33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名、200mm、65mmの望遠鏡と双眼鏡で星空を楽しんでいます!
読書ノート
2009-09-24 Thu 00:05
この前晏次郎さんが「望遠鏡と共に(一)」の中で中学生時代を振り返って、「私は本が好きで目に付く本を次から次で財布はいつも空っぽ状態。」と書かれていた。私が本に夢中になったのは高校時代、興味の赴くままなんでもかんでも買い漁り読み漁っていた。それでちょっと思い出した。

0909216.jpg私が本好きになるきっかけを作ってくれたのは高校2年のときの現国の非常勤講師○○先生。当時はおばちゃんに見えたが今思うと20代後半くらいで若かったのだと思う。小柄でぽちゃっとした地味な先生だった。その○○先生から「読書ノートを作ってみなさい」と課題が出た。1冊ノートを買ってきて、授業で読んだ本や自分で買って読んだ本についてタイトルと感じたことを記すように、学期末には提出させると言う。やれやれ面倒くさいと思って書き始めたが、1回提出があった後、2度目以降の提出は無かったのでやめたければそこでやめても良かった。
ところが最初こそ強制されたわけだが、実は瞬く間に嵌ってしまい、本を読んで、その読後感を書くという一連の作業を経たときに読書が完結するようにさえ感じられるようになってしまった。そのうちに記す内容は読書の範囲を大きく逸脱し、読書ノートの白いページは自分の心と対話する場になって行った。090921.jpg十代後半にたくさんの本を読んで、たとえ妄想と言われようといろいろなことを考える時間を持てたことはその後の自分の財産になったと感じている。国語が嫌いで先生のお名前も忘れてしまうような不真面目な生徒だったが、その○○先生には本当に大きな恩を感じている。
で、16歳春から25歳の夏まで書き綴った読書ノート、、、今も残っていた。
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