33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名、200mm、65mmの望遠鏡と双眼鏡で星空を楽しんでいます!
首都圏の空は煌煌と
2011-03-12 Sat 03:57
1103113.jpg平成23年東北地方太平洋沖地震では茨城県南も震度6強の揺れに見舞われた。幸い個人的にはこれまでのところ大きな被害は出ていない(部屋の中はかなり散乱したが)。夜中の2時過ぎに電気と水道が復旧。みなさんの安否を確認したり、お見舞いに応えたり。ポーランドからも見舞いが届いていた。停電が解消してTVで目にした三陸海岸沿いの各地域の惨状に驚いた。星繋がりの知人の安否も心配だが、まずは被災された方々へのお見舞いを申し上げます。

今夜の観測:連続してやって来る余震のため眠れない。地域全域が停電のため民家だけでなく国道の街路灯も消えている。闇夜になっているかと庭に出た。しかし、首都圏の光は普段と変わりなかった。
ε Aur3.6等、RX Lep5.4等、β Lyr3.8等、U Mon6.7等、W Ori6.1等、ST UMa6.8等。

 震災の闇夜も 普段の光害
 床に入りまんじりともせず 余震の夜
 震災の停電の空に ベガ昇る
別窓 | 大震災・原発・社会 | コメント:11 | トラックバック:0
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この記事のコメント
かすてんさん、こんばんは。

  地震の直後は外に避難していたのですが、空が曇っていて、南のほうがかなり怪しげな雲だったのが印象的でした。夜以降は、現在にいたるまで快晴です。寒いですので、どうか体調にお気をつけ下さい。
2011-03-12 Sat 20:44 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
S.Uさんもご無事ですか。ご家族やお家、お仕事場も大丈夫でしたか?

私も、いわゆる地震雲なる物が現れているのかなと気にしながら仕事をしていました。寒冷前線が通っているのか荒々しい感じのどす黒い雲が西に見えていました。

停電の空、首都圏の光ドーム、福島原発事故、、、大震災三題噺です。
2011-03-12 Sat 21:08 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
おかげさまで、家族と家は大丈夫です。仕事場は、なかなか停電が復旧しませんでした。今も webページがつながりませんね。

 夜中の長野・新潟の地震の時に、大きな余震だと思って、外に避難したのですが、その2回目のときに周りが発光したように感じました。気のせいだと思うのですが、以前、中越地震の時に似たような現象を報告された方があったことを思い出しました。そういうことは気づかれませんでしたか。
2011-03-12 Sat 21:29 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
>webページ
KEKのWebページはいまだに見られません。玉青さんも、S.Uさん宛にメールが送れないと書いてありましたが、KEKのサーバーがダウンしているのでしょうか?

>余震
気象庁の会見を見ていたところ、3日以内にM7以上の余震が起こる確率が70%以上と発表されていました。地震の沈静化はいつになることやら。福島の原発事故、千葉の養鶏場では鳥インフル発生。ここで追い打ちの地震が起こったらと、考えただけでも怖くなります。

>発光
私が観望していたときにも、余震が頻発していましたが発光には気づきませんでした。
2011-03-13 Sun 14:01 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>webページ
 電力関係のトラブルらしいですが、詳細不明です。普段なら、メインのwebサーバーは最優先でとにかく電気を流して復旧させるはずですが、今回はそういう状況ではないかもしれません。

>発光
 そうでしたか。たぶん、確かではないので、私のこの件は無視して下さい。
2011-03-13 Sun 17:07 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
KEKのWebページがようやく仮始動したみたいです。
S.Uさんは「特別な任務を負わない」で待機でしょうか。

つくば市は電気は復旧したようですが、水道がまだのようですね。
2011-03-14 Mon 20:54 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
かすてん様
>水道がまだ
 つくばでは水道の障害が続いていましたが、昨夜あたりからしばしば水が出るようになりました。確かに近所の蛇口でも出るところと出ないところがあるので、配管単位の切り替えをしているのかもしれません。水圧の加減で低い場所の蛇口が有利と言うこともあるのかもしれません。

>KEK...「特別な任務を負わない」
 昨日出勤しましたが、KEKは基本的には内部は停電で、web-HPとドミトリー付近のみが優先的に運転されています。昨日は、自分の管理箇所の片付けと点検をしました。今日は自宅待機の予定です。

 福島原発の爆発がまた起こったようですね。それにしても、965.5マイクロシーベルト/時が観測されたときに「ただちに健康に被害が出るレベルではない」というコメントだけで済ませるのには唖然とします。確かにすぐに病気になるレベルではないですが、これは、即刻立入禁止になる異常に高いレベルです。
 こういう宣伝をして、「10や100マイクロシーベルト/時くらいはどうということはない」(←これは間違い。加速器では10マイクロシーベルト/時なら研究者でも立入制限レベルです)という雰囲気になっては放射線安全管理は根底から崩れますので、もっと注意して発言してほしいものです。
2011-03-15 Tue 08:11 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
近隣ではつくば市、土浦市が大変ですね。県央以北はもっと大変のようですが。

茨城県民は慎ましいためか、東北に比べたら自分たちの被害くらい我慢しなくてはと思って言い出せないところがあると思います。もちろん東北地方に比べれば災害の程度は軽いのかもしれませんが、被災している当事者にとれば重いも軽いもありません。茨城県も被災地だということをもう少し主張しても良いのではないかと感じます。

>「ただちに健康に被害が出るレベルではない」
この表現は、「(慢性毒性はあるが)急性毒性は無い」ということを言っているのでしょうかね。
2011-03-15 Tue 22:56 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>つくば市
 私のところでは、昨日から水道が定常的に出るようになりましたが、市北部ではまだ給水車のようです。

>茨城県民
 おっしゃるとおり、茨城県内の避難所の状況や、都市部のライフラインの停止などは余り伝えられてないように感じます。茨城県人が性格的に静かだから、ということもあたっているように思います。昨日から、計画停電からはずしてもらったので、多少、理解をいただきつつあるのではないでしょうか。

>「ただちに健康に被害が出るレベルではない」
 以下、私見ですが、これは、おおざっぱに言えば、退避区域外では、

・一時的な被曝であれば健康被害はまったく出ない
・一定期間(たとえば1週間以上)連続して被曝すると、確率的影響(癌を発症する確率が0.1パーセントレベル上がる)が出る可能性がある 

ということだと解釈しています。ですから、心配はしなくてよいが、無駄な被曝はしないよう出来る範囲で注意するのがよい、という専門家の指摘の報道は適切だと思います。核燃料施設に水が注入されて、放出が近いうちにおさまれば、一般の健康被害は問題にならないでしょう。

 私が感じる問題は、放射線安全や管理の考え方をちゃんと伝えていないことです。施設境界付近での放射線管理レベルは、集団線量や確率的影響を原理において設計されていると理解しています。つまり、(病気になる確率×人数)を小さくすると言うことです。たとえば、癌発症確率が0.1%上がり、そこに100万人住んでいれば、癌になる人が1000人増加するという考え方です。この考え方が本当に正しいかどうかはわかりませんが、放射線安全の基本的な考え方であることは動かせない事実です。

 放射線管理がこのような考え方に基づいて設定されていることはまったく説明せずに、「ただちに健康に影響ない」だけですませるのは、安全管理の原則の理解をゆるがせにする不適切なものだと思います。まあ、これは、今回始まったものではなく、電力会社が常々、「自然被曝より小さいので問題ない」とかという説明に終始していることと同根ではありますが、テレビに出るような専門家はちゃんと説明すべきです。

[付記]
 茨城県つくば市のKEKで測定した放射線量をKEKのwebページで公開しています。気になる方はご覧ください。16日19時現在、リアルタイムの変動も公開されています。

(KEKにおける環境放射線の測定結果について)
http://www.kek.jp/quake/radmonitor/index.html
2011-03-16 Wed 07:27 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
S.Uさん

詳しい解説をありがとうございます。
放射線に関する単位はどうも分かりにくく、それが体にどのくらいのダメージを与えるのかが直感的に把握できません。物理を齧った自分ですらこの程度なのですから、多くの人は理解できないまま数字の大小に一喜一憂するしかないのだと思います。特に「X線検査1回分の何10分の1以下だから心配ない」という表現はどうも詭弁に聞こえます。X線検査は普通一回限りですからね。

KEKでの計測、これは良いですね。
2011-03-16 Wed 21:56 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>X線検査は普通一回限りですからね。

おっしゃるとおりですね。これは、どうもマスコミが(意図的か、マスコミの科学文化部の無知によるものかは知りませんが)正しい単位を使っていないのがいけないです。測定されている放射線量のデータは「マイクロシーベルト毎時」であって、その積算量「マイクロシーベルト」ではありません。 毎時の値が1回あたりのX線検査より少ないとしても、1日に何回もX線検査を受けるわけでありませんから、比較に意味はありませんね。 「時速60kmの速度制限」と、「東京までの距離60km」を比較するようなもので、完全に間違っています。
 まあ、現状が数日程度で減少に向かってくれれば、茨城県以南では、積算でも1ミリシーベルト程度以下で、X線検査程度といえ、問題はないと思いますが。

 ここで、かすてんさんに、お願いです。少しでも正しい放射線防護に関する知識が広がるよう、お気づきとご同意いただける範囲でご協力くださるようお願いします。現在、地震による事故であまり悠長なことを言っていられる状況でないことは理解していますが、この状況で、誤った知識が流布するのと、正しい知識が流布するのでは、今後の科学技術利用に大きな影響を与えかねないと思っております。

 KEKのモニタをオンラインで公表したのは、この点で非常に良いと思いますが、コメントをもうすこし増やしてほしいところです。

すみません。以下、この機会をお借りして、もう少し書かせて下さい。

・ 放射線は、目に見えなくて、身体にも感じなくて、病気になるから怖い。 という議論があります。これは、半分は正しいですが、半分は間違っています。放射線は、目に見えないですが、装置さえあれば比較的簡単に測定可能です。専門家が少ないだけです。基本的には、電波や紫外線と同じです。物理現象ですから、化学物質や病原体の検出よりも単純です。
 また、自覚症状がないのに病気になって怖いのは、多くの成人病でそうですから、放射線だけ取り立ててそうということはありません。むやみに恐れることはありません。

・ それにも関わらず、放射線を発生する施設の安全が非常に重要なのは、いったん漏れると大勢の人の被曝を食い止めることが困難になるからです。食い止められないとなぜ困るかというのは、前回のコメントに書いた通りですが、集団線量と確率的影響の考えに基づいています。人間一人の積算での被曝量が確率的影響には決定的に重要です。
被曝量の単位は、マイクロシーベルトで、それは、マイクロシーベルト毎時×時間で 計算されねばなりません。

 以上の2点が、最重要であると思います。
2011-03-17 Thu 07:42 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
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