2009-10-11 Sun 00:49
![]() →星空公団→デジカメ星空診断 今夜の観測:久しぶりにたっぷりと晴れた!おまけにシーイングもまずまず。今夜はやることが沢山あるのだ。まずはいつもの変光星を片付けてしまう。AF Cyg7.2等、P Cyg4.7等、V568 Cyg6.9等、W Cyg5.9等、X Cyg6.4等、Y Cyg7.2等、X Her6.3等、βLyr3.7等、R Sct4.9等、ηAql4.2等。W Cygが一気に増光したみたい。本当かな? その次はデジカメ星空診断用の撮影。マニュアルに従ってデジカメの設定をして、30秒、60秒、120秒の3コマを撮影。 その後、Teegul-100の調整。まず木星を見ると、やっぱり像がぼや~っとしている。εLyrを見ても分離できない。ベガを見てみるとジフラクションリングがそうとう歪んでいる。北極星を使って光軸を調整。おぉ、なんだか同心円がきれいになってきた。ついでにファインダーも調整。200倍でも一発導入可能になった!εLyrを改めて見てみると、今度は分離できた。成功!木星を見るとこれまで木星の周りにあったぼや~っとしたものがなくなって像がすっきりした。ボケボケだったのは光軸が狂っていたからだったのだ。βCyg、γAnd、M57、M31等を見てみた。増光し始めているZ And8.6等、οCet(ミラ)7.2等、εAur3.3等を追加観測。今夜は3時間の星見中に一度も曇って来ないめずらしい夜だった。 |
晴れが持続してよかったですね(^^)
ティーガル100に徐々に慣れてこられているようで、なによりです。 この望遠鏡は低倍率では光軸の狂いには鈍感ですが、高倍率では凄く敏感です。 副鏡の拡大率は小さいのですが、マンジャン鏡なのでレンズの役目もしています。またリレーレンズの手前でいったん光束が集束します。リレーレンズが曲率が大きいので光軸が狂っていると大いに影響を受けます。 諸収差が凄く増幅されますので。リレーレンズの収差ももろに拡大されます。 カセグレン系の望遠鏡で見えないという話はたいていは光軸の狂いからです。 北極星で光軸調整は私のサイトを見られているのですね。 光軸が合えば後は手軽な観望を楽しめるはずです(^^) 後は時々光軸が狂うので微調整が必要になってきます。低倍率オンリーならこのままで1年間はOKですが。 なお、ティーガル100はディルワース式望遠鏡です。カセグレンの変形です。ディルワース式は迷光が入りにくいので視野が暗いです。昼間の風景は良質な双眼鏡で覗いているような感覚です。これで、像のコントラスト(ディフニション)が高ければ言うことないのですが。この点は屈折には負けます。 明日以降が楽しみですね(^^) 中井さん
>低倍率では光軸の狂いには鈍感ですが、高倍率では凄く敏感です。 まさにその通りでした。低倍率では木星もすっきりしていたのですが、高倍率では縞も見えず、星のまわりに雲がまとわりついているみたいでした。これまでの空ではシンチレーションが酷くて調整も難しかったかもしれません。昨夜は一晩中晴れたみたいですが、こんなに安定した夜の晴れは2月以来ではないでしょうか。しばらくこのまま星空が見えて欲しいものです。
2009-10-11 Sun 07:06 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
|
|
||
管理者だけに閲覧 | ||
|
|
| 霞ヶ浦天体観測隊 |
|
FC2カウンター