2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
おもちゃと侮れない性能、だが危険も孕む
2024-02-02 Fri 00:00
2401251.jpeg室内での練習には100g未満の模型航空機いわゆるトイドローンを使っている。バッテリーを装着した重量が80gのRYZE社のTelloを持っているが、昨年HOLY STONE社から発売されたHS155はバッテリー装着重量が98gなのでトイドローンではあるが屋外でも十分飛ばせそうな高性能だという評判に惹かれてついポチってしまった。

パッケージの中には、機体の他に送信機やバッテリー3本が同梱されている。送信機用の単4電池3本と5V/2Aの充電器さえ準備すれば、すぐに飛行が可能だ。2401252.jpegさらに、画面情報を見ながら操作したい場合はスマホ、写真や動画を記録したい場合には32GB以下のmicroSDカードを別途準備する。保管および運搬には、DJI Mini 3 Pro用に買ったが使わなくなっていたバッグを流用した。

カメラは上下のチルト角を決めて離陸させるのとジンバルも無いので画像が揺れたり傾いたりするのは仕方がない。というか普通のドローンの安定した映像とは異なる、むしろリアルな飛翔感が味わえると言うべきかもしれない。機能的には、GPSによるホバリングやRTHなどのフェールセーフ機能、送信機の後を追尾したり設定したウェイポイントを自動操縦で辿る機能、GPSを切ってATTIモードにもできる機能など、HS155は普通のドローンに備わるのと同じような機能が満載されているという意味ではトイドローンを超えたトイドローンといえる。とは言ってもトイドローンはトイドローンなので、GPSモードでも屋外では地上近くの微風ですらかなり流されるため高く上げることには不安を感じる(マニュアルには無風の環境で飛ばすようにとある)。屋内で飛行させるにはGPSを切るが、HS155に限らないが狭い部屋だと機体が発生させる気流によってホバリングも不安定になるので飛ばしにくい。また、プロペラガードがないので障子や襖に当たれば破けること間違いなしなのでコツを掴むまでは慎重な操作が必要だ。ということで、屋外用としても屋内用としても弱点があり中途半端感は否めない。ただし、1万円台で100g未満のトイドローンとしては、魅力の方が上まると感じる。

最後に心配な点を書いておく。100g未満のトイドローンは航空法上は模型飛行機に分類されるため無人航空機に課せられる機体登録などの煩わしさがないことから、本製品の場合は14歳以上の年齢制限付きではあるが子どもも販売ターゲットになっている。それを考えた時、一般的なトイドローンに備わるプロペラガードが無いのが心配なところだ。回転するプロペラが皮膚に触れれば外傷するだろうし、目に当たれば最悪失明する。人の上を飛ばしてはいけない・人や物に30m以内に近づいてはいけないなどの原則をクリアするために、安全対策を講じ、許可承認を得た上で飛行させることが法律上義務付けられている一般のドローンと異なり、全く知識のない人が最初に触れる可能性がある商品としては、その辺りに最大限の配慮が必要だと感じた。
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