2010年1月28日の火星最接近へ向けて2009年暮れから観望期を迎えている火星。鈴木壽壽子さんの観察眼のすごさを追体験したくて、とにかくTS-65P(ときにTeegul-100)で可能な限り見ておきたいと思う。そしていつもながらのへなちょこスケッチを元にイメージを作ってみたところ、へなちょこが予想外にかっこ良く生まれ変わった(ちょっとかっこ良すぎか)。実際の模様はもっと曖昧な感じ。

2009年12月07日 視直径約10″。23:20頃。今夜は火星を見たいと思う。最接近1月28日までに何回観望できるだろうか。Teegul-100の中の火星は川底から眺めているように揺らめいて模様を見るどころではない。

2009年12月07日 23:40頃。同じ火星をTS-65Pでも見る。65Pで見る2年ぶりの火星。Teegul-100よりもスッキリしてはいるが、シンチレーションで揺らめいている。中央付近に黒い模様があるような気がする

2009年12月14日 視直径約11″。23:40頃。ふたご座流星群観望前に。北極冠の縁取りが見えるような気がする。

2009年12月17日 23:15頃。火星を見たがそよ風に揺られて飛び跳ねている。

2009年12月18日 24:10頃。今年最高の空のひとつ。初めて肉眼でカノープスを見る。

2009年12月20日 23:35頃。今日の火星は遠い存在。模様があっちこっちに見える気がするのはシーイングが悪いためか。

2009年12月20日 23:45頃。もう一度見るが模様ははっきりしない。

2009年12月23日 23:20頃。北極冠の他は中央にやや濃い模様。

2009年12月25日 視直径約12″。22:20頃。天気は下り坂で雲がかかっていて透明度悪い。低空のためTeegul-100で見たが何も見えなかったと言うのが正直なところ。

2009年12月26日 22:50頃。火星の像が落ち着くことは無く、今夜も「炎の上の火星」状態。それでも大きな揺らぎが収まってきて次の揺らぎがはじまる直前のその一瞬に集中して目を凝らすがやはり北極冠以外に模様らしい模様は掴めない。

2009年12月28日 23:20頃。火星はかなり高くなってきたのに揺らぎは収まらず、模様があるのは分かるがどんな形かを認識するのは難しい。

2009年12月30日 24:00頃。月も明るく全天に薄雲が掛かり周囲は霞。透明度は良くない。北極冠の縁取りが分かる程度。
過去の火星スケッチ
2007年11月~12月