2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
つくばサイエンスコラボ2012へ行って来た
2012-11-19 Mon 00:00
1211182.jpg日曜日の午後、つくばサイエンスコラボ2012の見学がてらカピオへ行って来た。会場内に区画された各ブースはどこも盛況だ。1211183.jpgブースの顔ぶれとしては市内の小中高校の他、おなじみのKEKやJAXA、エキスポセンター、筑波大学など多くの研究機関が参加しているのもつくばならではと感じる。

1211184.jpg本日の戦利品
 お目当ては高エネルギー加速器研究機構が開発した霧箱実験キット!参加できますか?と尋ねるとOK。14時30分の組の整理券を貰うとみゃおさんもご一緒だった。受講生は小学生のボクとみゃおさんと私。霧箱の説明とキットの組み立てを丁寧に教えてもらうと、、、呆気ないくらい簡単に軌跡が見えた。光の具合で巧く写真には写らなかったが、このキットは参加賞として頂けるとのことなので、近いうちにドライアイスを手に入れて自宅でもう一度やってみたいと思う。

霧箱工作が終了してブースを出たところでS.Uさんともバッタリ。理科少年少女のみならず、こうして周辺在住の理科おじさんたちも参集するフェスへと発展した会場を見て、1987年の立ち上げ時に尽力したみゃおさんの感慨もひとしおのことだろう。
今夜の観測:ο Cet6.4等。
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この記事のコメント
かすてんさん、コメント遅くなり失礼しました。
昨日はご一緒できて、さらに念願の霧箱作りもできて、幸せな一日でした。思いがけずS.Uさんとも会えましたね。
あのあと2階から、しばらくぶりに参加するこのイベントを感慨深く眺めておりましたよ。「自分も歳とったなぁ」って(笑)。
こどもたちがキャアキャア言いながら楽しそうに実験してる姿は、いいもんですね。この街は家族ぐるみでそれ楽しんでるから、それもステキと思います。
2012-11-19 Mon 21:08 | URL | みゃお #chDfx1pU[ 内容変更]
みゃおさん、こんばんは。

昨日は短い時間でしたが楽しく遊べましたね。隣のボクちんよりも私たちおじさんたちの方が余程はしゃいでいた感があります。

内容の濃さとバックアップ勢の科学的信頼性を考えると、世界広しと言えどもどこでもできるというものではないですよ。ともかく、すばらしい企画へ成長するための種まきをされたことは確かな貢献ですね。

>思いがけずS.Uさんとも会えましたね。

私、人と人を出合わせる才があります。才能溢れるお二人の相互作用から、将来新しい何かが生まれるのではないかと期待しています。
2012-11-20 Tue 00:12 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>こどもたちがキャアキャア
 科学フェスティバルは、これが特長だと思います。私の職場の出展物を決める会議に出たことがあります。いろいろと議論は出ても、「子ども達が楽しんでくれるのがいちばんでしょうから」というので、あっさりと決着となりました。

 みゃおさん、今後ともよろしくお願いいたします。
2012-11-20 Tue 07:36 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
>子ども達が楽しんでくれるのがいちばん

子どもにとって科学は遊びの一部ですから、こういう科学遊びの展示会があるのは良いことだと思いました。
2012-11-21 Wed 10:44 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
 かすてんさんは、KEK製の霧箱をおうちでお試しになりましたか?

 私とこは、今日は生協の配達の日だったので、うちで霧箱実験をしました。前に言っていたように、KEK製の容器は使わず、入手しやすい市販の味噌のパッケージを使いました(下のURLに写真)。これで、弱々しいながらもマントルからの放射線の飛跡が見えました。アルファ線だと思うのですが、頼りない飛跡でした。(ぽつぽつとしかでないので、写真には飛跡は写っていません。)

 容器に手を加えたのは、底に黒テープを貼ったのと、上部に白いフェルトをセロテープで不器用に付けただけです(ここにアルコールをしませる)。マントルは、変形させたクリップに引っ掛けて底に置くだけ。ドライアイスは直方体のブロックを発泡スチロールに載せて、その上に霧箱を置く。

 この容れ物は側面が薄いため内部全体が低温になりにくいらしく、底の付近しか冷えていない(よって飛跡も底にごく近いところしか見えない)、対流が激しすぎて飛跡が風に飛ばされる感じ(内部の温度勾配が急すぎるのか?)という問題があります。側面を断熱すれば良いのでしょうが、そうすると、側面からの照明がしにくくなるという問題があります。

 でも、何はともあれ、市販品の不要物で霧箱が出来ることがわかりました。味噌のパッケージでヘリウム原子核が見えるというのはすごいことですよね!?

2012-12-06 Thu 22:27 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
簡単な霧箱実験の追試が先延ばしになっています。
せっかくKEKで頂いて来た霧箱があるのですが、肝心のドライアイスが我が家へやってきません。生協の冷凍品配達に期待していたのですが、あれ以降ドライアイスが届かなくなってしまいました。涼しくなったのでリサイクルの保冷剤で間に合っているみたいです。[追記:今週の配達日は私の帰宅が遅い予定だったのでドライアイスは配達員へ返してしまったらしいです]

百均で買った密閉容器をヨメさんから貰ってあるので、KEK製と百均製と両方を試す準備はオーライなのですけど、、、。
この百均製はKEK製も顔負けなくらいの代物ですから巧く行くはずですが、S.Uさんの味噌パックのように、こんなもので!と笑いを取れる素材を見つけて放射線を見るというのも面白いです。

科学フェスタの会場で霧箱を組み立てた時に撮った動画、会場の照明が明るくて放射線の軌跡は巧く写らなかったと思っていたのですがMacで再生したら写っていました。動画は重いので一場面だけ切り出しておきます。
http://blog-imgs-53.fc2.com/k/a/s/kasuten/1212062.jpg
2012-12-06 Thu 23:24 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
 生協のドライアイス頼みだとすると、霧箱には季節感さえ出て来そうですね! それもまたいいのでは? ミュー粒子宇宙線の飛跡のように、細く長くお楽しみ下さい。

 おっしゃるように、私の味噌パックは半分は笑いを取るためのようなものですが、やはりKEK製ははるかによく見えます。よく見えるように調整するとなると、まず、底面と側面の材質を変えて熱伝導に差をつける必要があるようです。
 
2012-12-07 Fri 06:12 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
>底面と側面の材質を変えて熱伝導に差をつける必要があるようです

KEK製は外見は百均タッパ、組み立ては超簡単、蓋をしてドライアイスへ押し付ければ、え?というほど呆気なく軌跡が見られます。それだけにノウハウが注ぎ込まれているのですね。

>ミュー粒子宇宙線の飛跡

この手の簡易霧箱でもランタンから出るα線は十分に見えますが、空気シャワー中の荷電粒子(π、μ、電子、陽電子など)の様に超高速でも入射すれば見えるものでしょうか?入射頻度は極端に少ないでしょうが。
2012-12-07 Fri 12:03 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
 今日の夕方の地震は凄みがありましたね。今のところ大きな被害がないようで、津波警報も解除され、何よりです。

>簡易霧箱で~荷電粒子
 KEK製のような簡易霧箱でベータ線やミュー粒子が見えるかは、とても興味深いテーマです。条件が整えば何とか見えるのではないかと思います。

 ベータ線を見るには、アルファ線が出ない放射線源を用いるのが良いです。一般向け実験でよく使われているのは、蛍光灯のグロー球の中の金属に塗布されているプロメチウムです。ネットで調べた上で適当なグロー球をつぶして試してみて下さい。半減期がそれほど長くないので、古いのはだめだといわれています。
 原発事故由来のセシウムは、このあたりの土では土自身の吸収が大きくて見えないと思います。何かの表面に濃縮されてくっついていたなら話は別ですが、重い試料を霧箱に入れると霧箱内部がじゅうぶん冷えなくなり機能しません。ベータ線は、霧箱中では1cmくらいの長さでまっすぐは飛ばず、ちぢれた毛の破片のように見えます。これは電子が軽いからです。

 ミュー粒子宇宙線は、ベータ線が見える状況では見える可能性があります。とても細い直線状で蜘蛛の糸のように見えます。できるだけ強いLEDライトを用いて下さい。細くて見にくいので、容器の透明度やなめらかさの良好なところから中を覗いて下さい。

 霧箱や展示用のスパークチェンバーで、空気シャワー(電磁シャワーもハドロンシャワーも両方含めて)を見たことはないです。以前はトリスタンの衝突型加速器で何度も見ましたが、10メートルくらいの大きさの測定器でも何日かに1回とかその程度だったと思います。そんなものですか?

(追記)空気シャワーは多数の粒子の束ですが、それでも横方向への広がりがあるので、地上に達する頃には粒子間の間隔が数十cmくらいになっていて、大型の検出器でないと識別できないのではないでしょうか。このへんは、かすてんさんのほうがお詳しいのではないかと思います。
2012-12-07 Fri 19:27 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
昨夕の地震は久しぶりに緊張しました。引き続き大きなのが来ると嫌なので、1日早いのですがガソリンを入れて帰りました。

>蛍光灯のグロー球

会場でもβ線はグロー球で見られることをお聞きしたのでこれも宿題にしておきます。

>大型の検出器

私が学生の時に経験した乗鞍と明野での空気シャワー実験では、1平米ほどのシンチレーターを何十個も、乗鞍では数百メーター四方に、明野では数キロメーター四方に平面的に配置していました。頻度は、乗鞍で1分間に数発トリガー回路が作動していた様に記憶しています、曖昧ですが。中心部の粒子束は直径1mはどはあったのではと記憶しています。
2012-12-08 Sat 17:24 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>1分間に数発トリガー回路
 意外に多いのですね。思い出したのですが、トリスタン加速器の測定器は、衝突タイミング以外はトリガーがかからないようになっていたので、宇宙線の検出効率は10%くらいではなかったかと思います。ほんとうはもっと多かったんだ。

>中心部の粒子束
 我々の学生時代には、このような横方向の広がりについて研究がさかんでした。
2012-12-09 Sun 05:50 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
>我々の学生時代には、このような横方向の広がりについて研究がさかんでした。

周囲数百メートル四方に展開してあるトリガー用のシンチで拾って、粒子束のコアの部分は5x10(もう少し多かったかな?)に密に並べたシンチでキャッチしていたのだと思います。主要なコアから離れたところにいくつかの小さなコアが現れる場合がありました。

>宇宙線の検出効率は10%くらいではなかったかと思います。ほんとうはもっと多かったんだ。

乗鞍実験所の高度が数を稼いでいたのでしょうか。
2012-12-09 Sun 07:58 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>乗鞍実験所の高度が数を稼いでいた
どうなんでしょうか。2000メートルくらいの標高だと多少の程度の違いはあるのでしょうが、私には感覚的によくわかりません。理科年表のグラフによると、電子線は3倍くらい多くなるようです。
2012-12-09 Sun 17:43 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
>電子線は3倍くらい多くなるようです。

粒子にとっての2000mがどの程度の抵抗になっているか実感がありませんが、人間にとっての空気は相当薄かったです。初めて観測所に着いたときは階段で二階へ上がるだけでハァハァと息が切れました。1週間もいるとキャッチボールができるようになりましたし、2週間後に降りたときは空気がネバネバして濃く感じたくらいです。あの時にトライアスロンやマラソンに出たら、自己ベスト出せそうでした。いまとなると貴重な体験です。
2012-12-09 Sun 19:58 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
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