2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
2009年の星見日数
2010-01-09 Sat 07:38
2009年に星見ができた日数の集計結果は以下の通り。

@:6等星まで見えそうな素晴らしい星空の日数
o:3~4等星くらいまでは見えるまずまずの星空の日数
・:雲と霞に覆われて辛うじて1等星が見える星空の日数
比較:前年の同じ月との比較

霞ヶ浦南岸地域の天体観望可能月別日数
  2009年01月01日~2009年12月31日
 月 I 1 2 3 4 5 6 7 8 9101112I
ーーー+ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー+ーーー
 @ I 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0I  0
 o I1814 8 5 2 1 6 5 4 6 716I 92
 ・ I 1 0 912 8 4 4 9 912 7 6I 81
ーーー+ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー+ーーー
o以上I1814 8 5 2 1 6 5 4 6 716I 92
 比較I+3ー2+2ー3ー2ー4+4+2ー2ー5ー4ー3Iー14
ーーー+ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー+ーーー
・以上I1914171710 5101413181422I173
 比較Iー2ー6ー3+7+0ー5ー2+5+4ー7ー1+0I +4

1年を通じて、肉眼3~4等星くらいは見えるまずまずの夜が昨年より14日少ない92日と100日を切ってしまった。1月のデータが無いため11ヶ月分の日数で集計した2007年と比べても21日少ない。今年2010年はどうなるのだろうか。

[参考]
2007年:1年間の星見可能日数データ公開
2008年の星見日数

今夜の観測:帰宅後すぐに見たχ Cyg6.0等、ο Cet4.2等のみ。その後は皆曇。今年は既に1月上旬から天気が怪しいのか?
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この記事のコメント
かすてん様、おはようございます。
2009年の茨城県県南の天気の特徴をあげるなら、「8月が涼しかった。それでも、お盆明けのころは空がきれいだった」、「秋の悪天候が12月前半まで続いた」ということでしょうか。記録を取っていないので、年の前半は良く憶えていません。
 最近は、晴れれば透明度はいいですが(青空はきれい)、何か冬らしからぬ緊張感の無い曇り空の夜がしばしばありますね。
2010-01-09 Sat 07:50 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
>年の前半は良く憶えていません。
 安定した冬型が2月末頃には崩れそのまま10ヶ月に及ぶ長い悪天候期へ突入。梅雨を挟んだ初夏に訪れやすい超級快夜は1日も無し。
>青空はきれい
 同じ感想です。この冬は真っ青な冬晴れの日がたまにあります。昨年の冬は水色の晴ればかりで真っ青な晴れは記憶にありませんでした。
2010-01-09 Sat 17:20 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
こんばんわ
ここ三日余り、夜になると風もおさまり火星観望日和です!今、望遠鏡をテラスに出し慣らし中(^_^)vもう少し高度が上がると観望タイムに!8cm屈折鏡は馴染むのが早いから助かります。こんな日に大口径で見る火星は素晴らしい鋭像でしょうね(@_@)徐々に目も慣れ模様も見慣れて来ました。みなさんの所はシンチレーションはいかがでしょう?!
2010-01-09 Sat 21:44 | URL | ケルナー #-[ 内容変更]
ケルナーさん、火星が楽しみですね(^^)
こちらは早々と快曇にあいなりました。。。
明日の夜は晴れる予報なので見るつもりです。
ケルナーさんが素晴らしい火星を見られるのを夢の中ででも応援します。今からzzzです(^^)
2010-01-09 Sat 23:16 | URL | 中井 健二 #7w5mtEUg[ 内容変更]
ケルナーさん、中井さん

 ケルナーさんがいわれた様に、私のところでも今期最高の火星日和でした。6.5cmでもアキダリアやシレーンその他が初めて地形として認識できました。現在視直径約13.5秒ですが、私は慣れて来たせいかけっこう大きくなったと感じています。14秒になる24日ころが楽しみです。ケルナーさんはどのように見えたでしょうか。

 中井さん、R Lep確かに明るくなっていました。反対にミラがずいぶん暗くなったと感じましたが、中井さん初め皆さんの観測値はまだけっこう明るいですね。明日も確認したいものです。
2010-01-10 Sun 00:13 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
かすてん様、
>2009年前半
 そうでしたね。最近、特に春・夏は、昼晴れても夜曇る傾向が顕著なので、どうも記憶の印象が複雑になっています。
 火星の北半球の模様は私もアキダリアくらいしかはっきりと見たことがありません。地球と逆で火星の北半球の模様はさっぱりです。懸案の「ケルベルス運河」を見たいと思っているのですが、見えるのは月末の衝のころですか。

[追記] ところで、今朝の朝刊(朝日新聞)に、「ベテルギウスの質量がこの15年で15%減ったという報告がある」というのがあって驚いたのですが、これはほんとうですか。

webで調べるとサイズが15%減ったという観測はあるのですが、質量についての根拠はよくわかりませんでした。ご存じの方はご教授ください。変光星なので、サイズが振動するのはわかるのですが、質量が振動するとは思えません。もし、質量が毎年1%減るものなら、これはもうえらいことになります。

http://www.sciencenews.org/view/generic/id/44573/title/Betelgeuse_shrinks
http://www.iop.org/EJ/abstract/1538-4357/697/2/L127/

[追記の追記]
http://www.asahi.com/special/space/TKY201001090278.html

web版朝日では、「大きさが15%減った」ということでした。印刷版の朝刊の「質量」は間違いということでしょう。どうもお騒がせしました。(謝るべきなのは朝日新聞社)
2010-01-10 Sun 06:44 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
>懸案の「ケルベルス運河」を見たいと思っているのですが、見えるのは月末の衝のころですか。

 1月31日21時、2月1日22時ころに真っ正面に来ますね。さすがに壽壽子さんでも「遠い憧れを誘う」とか書かれていたケルベルス運河、私の望遠鏡では力不足ですので、S.Uさんにじっくり見ていただきましょう。

>ベテルギウス

 asahi.com記事には「爆発は数万年後かもしれないが、明日でもおかしくない」と書かれていますが、オリオンの右肩が無くなったらどんな風景になって、どんな物語が生まれるのでしょう。
2010-01-10 Sun 10:19 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>ベテルギウス
 無くなるとバランスが悪くなって寂しくなるでしょうね。平家の滅亡と結びつけられるかもしれません。宇宙線の影響がちょっと心配です。
2010-01-10 Sun 12:28 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
こんにちわ
昨夜はアキダリアや白い極冠等見て楽しい時間でした。火星図は何故、あんな難しい?名前なんでしょう?!主に命名したスキアバレリに聞いてみたい・・・なかなか覚えられません(-_-;)ベテルギウスとりゲルノ色の対比は見事ですね~平家星と源氏星と言われる訳ですね。となると運動会の赤白帽子を思い出してしまいました。あれも源平合戦の名残と聞いたような?今日は赤道儀のガタ付き調整などプチメンテしています。
2010-01-10 Sun 13:04 | URL | ケルナー #-[ 内容変更]
昨夜のケルナーさんの「火星観望日和です!」を合図に見に出ましたら、本当に良い火星を見られました。火星の地名を命名するに当たり、スキアバレリには火星で繰り広げられる仮想物語でもあったのでしょうか。聞いてみたいですね。
2010-01-10 Sun 17:16 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
S.Uさん

640光年離れた太陽の20倍の質量、太陽の1000倍の直径の星が超新星爆発したら、宇宙線の影響はどのくらいになるのでしょうかねぇ。系内超新星の出現を期待する一方で近くでは止めてよねと都合の良いことを考えてしまいます。
2010-01-10 Sun 17:27 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
かすてん様、
>宇宙線 
計算すればある程度のことはわかると思いますが、手っ取り早くはWikipediaの「超新星」のところを見て下さい。ベテルギウスは影響はあるがたいしたことはないようです。

ここに書かれているように仮に25光年の距離で人体に生命の危険のあるガンマ線の被曝があるとして、これを5シーベルトとすると、単純に距離の2乗に反比例するとするならば、600光年で10ミリシーベルトとなります。ベテルギウスは質量が大きいので、これよりも大きいかもしれません。100ミリシーベルト程度ならば、直ちに生命に危険はありませんが、法定許容量に比べられる程度の微妙な量ではあります。がんになる人が増えるなどの影響はあり得ます。(放射線被曝の確率的影響については確かなことはわかっていません。)
 私が心配するのは、どちらかというと、環境全般や気候などへの影響です。特に根拠はないのですが、予想しないようなトラブルが起こる可能性があると思います。

 陽子線の影響もあるでしょうが、陽子は低エネルギーのものは銀河磁場にトラップされるので、比較的短時間で直接地球に届くのは高エネルギーのものだけです。観測をすれば影響は捕らえられるかもしれませんが、人体に影響が出るほどの量はないでしょう。ただし、陽子の飛来は長期間に渡って続きます。

 私の知る限りでは、過去に地球に近いところで起こった超新星爆発は、Velaパルサーで、ガム星雲がこれの残骸らしく距離は約800光年、爆発は1万年ほど前と言うことです。
2010-01-10 Sun 20:07 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
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