33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名、200mm、65mmの望遠鏡と双眼鏡で星空を楽しんでいます!
いま、再び水俣から福島を臨む
2012-02-29 Wed 00:00
・再放送、ないのかな。→ETV特集「花を奉る 石牟礼道子の世界」
1202282.jpg石牟礼道子さんの『苦海浄土』『天の魚(いを)』、そして、故・砂田明さんの一人芝居『天の魚(いを)』に魂を揺さぶられた記憶が甦る。
「魚は天のくれらすもんでござす。天のくれらすもんを、ただで、わが要ると思うしことって、その日を暮らす。これより上の栄華のどこにゆけばあろうかい。」[『苦海浄土』より]

120228.jpg日本人は水俣をもう一度復習したらと思う。原点へ戻ると言えば聞こえは良いが、何も学んで来なかったということを改めて自覚するために。[写真は砂田明一人芝居『天の魚(いを)』]
・かつて水俣を、今福島を追う アイリーン・美緒子・スミスさんに聞く

・1号機、許可時と異なる配管
 これでは全国すべての原発で許可通り建設されているかの再確認が必要になってしまうだろう。

・信州大学が、3000円の放射線測定器を開発。7cm×10cmの大きさで核種の確認までできる優れもの!
別窓 | 大震災・原発・社会 | コメント:5 | トラックバック:0
<<火星スケッチ 2012年02月 | 霞ヶ浦天体観測隊 | 金環食観望場所の確認>>
この記事のコメント
原発問題の足元
公害問題の歴史を紐解くとき、原発事故の事後処理問題がクローズアップしてきます。
徐染できると希望を持つ住民の健気さに比べ、政府のことなかれ主義の対応が歯がゆく悲しく思います。
残念ながら、福島原発30キロ圏内は、人が住んではならない場所ですし、農業・畜産をしてはならない場所です。放射能の危険を過小評価することは、将来の悲劇につながるでしょう。
足元を見直して、安全な道を選ぶことでしょう。
2012-02-29 Wed 03:19 | URL | 根保孝栄・石塚邦男 #u3MRTyDc[ 内容変更]
>信州大学が、3000円の放射線測定器
 これを開発された方は私の大学の先輩なのですが、現在は、LHCのATLAS実験をやっていらっしゃいます。大型の加速器実験は、データがどのように利用されるかをまず考えてから検出器を設計し、しかも1つ1つが安価でなくてはいけません(何十万個という検出素子が必要になりますから)。そういうところの経験が生きたのだと、おもしろく読ませていただきました。

 ところで、昨日たまたま天文に関係ありそうな宇宙線の測定論文を見つけました。ニュートリノ振動測定用の検出器で高エネルギー宇宙線を測ったものです。宇宙線が飛んでくる方向に非一様性があるという結論ですが、結果が宇宙に対して何を意味しているのかわかりません。解明にご興味があればご覧ください。

http://arxiv.org/pdf/1201.2621.pdf

 最後の図は、赤経の左右が逆になっていて、どえらい見にくいです。
2012-02-29 Wed 08:17 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
根保孝栄・石塚邦男さん

アイリーンさんも言っている様に、福島問題と水俣問題は実に良く似ていると思います。水俣問題すらいまだに解決に至っていない事を考えたとき、福1事故に巻き込まれた多くの人が歩む茨の道の遥かなる事を実感します。
2012-02-29 Wed 23:15 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
S.Uさん

そうですよね、物理実験屋さんはこつこつ回路から自作しますものね。「LHCのATLAS実験を支える技術で3000円の放射線測定器」ってわけですね。

>宇宙線が飛んでくる方向に非一様性があるという結論

この非一様性は昔から観測されていたものですよね?勘違いかな。
2012-02-29 Wed 23:24 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>昔から観測されていたもの
 この論文の引用では、2005年以降のものしか出ていないので、それより古いものについてはわかりません。かすてんさんのほうがお詳しいと思います。
 ミュー粒子のエネルギー測定の方法が、検出器の方式によって多少違うと思いますが、結果に大差は出ないかもしれませんので、似たような非一様性の測定は(精度や結果の一致は別にして)昔からあると思います。私としては、これだけ細かい2次元マップは初めて見たように思います。
2012-03-01 Thu 07:16 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
トラックバックURL

FC2ブログユーザー専用トラックバックURLはこちら


| 霞ヶ浦天体観測隊 |

FC2カウンター