2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
佐藤勝彦 最終講義 『宇宙137億年の歴史』
2010-09-03 Fri 00:00
100828.jpg『宇宙137億年の歴史』 佐藤勝彦著 角川選書465 1500円 2010年

佐藤勝彦先生はもう昨年春に定年退官されていたのですね。見た目お若いです。

本書は東大での最終講義をまとめたもの。内容はご専門の宇宙論についてで、もちろんインフレーション理論にはかなりのページを割いている。佐藤先生の本はいつもながら読みやすいと感じるが、内容的には以前このブログでも紹介した同じ著者の『宇宙論の飽くなき野望』と被る部分がけっこうある(これも読みやすかった)。あとがきで分かったのだが、両書には、講義記録あるいは口述筆記をサイエンスライターの長谷川隆義氏がまとめたという共通点があった。長谷川氏の文章が読みやすいってことか。

インフレーションについてはもう少し分かりたいが、そこまで読み進んでいないので、今後理解が深まったらまたご紹介しようと思う。

今夜の観測:再び透明度が回復し、天の川日和になった。今年はこれで7日目。猛暑と引換えというところがなんとも素直に喜べない。我が家の庭でさんかく座のM33が双眼鏡でうっすらとでも見えているのは透明度良好の指標だ。国道の照明と隣家の光がなかったらどれだけきれいな星空がみられることかと、ついつい被害妄想的に考えてしまう。η Aql3.8等、AF Cyg7.2等、P Cyg4.8等、V568 Cyg6.4等、W Cyg5.6等、X Cyg6.6等、Y Cyg7.3等、X Her7.0等、β Lyr3.7等、R Sct5.2等。
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この記事のコメント
佐藤勝彦先生は私が学生の時にすでに有名でしたから、もうそのようなお年でしょうね。当時、物理学会の狭い教室で立ち見がでるほど混んだ中で、親宇宙が泡のような子宇宙を生むというような講演を聞いたのですが、こんな宇宙がたくさん出来るような学説はどう相手にしたらよいのか、と複雑な気持ちになりました。
 でも、昨今はインフレーションの名残を背景輻射に探そうという観測まで行われていますから、何でも一応は考えてみるべきものですね。
2010-09-03 Fri 23:04 | URL | S.U #n86D0FW.[ 内容変更]
荒唐無稽なSFとしか受け止められないような考えが、観測によって検証可能な時代が来るというのは、理論家冥利でしょうね。
2010-09-08 Wed 21:15 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
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