かすてん様、昨日は夕立でしたか。こちらは雨は降りませんでしたが、南の空の下半分くらいは雲がかかっていました。
ところで、昨日つくばクレオに行ったら、つくば科学万博の展示をやっていました。おそらく開催25周年ということなのでしょうが、ポスターやグッズはすでにレトロ気味に感じられました。科学はつねに「未来への希望」だと思いますので、10年に一度くらいはこのような大きな博覧会を日本でやってほしいものだと思います。(愛・地球博も行きましたが、良かったです)
2010-03-14 Sun 07:45 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
1985年3月から9月に開催されたのですね。私は当時、武蔵野に住んで受験勉強していたようで、つくば博については興味の外でした。S.UさんはすでにKEKへ来られていたでしょうから当時の事は詳しいでしょう。25年となると、もう懐かしい過去ですね。
「未来への希望」と「リスク」を明快に示す力があるのはやはり科学だと思います。
2010-03-14 Sun 12:09 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
つくば博の時代は、もはや「科学万能」の風潮ではなかったですね。技術分野でもまだ携帯電話もなかったし、パソコンを仕事に使っている人もまだ一部でした。技術への信仰は現在のほうがずっと大きいように感じます。科学博が訴えたものは何であったのか、4回も行ったのに即答することは出来ません。
大阪万博からつくば博までが15年、その後、現在までが25年ですから、その間の日本社会の科学観、技術観の変化を考えると、何か役に立つこともわかるのではないかと思います。
2010-03-14 Sun 22:03 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
>つくば博の時代は、もはや「科学万能」の風潮ではなかったですね。
それは60年代70年代の反省の時代を経て、「リスク」を思い知らされていたからではないでしょうか。それはそれで科学技術への盲信から解放された人間的な感覚のあった時代の様にも感じます。 >携帯電話もなかったし、パソコンを仕事に使っている人もまだ一部 若い世代の人には想像ができない事かもしれませんよ。携帯嫌いの私なんかはあの時代へ帰りたいと感じます。パソコンについては第一世代ですから最先端を行っていたと思いますし(今は完全に取り残されていますが)。 >技術への信仰は現在のほうがずっと大きいように感じます。 科学技術の進化が速すぎ、そして巨大すぎて信ずる信じないに関わらず、疎外感が大きくなっています。予算を取るという皮算用はあるにせよ、国民に科学技術を理解させる不断の努力をしていただきたいものです。 『天界』3月号、届きました。たっぷりの量ですので、ゆっくり読ませてもらいます。それにしても、普段論文を書く事を生業にされているからでしょうか、次から次からよく書けますね。 そして、テルミンminiの改造ページをありがとうございました。
2010-03-14 Sun 22:44 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
みんさんの書き込みからは大いに外れます。
最近は晴れても星が物凄く瞬いていて、しかも透明度は最悪と悪条件のオンパレードです。 6.5cmで川底の小石状態とは相当に気流が悪かったようで、望遠鏡を出さなくって良かったと我ながら判断を間違えていなかったと感心しています。 科学技術ですが・・・私は科学盲信(もうしんを書くのに一苦労で結局一字一字書きました)は大嫌いです。 今のような世界は、もしもの時に生き残る術を知っていない人が大勢なので。ハイテクばかりじゃねえ。。。ローテクも見直して欲しいです。 以上、反論はお待ちしておりませぬ(^^) 中井さん
>私は科学盲信は大嫌いです。 私もです。60年代70年代に一旦反省の時代があったと思うのですが、あの後「反省した事に安心」してしまったのか、反省無き盲信の時代へ再突入してしまった感があります。科学の本質を知らない(理解できない)人が盲信してしまうのではないでしょうか。
2010-03-14 Sun 23:22 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
一つ気がついたのですが、つくば博に始まった時代は、科学が人間の精神活動に深く入り込んできた時代だったと言えると思います。ネットで友人を増やしたり精神の活性化ができるようになった反面、青少年の被害やテクノストレスを引き起こしたりもしています。
>私は科学盲信は大嫌いです 「科学が進んで何でも出来るようになる」などという人が昔からいて、今でもそういう人がいます。「そこは企業努力で何とかなる」とか(笑)... 「科学」というか自然法則については、そもそも人の力で変えられるものではないですものね。科学の進歩は、人間が知らなかったことを知るようになるだけのことです。「技術」のほうは人間の知識や能力とともに進歩して、自然法則の範囲内でいろいろとすばらしいことが出来るようになりますが、方法も結果もこちらは100%が人間の責任です。 上のことは以前からよく知っているはずのことなのですが、最近はついつい忘れてしまうようなので、これからは高校あたりでしっかりと教えておいていただかねば、と、私なぞは思います。
2010-03-15 Mon 20:19 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
書きたかったのは、「科学盲信」ではなく「技術盲信」です。「科学」と「技術」の区別、S.Uさんの言われる様に書き分けなければいけませんでした。
今日、クレオへ行って展示を見てきました。今夜の記事にします。
2010-03-15 Mon 21:07 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
ああ、そういや、私も「科学」と「技術」を書くときはよくごっちゃにしています。いずれにしても、「技術」にしても「進歩すれば何でもできる」わけでもありませんものね。
2010-03-16 Tue 07:59 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
ご無沙汰しております。
こちらでは火星のシーズンはすっかり終了しました。(笑 そもそも天候が悪くここ二週間星が見えません。 最近、上海の大学から北大に留学に来ている若い娘のアルバイトの面倒を見てますが、素晴らしく優秀な頭脳を持っています。 コンピューターのソフトは全てのコマンドをブラインドタッチで使いこなし、日本語も英語も境目なしに理解できます。おまけに日本の法律や就業規則も良く知っているし、モチベーションが日本の大学生とまるっきり違います。 こういう若い世代が沢山いる国と就職しないニートが沢山いる国というのは何年か先には大きな差がついているだろうことは容易に想像がつくのでした。
2010-03-16 Tue 12:24 | URL | HG@会社 #ZBwv4ZW2[ 内容変更]
HGさん
中井さんの掲示板にアップされたこの冬の火星写真「そろい踏み」見ました。北海道の悪条件下ではチャンスも少なかったことでしょう。でも、これだけ並ぶと壮観ですね。茨城も2月中旬以降は冬とは思えないような悪天続きになっています。 >何年か先には大きな差がついているだろうことは容易に想像がつくのでした。 すでに差はついていると感じます。私が大学へ入った頃、大学では「講義」って言ってました。最近は大学でも小学校同様に「授業」って言うんですね。「講義」と「授業」、これは単に言葉上の違いだけではないように思います。 それから、教養の語学とか実験以外で出欠なんて取られた記憶あまり無いのですが、最近は出欠を取られるものだから、学ぶ気持ちの無い授業でも嫌々出て来て、後はおしゃべりばかり。教官も見て見ぬ振り。 中国でも貧富の格差が大きくなって、上のクラスの中でさらに選りすぐりの優秀な若者が留学して来るという事でしょうが、学生の実力で比較すると、お寒い限りです。
2010-03-16 Tue 14:30 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
HG様、かすてん様、 こういう若い世代を憂えるお話を聞くと、こうなったのは我々の世代が悪かったのではないか、と柄にもなく責任を感じてしまうのですが、日本ではもうかなり以前から、頑張って勉強するとバラ色の未来がある、などとは若者も思っていませんので、どうすることもできません。優秀で自発性のある若い人だけが頼りです。幸い、優秀で自発性のある若い人は、昔も今も大きな差はないように思います。
いろいろな要因があるのでしょうが、どうも私が感じますのは、日本の政治家やお役人に、日本の大学の学生さんにみんな頑張って勉強してもらってみんな優秀になってほしい、という熱意があまり感じられないことです。まさか政治家の方まで「大学は卒業できる程度に勉強してあとは遊ぶところだ」くらいに思っているんじゃないでしょうねぇ。
2010-03-16 Tue 19:59 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
かすてんさん
僕の勤めている会社(官公庁ではないのですが)には、役所からのインターンシップやJAICA経由の留学生が毎年やって来ます。アフリカ系とかラテン系の人達は快活な人が多いのですが、中国やモンゴルの人たちは少し傾向がちがうようです。 確かに優秀なのですが、なかなかしたたかな人が多かった印象があります。どん欲さと研究熱心さが際だっています。 今回の女子大生の娘は、やって来る前はいつもどおりの感じかな?と想像してました。が、来てみるとそうではなかったので少し安心しました。手作りの餃子ももらったし。(爆 でも話を聞いてみるとやはりエリートであることに違いはなく、本国では沢山の学生がいるなかでも、数少ない教授の仕事をサポートする立場だと言っています。すでに実務に携わっていて、いろいろな民間会社にアウトソーシングの指示を出しているとのことですから驚きです。「本国ではとにかく仕事が沢山あって忙しい」と言いますが、でもまだ20才です。日本にいる間に少しでも日本の実務の状況を学びたいということらしく、大学の講義が終わってからやってきます。さすがに今は春休みなので、来週から両親と1週間程度国内を旅行すると言っています(父親は中国での国語の先生だそうです)。 ともあれ、 「仕事は人に教えてもらう。」とはこれっぽっちも考えていないのは確かで、「仕事のやり方が分からない。」と嘆く、某つくばあたりの大学を卒業したうちの若い女子社員とは心構えが違っています。 たぶんいずれ何年かしたら人民大会議のひな壇の政府側の席にいることでしょう。
2010-03-16 Tue 20:00 | URL | HG@会社 #ZBwv4ZW2[ 内容変更]
S.Uさん
>こういう若い世代を憂えるお話を聞くと、こうなったのは我々の世代が悪かったのではないか、と柄にもなく責任を感じてしまうのですが、~ まさに私もそう考える事があります。私たちの世代はベビーブームの狭間の少数世代のため、とても手をかけて育ててもらったという感があります。その恩恵に甘んじ過ぎたため、受けた愛(恩恵)を次の世代へ還元せず、いつまでも独り占めし過ぎたのではないでしょうか。 >優秀で自発性のある若い人は、昔も今も大きな差はないように思います。 そうなのでしょうね。私のように真の自発性を持たなかった者は、当時そういう彼らを模倣はしたものの結局時間を無為に使ってしまいましたけどね。ともかく、やり直しの効く時代で良かったです。 >政治家やお役人 だけじゃないですよ。国民全体が学生に期待していないのがおかしいのですよ。期待しないから要求もしない、というのが良くないのじゃないかなぁ。モラトリアムの時間を与えているのだから、その分、(授業に出るだけではない)自主的な学問をせよとか、社会と関われとか要求してもいいのではないかな。
2010-03-16 Tue 21:13 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
HGさん
どういう学制になっているものか、日本の学生よりも実務上の成熟がやたら早いようですね。 単に実務の能力が勝っているだけでなく、学生としての良い意味でのエリート意識、責任感は、アジアに限らず、アフリカ系とかラテン系の学生たちにも感じられるのではないでしょうか。 HGさんってどんなお仕事されているのか知りたい様な、、、。公開できる範囲で、よろしく。
2010-03-16 Tue 21:26 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
みなさま。
腰を折るようで、すみませぬ。 今の日本は・・・かつての栄えた国の末路に似ています。 ローマ帝国しかり、平家しかり。。。近くでは、大英帝国なんかがそうです。アメリカもやがて・・・。 みな過去の栄光の残り物で生きています。 今みんなが現実と真剣に向き合わないと・・・です。 典型的なのが王朝時代の中国です。漢以降はどんどん落ちていくばかりでした。 相手と競う事を避けて切磋琢磨せずにいかにして相手を陥れて自分が優位に立つか・・・という事が長期に渡り蔓延した結果・・・自分達はどんどん落ち目になっていったのです。 今の日本社会もそういう傾向が垣間見えますね。 第二の清にならないためにも。 みな昔(明治以前)の日本を思い出して欲しいです。 温故知新が今の日本にはある意味で必要かと。 古い物は全て悪で新しいものが全て善 という思想も良くありません。 以上、独断と偏見でした。 ちっとも腰を折るコメではないですよ。過去に学べという普遍的なご指摘です。
2010-03-16 Tue 23:42 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
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