これまで口径6.5cm望遠鏡で見てきた火星の観望期は最接近の±一月半と感じていたが、口径20cmではもう少し長く楽しめるように感じている。
画像は、左列はタカハシTS-65P(口径6.5cm屈折)、右列はセレストロンC8(口径20cmシュミカセ)でのスケッチ。

2012年04月04日 21時30分。65P。二日続きの暴風の後で、小屋の中は埃だらけ。火星は川底の小石の様にぶよぶよ。

2012年04月19日 21時45分。65P。今夜も曇ってダメかと思ったが、雲が押し寄せて来る直前にわずかの時間火星を見ることが出来た。視直径は11秒程度とかなり小さくなったが、今期の名残を惜しむかの様に正面にはアキダリアの海が期待以上にくっきりと見えていた。

2012年04月19日 21時50分。C8。200mmではかなり見えそうだったが、風で鏡筒が揺れて細かな観察が出来ないうちに皆曇になってしまった。

2012年04月28日 19時50分。C8。火星は九日ぶり。視直径10秒といったところだろうか、もう6.5cmでは歯が立たない。C8での像はかなりよく見えた印象。