33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名、200mm、65mmの望遠鏡と双眼鏡で星空を楽しんでいます!
星に親しみたいと思っている人は案外大勢いるようだ
2010-09-16 Thu 00:13
『鹿角平天文台通信』のやまのんさんが「怒涛の9月上旬」という記事の中で、天文ファンの高齢化とはよく聞くが、コアなファンが減っているだけで案外裾野は広いのじゃないか、ということを書かれていた。私も近頃はそのように思うようになっている。その記事に付けたコメントを転載すると:

雑誌の売り上げが落ちているとすれば、それはネットの時代に一月前の記事を読むのにお金を払う人が減っているだけで、星とか宇宙への興味ってけっこう根源的なので人口比はそれほど変化していないのじゃないかと思います。
1007162.jpgみなさんやることがたくさんあるので、生活や人生の中に星との関わりをちょっと混ぜてくれる人が増えればそれで良いように感じます。
やまのんさんのアウトドア誌に関する指摘のように、コアな天文趣味へ引きずり込むよりも、様々な時間の使い方の中に星を絡ませてもらえるような提案の方が未来志向だと思います。
前夜の野球の勝敗を話題にするように、夕べの昴はいつもよりも星がたくさん見えたよって話が普通の会話に昇るようになるといいなと思います。
このように書いた直後、つくば星の会の掲示板(2010年9月14日)でこの話題にぴったりの書き込みを見つけた。ハイキングクラブの方から山へ行ったときの星の楽しみ方について話をして欲しいという問い合わせが書き込まれていた。まさに、こういうことなのだ。
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この記事のコメント
私、とうとう星見用の双眼鏡買いました。(笑
これならカバンに入れていつでもどこでも気軽に星をクローズアップして見れます。
http://fujifilm.jp/personal/binocular/kf/kf7x28h.html
重さ350グラム。
「天体望遠鏡のファインダーと同じくらいに見えたらいいや」
くらいに考えて。

いつも撮影中、ぼーっとして空をただ眺めていても仕方ないので、もう少し探検してみましょう。という意図もあります。

どうしてこれにしたかというと、ヨドバシカメラの店頭展示品でいろいろ覗いて一番色収差が少なかったから。
それとコントラストが一番良かったから。

ショーケースの中にはライカとかツァイスのなどが鎮座していましたが、それは全く見えないことにして。(笑

これ以外に色収差の少ない双眼鏡は、ビクセンのアリーナというシリーズでしたね。あれは少し暗いですが、コストパフォーマンスかなり高いです。それ以外の機種は私的には色収差が耐え難い感じがして全てパスでした。(2万円以下のもので)
ちなみに、お店で双眼鏡を覗いて検討している人はみんな女の人で、スタジアムでジャニーズ系を見る娘がほとんどでした。(笑
2010-09-17 Fri 12:59 | URL | HG #ZBwv4ZW2[ 内容変更]
私も,天体観望会に「ゆるさ」を求め続けているのですが,ここ数回は,若手女子の参加などもあり,ますます脱マニア路線です。
 何かの「ついで」に星を見るのも,アリだと思います。裾野の拡大と言う意味でも,良い方向にあるのかも知れません。
 私はいつも小さい双眼鏡をバッグの中に忍ばせて持ち歩いています。鳥でも星でも風景でも,見たい(見せたい?)シーンに出会ったら,さっと双眼鏡を取り出して,同行者と一緒に楽しむ。このぐらいの気軽さで,星を見る楽しみが伝えられたらいいな,と思います。
 星見用や鳥見用の双眼鏡は何が良いか,良く聞かれますが,私はあえて,口径50mmにこだわらないで,もっと気軽に使えて,そこそこ星が良く見えるスペックのものを推しています。まず,見てもらうこと。そこから始めたいですね。
2010-09-17 Fri 15:06 | URL | なかを #91l6.5m2[ 内容変更]
HGさん

>私、とうとう星見用の双眼鏡買いました。(笑

今頃になって「とうとう」だったのですか。HGさんが星見用の双眼鏡を持っていなかったってことがそもそも、変!

>いつも撮影中、ぼーっとして空をただ眺めていても仕方ないので、もう少し探検してみましょう。という意図もあります。

でも、昔に比べて長時間露出が少ないので、撮影中の時間って細切れで使いにくいでしょう。

なんであれ、双眼鏡を持っていると星好きは幸せになれますよ。双眼鏡の世界へようこそ。
2010-09-17 Fri 20:26 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
私の経験でも星に興味を持っているけど、コアなファンではないという人たちが大勢います。
別にマニアでなくっても星に興味を持っている人たちが大勢いるのは嬉しいですね(^^)
2010-09-17 Fri 20:33 | URL | 中井 健二 #7w5mtEUg[ 内容変更]
なかをさん

>私も,天体観望会に「ゆるさ」を求め続けているのですが,~

「お気楽」観望会の思想はまさにそういうことだと、私は理解しています。以前私が参加させてもらったときも、横を通行人が歩いていました。そういう方に、ちらっと覗いてもらえるようなシチュエーションはいいなぁと感じたものです。

>鳥でも星でも風景でも,見たい(見せたい?)シーンに出会ったら,さっと双眼鏡を取り出して,同行者と一緒に楽しむ。

なかをさんはまさにそれを体現しているではないですか。

>口径50mmにこだわらないで,~

星を見たいというはっきりとした目的を持った人には50mmを勧めてしまいますが、もう少し緩やかな興味の人にはコンパクトなものの方が合っていると思います。
2010-09-17 Fri 20:37 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
中井さん

>星に興味を持っているけど、コアなファンではないという人たちが大勢います。

むしろ、そういう人の方が圧倒的に多いのかもしれません。私たちが知らないだけかもしれませんよ。

>別にマニアでなくっても星に興味を持っている人たちが大勢いるのは嬉しいですね(^^)

そういう感情は自然だと思います。マニアにあらずば星好きにあらずなんて言う人、いないよね。居て欲しくない。
2010-09-17 Fri 20:44 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
なかをさん たぶんですが、はじめまして。

そうですよね。
気軽に見ることができるというのはやっぱり良いことですよね。
本当は星なんて昔は肉眼でしか見ることができなかったんですから、それでも十分楽しめると僕は思います。
でも、空が明るいとやっぱりダメかな?(笑
関東だと、箱根まで行かないと空は暗くならないですよね。
丹沢でも明るかったと記憶してます。

かすてんさん

>星見用の双眼鏡を持っていなかったってことがそもそも、変!

そう?(爆
何故か僕は双眼鏡に強いモチベーションを持ってなかったんですよ。(笑
それどころか、星を双眼鏡で見るのは安易だとさえ思ったこともありました。「やはり本来は肉眼だ」と。
不思議ですよね。

考えるに、
僕は視野が広角系のひとのせいだと思います。
最初に買ったカメラの交換レンズは、20ミリの当時は超広角です。
去年天体写真を再開した最初の撮影レンズも21ミリの広角です。
夏の襟裳岬には17-40ミリのズーム一本しか持っていきませんでした。
どうも広角を好む性質らしく、望遠の世界は惑星のような極端に狭いものになるようです。

双眼鏡は双眼鏡での楽しい世界があるのですが、
積極的ではないのは確かかもです。

双眼鏡のもう一つの目的はターゲットをより速く捕らえるためというのもあります。
望遠鏡のファインダーだけだと上手くいかないことも増えた感じがしたのもあります。
2010-09-18 Sat 01:14 | URL | HG #ZBwv4ZW2[ 内容変更]
HGさん

>何故か僕は双眼鏡に強いモチベーションを持ってなかったんですよ。(笑

実は私も他人のことは言えません。いまでこそ双眼鏡で見る星空の良さを実感できますが、昔はそんな低倍率で何がおもしろいのかと、広角指向のHGさんとは逆の意味で双眼鏡に魅力を見出せませんでした。味覚の嗜好が変わるように、星空観望の楽しみ方も変わるのでしょう。
2010-09-18 Sat 10:29 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
あ、ここはケータイからも書けるんですね。

私はある意味、低倍率愛好者なのかも知れません。
初めての望遠鏡がミザールの6cm屈折。そのセットの最低倍率が50倍。実視界が1度を切る世界。……じきに低倍率が欲しくなって、お小遣いを貯めて40mmのアイピースを買いました。これで25倍。

今でも二重星や惑星以外は低倍率です。

望遠鏡より先に、双眼鏡を使っていたのも影響しているかも知れません。

昨日は科学技術館で月の話を喋ったのですが、双眼鏡でクレーターが見えることを知らない人が多かった。そういう、星を見ている人が普通に知っている情報が普及していないんですよね。
双眼鏡で月を見るだけで、肉眼とは違った世界が見えて、ちょっと感動するのに。

2010-09-19 Sun 07:17 | URL | なかを #91l6.5m2[ 内容変更]
なかをさん

>あ、ここはケータイからも書けるんですね。

携帯からの投稿もできますのでどうぞ。ただし、半角カタカナとか絵文字は使わないでください。文字化けしますので。

>双眼鏡でクレーターが見えることを知らない人が多かった。そういう、星を見ている人が普通に知っている情報が普及していないんですよね。

同様の事で、みなさんお手持ちのコンデジで星が写る事を知らない方もたくさん居ますものね。

そういうちょっとした事を知っているのといないのとでは、物事の楽しみ方の豊かさに違いが出てくるはず。機会ある毎に伝えて行きたいですね。
2010-09-19 Sun 11:32 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>そういうちょっとした事を知っているのといないのとでは

 そうですね。私が天文に入ることになった直接のきっかけは、小さな双眼鏡で見た星空でした。双眼鏡でこんなによく見えるのだから、天体望遠鏡で見ればどんなにかよく見えることだろう、と思って天体望遠鏡を買ってもらいました。天体写真も、たまたま家にあったカメラを月食中の月に向けたことから始めました(f=45mm固定でしたけど)。

 「これから始めるぞぅ」と息巻いて資材を集めなくても気楽に始められるところから始める、ということで何の問題もないと思います。また、一時的に楽しむだけでも価値はあると思います。

 ただ、若い人の場合は、できることなら、自分でおもしろさを発展させられるところまで継続してほしいものです。現在は様々な情報源に振り回されてしまって「何をするべきか」などと考えてしまい、むしろこの点に問題があるのかもしれない、と私は思っています。

 ところでたまたまですが、私も出先でも星が見たいと思い、先月、HGさんのようにダハ式の小型双眼鏡を買いました。私は、他用の際の使い勝手のためにちょっと日和って左右同時にピントが動くV社のものにしてしまいました。
2010-09-20 Mon 13:15 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
S.Uさん

双眼鏡で始めて見たのが40年以上前の福知山の星空、出会いとしてはきっと申し分無かったことでしょう。光害の中に居た私の場合は実際の星空はたいしたことは無かったです。この空を突き抜けたところに、雑誌や書籍で紹介されている世界があるんだと言う事だけで楽しかったです。

きっかけは人それぞれですが、そこから深入りする人としない人と、何が違うのでしょうね。

私も旅行に8x25を持って行きます。
http://www.nikonvision.co.jp/products/binoculars/compact/star_x25.htm
双眼鏡はTPOに合わせて複数台欲しくなってしまいます。
2010-09-20 Mon 22:31 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
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