2010-09-28 Tue 00:28
![]() (1)主鏡は屈折または反射ならばカセグレンタイプ (2)眼視での使いやすさ優先 (3)移動は考えず、固定 (4)架台の高さは40cmくらい 市販のピラーって、高さのバリエーションが少なくて選びにくいと感じますが、みなさまは延長するなどの改造をされているのでしょうか。 |
わたし、屈折用の1300Hだったかのピラーを使っています。架台と併せる鏡筒バンド高さは身長を超えていると思います。
屈折で天頂をプリズムなしで見るときやカシオペア座や大熊座あたりを立って見るときに非常に具合が良いです。 三脚+延長ピラ-はおそらく1100Hくらいになんだと思いますが、体の負担がまるっきり違いますね。 1100だとやはりかがむ必要がありますから。長時間ファインダーでターゲットを探していると疲れます。 天頂プリズムを使って座って見るなら、1100Hのほうが良いですが、ファインダーに天頂プリズムがついていることは稀なので導入時はやはり苦しくなりますね。 1300Hの欠点は、逆に低空なんです(笑。 私の身長だと眼が届かなくなる場合があります。 それで、場合によっては脚立を横に置いています。 ピラーは、ニコンから出ている双眼鏡用のものが剛性が高く良さそうに見えますよね。でも自宅で固定なら、コンクリートでしょうから、好きなようにできそうですね。 基礎はやみくもに重くしても過剰になるだけなので、 地盤の地耐力を確認するのが先だと思います。 建物の設計図か宅地を販売してくれた不動産屋に問い合わせることです。 構造のプロは歩いただけでおおよそ分かるといいますが、彼らによると、靴のかかとがめり込むのは柔らかい地盤、そうならないのは比較的良い地盤とのことですが、これはあくまでも表層に限定されますから、その地域の特性が頭に入っていることが前提になります。 基本的な考え方は単位面積あたりの荷重と地盤の許容応力と沈下量とバランスさせることに尽きます。過剰に重くすると沈下量が増え毎年極軸の修正が必要になるかもしれません。 液状化しやすい地盤ですと、地震時に基礎が実に簡単に浮き上がってしまうので、地盤改良をするべきかどうか悩みどころです。たいていの場合、液状化防止の薬剤は地下水汚染の原因となります。田畑が周囲にある場合は採用できないかもしれません。その場合は摩擦杭が必要になります。 そこまで、精度も強度も耐久性も要らないということであれば、畳二枚分くらいの布基礎つきのコンクリートスラブでも十分かもしれません。スラブの下に切り込み砂利を50センチくらい入れるとよいですが、その下が柔らかいとあまり意味はなくなりますが。ピラーはその上に置くスタイルですね。
10年経つと多少傾くかもしれませんが、趣味でやる分には十分かもしれません。 後々の撤収も簡単ですしね。 ピラーの代わりに、既製品の短いPHC杭をそのまま使うという手もあります。PHCの入るコンクリートボックスを打って、その中に差し入れます。隙間はコンクリートか砂利で埋めます。地表から1.5メートルだけ頭を出してのこり2.5メートルは地面の下。欠点は、地面が柔らかいとPHCの重さで毎年すこしずつ沈下する可能性があることですね。あと、気軽に場所を移動できない(笑。 PHC杭は肌が綺麗で見栄えは良いです。 直径30センチで頭には鉄のキャップがついているので、溶接加工は実に容易です。私は外構の柱に良く流用しました。 HGさん
建築屋さんとして基礎についての詳しい情報まで含めて、ありがとうございます。 1300Hというのは庭に立てている木柱ピラーと同じ高さなので、書かれていることが私も実体験として良く分かります。低空を見る時に目が届かない、まさにそうです(私の場合は主鏡は良いのですがファインダーに届かないことがたびたび)。それで、1200Hくらいが良いのかなと感じています。現在はP型赤道儀を載せていますが、それよりも10cmほど高い赤道儀を使うことになるのでピラーとしては1100H辺りになるかと思います。 コンクリートピラーという発想は無かったです。市販のピラーを考えていました。ニコン双眼鏡用ピラーは良いものだそうで、知人にも勧められました。上の写真がそれです。 基礎部分についてはプロ的にはいろいろと配慮しなくてはならないのでしょうが、基礎以外にもお金の掛かる部分があるので、そのバランスも考えなくてはなりません。HGさんならばコストパフォーマンスの良いいろいろなアイディアが浮かぶことでしょうが、ずぶの素人のため素材も手法も持ち合わせが無いのが残念です。
2010-09-28 Tue 11:54 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
コンクリートの床は土木で使う暗渠用の蓋を使うという手もありますよ。
http://www.nippon-c.co.jp/products/suiro/syoban.html これならクレーンで持ってきてもらって置くだけです。 工事は瞬時に終わります(笑。 頼み込めば、配達と設置はサービスしてくれると思います。 そもそも一枚だけなんて商売にならないですから。 ただし、前もって切り込み砂利などの「路盤」をこさえて「陸を出す」必要があります。 うまくやれば日曜大工でできると思いますが、地面を叩いて締固める「ランマー」をリースする必要があるかもです。 重たい切り株で締固めるという力技もありますが。 仮に、それがなくても地面よりは全然ましだとは思います。 ピラーはニコンので決まりだと思います。 観光双眼鏡用だったら錆びに強いかもしれないですね。 そのメーカーのカタログによると1メートル四方角、厚さ20センチで350キロとのことです。
振動のスタビライザーとしては十分ですね。 また、滑って転倒しないような表面処理をしているそうです。 あとは、地面にめり込んでいくかどうかだけが問題ですね。 そんななあなたに、Pier-TEchのAdjustable Height
Telescope Pierはどうでしょう。 価格が高すぎますね。
2010-09-28 Tue 13:08 | URL | meineko #-[ 内容変更]
もともと畑地だったところに土を少し入れて整地したみたいです。地盤調査はしてもらってありますが、若干柔いという成績だったように記憶しています。庭の一部は家庭菜園の為に少し起耕した部分もありますし。ただ、クレーンを近くに付けるのは厳しいかもです。進入路があるか、重い車両が沈まないか、隣家に相談ですが。
2010-09-28 Tue 13:20 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
meinekoさん
アイディアですね。ちょっと高いですが、タカハシの純正ピラーの値段を考えたら高すぎるとは言えないかも。
2010-09-28 Tue 14:16 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
私はピラーではなく三脚を使っていますが、屈折やカセグレンでは脚が長い(高い)方が使い勝手に大きな差が出ます。
LX200系のシュミカセでは不動点高は150cm-160cmになるようにして使っています。 これだと天頂付近でもファインダーが直視でなんとか・・・ペンタプリズムや天頂ミラーを常用していますので、天頂付近では膝を曲げてアイピースを楽に覗けます。 逆に、EM200のメタル三脚は目いっぱい伸ばしても低すぎます。不動点高が確か115cmだったか120cmです。 FC100や20cmマクカセなんか天頂付近では這いつばって覗く格好になります。高度が低くてもひざまずく必要があります。これは辛いです。 ひそかに、GINJI250NなんかをEM200に搭載しようかな?(妄想ですまだ)と目論んでいるのですが、三脚に当たりそうです。ピラーはこういう時に便利ですね。 こんばんわ、ももで~す。
土木も建築もやってるワタシ。 ワタシの案です。 (今後の計画もあるでしょうけれど) 工事に先立って東西南北を決めておきます。 ピラーの土台は、今の地面を幅1m×1mで深さ60cmくらいに掘り下げます。砕石を20cmくらい敷き詰めてHGさんが言っていたランマーで突き固めます。無ければ角材のような重いもので先を突いて固めます。硬い靴を履いて足でドンドンしても間に合うかも。 そこにコンクリートを40~50cm厚さに流し込みます。型枠を使ってもいいですが、掘った穴全部に流してもいいです。コンクリートの表面は地面より高くしないと排水が良くありません。
2010-09-28 Tue 21:20 | URL | もも #wyffVNu2[ 内容変更]
その2
そのコンクリートにピラーを乗せるわけですが、人が乗ると振動が出ますので、床は別に工事します。 ピラーの周囲に1.8m角くらいにコンクリートブロックを東西南北にあわせて四角く並べます。換気用に何個か開けておきます。そのブロックに角材を渡して床の根太にします。このスパンだと床がたわむかもですが、根太の間隔を30cmくらいにすれば大丈夫でしょう。最近はやりのウッドデッキの要領です。ピラーの部分だけ穴を開けて三本の足は床下にすると足元がひっかからなくていいです。 ピラーの高さはあまり高くないほうがいいと思います。 椅子に座ってじっくり見れるし、風の影響も少なくなります。できれば小屋を作ったほうがいいですが、その場合jは床の高さを高くできるだけ設定しておいたほうがいいです。
2010-09-28 Tue 21:28 | URL | もも #wyffVNu2[ 内容変更]
その3
kussiさんとこの小屋は上手くできていると思います。 ツーバイフォー材をうまく使うと安く簡単に組み立てられます。 もういっかい、ピラーの高さなんですが鏡筒を天頂に向けて、天頂ミラー(プリズム)をつけて普通の椅子に座って見たときに楽に見える高さがいいのかな?と思います。 なので、鏡筒との兼ね合いもありますね。 中井さんも書いてますが、低くて後悔するより高いほうがいいですね。
2010-09-28 Tue 21:35 | URL | もも #-[ 内容変更]
中井さん
市販のものはどれも低め傾向に感じます。写真を撮る事を主眼に、安定性優先だからでしょうか。眼視主体になると思うので、それを優先した高さにしておきたいと思います。 ももさん こういうとき、ももさんならばイメージしたものをちゃっちゃっちゃと作ってしまえるのでしょうね。HGさんのはかなり本格的みたいで、ちょっと手に負えないかも(用語を一つ一つ検索しながら読んでいるど素人です)。ももさんの基礎の作り方、これならば理解できます。参考にします。 昨年の3月9日にももさんから頂いたコメント、 http://kasuten.blog81.fc2.com/blog-entry-835.html ようやくそんな流れになりつつあります。
2010-09-28 Tue 21:39 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
でも かすてんさん(笑
庭から見た「見栄え」ってものが重要なんですよね? 掘っ立て小屋みたいにはできないし、 ドームだと居間に凄く圧迫感があるし、 かといって、赤道儀を野ざらしにはできないし。 屋根がないとしても、防風柵のデザインも重要ですね。 木柵か、生垣みたいな感じだと景観をそこなわないですね。 レンガ積みなんかも、風情があっていいですね。 自分で毎日すこしづつ積んでいけますし。 でも畑が下にあったとしたら、めりこんでいくか?(笑 レンガの壁に温室みたいなフレームだとなかなかかわいいかも? フレームに何を貼るか? テント生地? 中空ポリカーボネート? このあたりだと超軽量で、スライドルーフ的に扱っても苦にならないでしょうね。 以前だったら中空ポリカーボネートを「サンプル出荷」してもらえたんですが、今は広まったのでダメみたいです。 イナバの物置のようなものは景観を損ねるのて、あんまりお勧めしたくないですね。 どこかのメーカーで、フレーム式の大型ごみ置き場で そこそこのデザインのものがありましたが、それを流用するというのもありかも? レス書いている間に追加情報がいっぱい。分かりやすい説明をありがとうございます。
今のところプロに依頼する事を考えていますが、ももさんの説明を読むと、ジョイフルあたりで小屋のキットを買ってくれば自分でも作れるのかなぁという気分になってきます。ただ、スライドルーフをどうするかが問題ですが。スライドしないで跳ね上げて、隣家の光を遮れるような構造だと一石二鳥なんですけどね。
2010-09-28 Tue 21:51 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
うーん、
この現地の写真を見ると、あまり地耐力は期待できなそうですね。 振動を効果的に防ぐためには、 たぶん上屋よりも基礎のほうにずっとお金がかかると思います。 そのままコンクリート蓋置いたらずんずんと沈下しそう......に見えます。 おそらくたぶん杭が要りますよ。 木杭でもいいから打つべきですね。 そうすると振動は抑えられるかも? HGさん
室内からの景観を優先して、敷地の隅っこに鉄骨櫓を組んでその上に観測所を乗せ、スライドルーフが平屋の自宅の屋根の上へスライドするようなものも考えてみました。しかし、敷地の都合で無理そうなのと、櫓だけで相当な出費になりそうなので断念。 景観は犠牲になりますが、満足いくものができればその犠牲は相殺できるのじゃないかと思って地べたに作る方向で考えています。
2010-09-28 Tue 22:01 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
こんばんわ、ももで~す。
跳ね上げ式はお勧めしにくいです。 というか、風に対して弱いからです。 「風のあるときには開けないよ」とはいえ、そうもいきません。跳ね上げ式でもちゃんと開いたままで固定できるようにするか、別に軽い板を立てられるようにするとか。 HGさんの意見もわかりますが、数百キロとか重量級の赤道儀を設置するときには地盤も考慮しないと酷い目にあうと思いますが、かすてんさんの目的だとそこまで慎重にならなくても大丈夫だと思います。 それよりも、やはり赤道儀の土台と床は分離するべきだと思います。撮影中は一歩も動けないような事態になりかねません。
2010-09-28 Tue 22:02 | URL | もも #-[ 内容変更]
この風景だと、
たぶん、基礎を分離しても、横でジャンプすると惑星が踊るんじゃないか?と思いました。 現地を知らないのでこれ以上はコメントできませんです。 跳ね上げ式、やっぱり難しいですか。あ、小屋の大きさの目安ですが2mx3mです。
>重量級の赤道儀 ではないですね。ピラー+赤道儀で40kg強、鏡筒にいろいろ着けても合計で60kgくらいには収まると思います。 >赤道儀の土台と床は分離するべきだと思います。 これはぜひやろうと思っています。
2010-09-28 Tue 22:18 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
HGさんが書いたように分離しても付近の地盤が弱いと分離しても効果が薄いかもですね。
基本は地盤なので、ちゃんと対策はするべきです。 それと、資金とか現実的な面との兼ね合いになってくるのでしょうね。
2010-09-28 Tue 22:23 | URL | もも #-[ 内容変更]
HGさん
底なし沼の様に基礎のブロックがみるみる沈んで行くのか分かりませんが、おっしゃるように、しっかりした地盤でない事は確かなので、基礎を作るときは注意します。そして、撮影中は横でジャンプはしないようにします。
2010-09-28 Tue 22:29 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
とりあえず、どの程度なのかスコップでひたすら掘ってみることをお勧めします。サクサク掘れるうちは柔らかくて地盤にはなりません。両足をスコップに乗せて掘るくらいの硬さが出てきたら、なんとかなると思いますよん。
どこまで掘っても柔らかいときは、直径10cmくらいで長さ2mくらいの木の杭(ホームセンターでも売ってる)を、数本打ち込むと良いでしょう。最初から打ち込むのもたいへんなので、下穴を50~60cm開けてから残りを打ち込みます。 木が割れるほどになったら打つのを止めて、残りは切り取ります。
2010-09-28 Tue 22:41 | URL | もも #-[ 内容変更]
なるへそ・・・かすてんさんの「家宝」が段々目に浮かんできました。
高級な赤道儀+高級な屈折・・・かなあ? 地盤が弱い時の奇策として竹の根を植える手法を思いつきます。が、筍のうちに採取しておかないと視界最悪でしかも竹の根はそこらじゅうに蔓延るので近所迷惑。。。 しかも毎年肉体労働を強いられる。。。しかも竹で基礎を持ち上げられる。。。 で、この案は没ということで。 地震には強いはずですが、素人の私には分かりません。 >両足をスコップに乗せて掘るくらいの硬さが出てきたら、なんとかなると思いますよん。
分かりました、それを目安に掘ってみます。 >残りは切り取ります。 どの高さで切り取るのですか?
2010-09-28 Tue 23:03 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
中井さん
みなさんにとってはポピュラーな普通の赤道儀でしょう。私にとっては以前から懸案だった小屋作りのきっかけを与えてくれたという意味で家宝なのです。近いうちにお見せいたします。
2010-09-28 Tue 23:08 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
へーっ、赤道儀入手したんですね。
それは興味津々。 >へーっ、赤道儀入手したんですね。
そうなんですよ。「家宝は寝て待て」だったんです。棚からぼたっと。
2010-09-28 Tue 23:16 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
杭はピラー基礎のコンクリートの下面になるようにします。つまり砕石厚さ分だけ地面から出して切ります。前の例だと地面から20cm上がったところになりますね。砕石を敷いて固めたときに上面と一致するようにします。つまり、垂直にかかる加重を杭の頭で受け止めるようにするわけです。
本数はバランスを考えて4本で充分でしょう。 コンクリート製の杭の場合など、設計によっては基礎のコンクリートに食い込ませて一体化することもあります。 今回の場合だと、上載加重を受けるだけでいいですね。
2010-09-28 Tue 23:37 | URL | もも #-[ 内容変更]
>杭はピラー基礎のコンクリートの下面になるようにします。
分かりました。
2010-09-29 Wed 08:14 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
|
|
||
管理者だけに閲覧 | ||
|
|
| 霞ヶ浦天体観測隊 |
|
FC2カウンター