2010-01-23 Sat 00:36
昨年12月に三重県四日市を訪問した際、地元の新聞記者さんとお話をする機会があった。四日市市人権センターの小冊子「鈴木壽壽子 星のふるさとのこころ」や「夜空のスケッチ募集」を紹介する記事の中にちょこっとだけ混ざって出たようだ。
今夜の空:さっき雲の切れ間に火星が赤く光っていた。大シルチスが正面に見えるはずだから見てみたい反面、準備した頃にはまた曇りそう。しばらく室内待機。再び見上げた空に星は無く、ほっとしたりなんかして。 |
かすてん様、おはようございます。
昨夜は、こちらでは、ちぎれ雲が飛び、透明度も悪い空でしたが、火星の模様はよく見えました。大シルチスとユートピアがつながっているように見え、その様子は私にとって初めてでした。例によって、南が曇って北が晴れているような状況でした。 それを見たあとで、天文年鑑の表紙の木星の写真を見て、少し前に、かすてんさんにも質問された「火星と木星の見え方の違い」について少しわかったような気がしました。 それは、少なくとも私のニュートン式では(たぶんニュートン式一般の性質でしょうが)、惑星の模様が「よりシャープに見える(シャープな様に見せてしまう)」という効果があるらしいということです。それで、木星の模様はもともと細かくシャープであるので素直に見えるのだが、火星の明暗模様は元来それほど境界が明瞭ではないので(これはハッブルや惑星探査機の写真で明らかでしょう)、火星の方はどうしても見え方に微妙なフィルタリングがかかってしまい、模様の違いやコンディションや個人差の影響を受け、不安定な見え方になってしまって、なかなか満足できないのではないかと思います。 これは、私の限られた経験に基づいた仮説なので、ご参考程度にお願いします。また、惑星観測に詳しい方のご意見もお伺いできればと存じます。 ところで、この「よりシャープに見せる」というのは、なにか「ハイパスフィルタ(高周波成分選別)」のように聞こえますが、光学的にこのような効果があるのかどうかは知りません。私の考えでは、火星の細かい運河などは、こういう効果による錯覚ではないかと思います。
2010-01-23 Sat 08:17 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
かすてんさん みなさんこんばんわ
こちらはずーっと雪で星空からは遠ざかっています。 雪とはいっても、量はたいしたことはなく、ホントに今年は雪が少ないです。 今頃最も接近してシルチスメジャーも見えているはずなのに、望遠鏡を向けられないのが悔しいです。 S.U さん 反射は僕も屈折よりシャープでコントラストが低いように見えました。でも全く同じ口径で同じ性能のものと比較したことはないんですけどね。(笑 屈折でも口径が2.5センチ違うと高周波成分の見え方がけっこう異なるので、結局は口径かな?とも思います。 今、反射望遠鏡を物色していますが、なかなか決定打がありません。 HG様、ありがとうございます。
おっしゃる通り、どのくらい細かいところまで見えるか、ということになると、ほぼ単純に口径で決まっているのかもしれません。しかし、それとは別に、反射では「シャープ感」(模様の縁の境界がシャープに見えるだけで、必ずしも小さい模様が見えているわけではない)というものがあるように感じています。 これに客観的な理由があるならば、斜鏡のスパイダーによる回折、焦点内外像の非対称によって観測時の焦点がどちらかに引っ張られている、という可能性があると思っております。
2010-01-24 Sun 08:04 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
S.Uさん、HGさん
一昨日は観望会で、昨夜はお城関係の新年会で遅くなりました。 木星と火星の見え方の違い、もともとの模様のシャープさの違いが増幅されるのではないかということですが、確かに、上手に写された木星写真にはすばらしくシャープなものがありますが、火星写真は巧く撮れているものでもなんとなくぼけた感じが残ります。 私のお遊び写真では比較にはなりませんが、地元の観望会のときに、同じ望遠鏡で、同じ様に手持ちコリメート一発撮りした火星と木星の写真があります。倍率とかシーイングの違いはあるにせよ差は大きいですよね。 http://blog-imgs-35-origin.fc2.com/k/a/s/kasuten/100123.jpg(2010-01-23) http://blog-imgs-27-origin.fc2.com/k/a/s/kasuten/0807193.jpg(2008-07-19) 「屈折と反射のシャープ感」について、比較を述べられるほどにはいろいろな機材を覗いた経験に乏しいのですが、この前入手したTeegul-100は光軸がまだ狂っているのでしょうか、TS-65Pに比べぼけた感じの像で、木星や火星の模様の見え方も遥かに劣っています。ニュートン式とカセグレン系の違いもあるのでしょうか。準備するだけ時間の無駄なので最近はまったく出番がありません。中井さんがあれだけお勧めの望遠鏡なので、私の使い方調整が拙いのだろうと思いますが原因がまだ分かりません(光軸かな?と思うので暇なときにまた調整してみようとは思っています)。
2010-01-25 Mon 10:21 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
なるほど。手持ちコリメートでもしっかり写っていますね。
昔は、木星はカラーでは1秒近く露出しないと写らなかったと思います。世の中進歩しましたね。
2010-01-25 Mon 20:59 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
かすてんさん、くしゃみが出ると思ったら。。。(^^)
かすてんさんのティーガル100は何かおかしいような気がしています。中古で入手されて以前のユーザーさんの時にトラぶったのかも知れません。何か欠損している箇所があるような気がします。 一度「スターベース」で調べてもらったらいかがでしょうか? 本来なら、一昔前の10cmニュートンと同程度の見え方ですので。 中井さん
胡椒の粉が広島まで届きましたか? 今夜久しぶりにTeegul-100を出してみましたが、65Pで見える模様が何も見えません。やはりおかしいですよね。近いうちにスターベースに問い合わせてみます。
2010-01-26 Tue 00:40 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
星が見えなくてホッとするのは、よく分かります。
いえ、よく分かるような気が・・・ なんせ、サボる口実をあれこれ探している不届き「天文マニアもどき」にとって、悪天候に勝る言い訳はありません。ポリポリ・・ ああ、明日は火星最接近だあ。 astro_calendarさん
> 星が見えなくてホッとするのは、よく分かります。 連日晴れすぎるときの気分です。晴れるときは休み無く晴れるし、曇るとなると何週間も曇り続けます。四季を通じて満遍なく晴れて曇ってくれるといいのですけどね。
2010-01-27 Wed 12:58 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>四季を通じて満遍なく晴れて曇ってくれるといい
はは。そんなうまい話はありませんね。 ところで、私の故郷の福知山盆地は、明け方はほぼ一年を通して霧のため観測ができませんでした。夏は山霧、秋と冬は川霧、霧が出ないのは梅雨時くらいでした。 明け方にどうしても見たい天体がある場合は、夜中に曇りから晴れに移行する夜を狙う必要がありました。
2010-01-27 Wed 21:12 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
S.Uさん
>福知山盆地は、明け方はほぼ一年を通して霧のため観測ができませんでした。 山の水、川の水の恩恵を受けている福知山に乾期は無いのですね。寒くても、シーイングが悪くても、乾期があるだけ関東は良いのかもしれません。 >霧が出ないのは梅雨時くらい 霧は出なくてもいやっというほど雨が降ってくれますね。 >夜中に曇りから晴れに移行する夜を狙う ある程度ローカル天気予報が当たるのでしょうね。
2010-01-27 Wed 21:33 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
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