今夜はオリオン座流星群。20日22時頃に輻射点が上がって来て、翌朝8時頃が極大だと聞いた。夜の初めのうちはいつもの如く雲に覆われていたので早く寝て1時過ぎに屋根を開けた。

最初に、南西に低くなっているNGC253を撮ってみたが、首都圏の光害と低空のシーイングの悪さのため実に酷い写りになった。ハーゲンローザー彗星も西に低くなり、目印となる星列とともに光害の中に埋もれて見つけ出せず断念。マクノート彗星(260P/McNaught)も見つけるのに手間取ったが高度がある分なんとかなった。変光星はミラο Cet5.2等。と、そのときオリオンから光の矢がくじらの身体を突き抜けた。
2時台は広角レンズで30秒露出のシャッターを延々と押しながら、オリオン座流星群を眺めた。

(1)01:26 くじらの頭を射抜く
(2)01:32 シリウスの西側を南へ
(3)01:55
(4)01:57 はっきりと痕が残った
(5)02:20 短く暗い
(6)02:27 暗い
(7)02:35
(8)02:36 明るく長い

結局、写真撮影の合間に見た1時台の方が、余程たくさん飛んでいた。2時11分から2時55分まで写した66枚の中に流星は入っていないようだ。
牛の寝息 オリオンの流星そっと飛び
椅子にもたれて空を眺めていた割には飛ぶ流星の数はあまり多くはなかった。隣の放牧地から牛の寝息が聞こえて来る静かな時間だった。翌朝も仕事があるので3時に撤収。