きな業績を残したという事については多くの人が認めるのではないでしょうか。尤も、ご当人にとっては天国と地獄ほどの違いかもしれませんけどね。
2012-11-25 Sun 21:55 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
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