33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名、200mm、65mmの望遠鏡と双眼鏡で星空を楽しんでいます!
1960年代に発行された地理の写真雑誌のこと
2010-04-16 Fri 00:00
この前、『天文古玩』の玉青さんが、気象天文図鑑について書かれていた。それを読んだときに、科学でもないし図鑑でもないが、子供時代に毎月とってもらっていて、いまだに忘れられない地理のグラビア定期刊行物のことを思い出した。時期的には小学校の中頃だったように思うので45年も前になろうか。1回分は厚さ5mmほどのA4版冊子で、毎月1冊づつ配本されて1、2年くらいとっただろうか。当時のことだからモノクロではあるが、写真がふんだんに使われていた。日本全国各地の風土に関する事物や工業地帯、山林・農村、炭坑、交通機関など、毎号テーマ別になっていたと思う。特に炭坑の写真は今も記憶に深く突き刺さっている。例えば、長崎の軍艦島など、そこには自分の生活とはまったく異質の空間・風景が広がっていて、子供心にも日本と世界の広がり、奥行き、深さに衝撃を覚えた。1960年代半ば頃の記録写真だから、今から見直してみても価値のある本だと思う。

100415.jpg残念ながらシリーズ名も出版社も忘れ、現物はすでに処分して手元に無い。もしかすると、この『わたしたちの地理・日本編』シリーズだったのかもしれない。懐かしさに誘われて数冊取り寄せてみたが、どうも記憶の中の印象とかなり違うのだが、、、。[写真左は日光東照宮陽明門、右上は1965年頃の四日市コンビナート]
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この記事のコメント
懐かしい!
「私たちの地理」、蝦夷地の片田舎で定期購読してました。(笑
リンク先の表紙写真、どれもみんな覚えています。
なつかしいなあと思いました。
この本とは別に科学系の本も読んでいたのですが、雑誌の名前忘れました。
映画館のカラーの色を出す仕組みとか飛行機の飛ぶ仕組みとかを写真や漫画で説明していました。
飛行機の右のペダルを踏むとフラップが傾いて右に旋回するとか図解されていました。ゴーグルつけたパイロットの絵もあったりして。
漫画も掲載されていました。
覚えているストーリーは、子供が飛行機の切符を貰って乗ったは良いけど、帰りの分がなくて泣いていただったかだと思います。(笑
そのシリーズの中には宇宙のものもあって、オリオン大星雲などの白黒写真が掲載されていました。
宇宙ロケットの推進には原子爆弾を爆発させてその反動で行くなどという予想図もあって、子供心に「危険じゃないんだろうか?」とツッコミを入れたりしてました。(笑
確か幼稚園から小学校低学年くらいあたりに読んだ本です。
2010-04-16 Fri 13:38 | URL | HG@会社 #ZBwv4ZW2[ 内容変更]
思い出しました。
これです↓
http://page5.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e96328356
バインダーがまた渋い想定だったんです。
http://page15.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/t148635033?u=;ekolifeyumetakarajima
この裏表紙の絵も覚えています。
2010-04-16 Fri 14:29 | URL | HG@会社 #ZBwv4ZW2[ 内容変更]
思い出のグラフ誌ですね。
私の場合は、「動物の大世界百科 アニマルライフ」というのを購読していたのを思い出しました。今ネットで見たら、昭和46年から49年まで、週刊で全200号刊行されたそうです。ごく薄手の雑誌でしたが、写真はカラーで、なかなか豪華なつくりでした。
とても懐かしいですが、たぶん同じ雑誌を今見ても、あの当時と同じ感動は味わえない気がします。そういう意味で、あれもまた一期一会の経験だったのだなあ…としみじみ思います。
2010-04-17 Sat 12:56 | URL | 玉青 #-[ 内容変更]
HGさん

懐かしいでしょう。書店では買えない郵送雑誌という点で私の記憶の中の冊子もこの『私たちの地理』だったのでしょう。けど、印象はかなり違うんです。モノクロ写真で埋められていて、イラストの記憶は全然ないのです。カラーの新幹線よりも、白黒の炭坑坑道の方が、異質なものとして特別印象に残ったという事かもしれません。

『こども科学館』もどこかで手にした事はあると思いますが、我が家では取っていなかったと思います。

玉青さん

分冊百科ですね。
http://www007.upp.so-net.ne.jp/metaseko/room51b-weeklybook.html

我が家でも草分け的存在、日本メールオーダー社 「週刊アルファ大世界百科」を買っていたように記憶しています。途中で止めてしまったと思います。
2010-04-17 Sat 14:07 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
かすてんさん

だいぶ思い出しましたよ。(笑
「わたしたちの地理」は僕が小学校の1年の終わりか2年のはじめに日本編が終わったところで、購読が終わったんです。終わったか止めたかどちらかです。だんだん観光写真風になって来たので内容もつまらなく感じたものです。
いつも自然に囲まれていたので、観光地の渓流や海の写真を見てもしょうがないじゃないかと。

件の「こども科学館」は僕の幼稚園の頃の購読誌でした。たぶんセントエルモの灯とかの話しもこの本で知ったんじゃないかなあ?と思います。

炭鉱や軍艦島の写真は、この手の雑誌のどこかに写真があったかもしれませんね。
2010-04-17 Sat 15:44 | URL | HG #ZBwv4ZW2[ 内容変更]
私も『わたしたちの地理 世界編』は買わなかったか、少し買って止めたかだと思います。軍艦島は強烈な印象でした。最近、若い人の間の廃墟ブームに乗って、ツアーはものすごい人気だそうです。

『わたしたちの地理 日本編』の中でも5冊ほどが特別のお気に入りだったことを、今、ふと思い出しました。
2010-04-17 Sat 17:55 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
私の記憶のものが『わたしたちの地理』だという前提で書いていますが、これ以外で、同じコンセプト、同じ配本形態のシリーズについて、どなたかの記憶の中にないですかね。

ときどきものすごい情報を下さる星盗人さんあたりがご存知だったりして。
2010-04-17 Sat 18:00 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
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