2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
ドローンを飛ばす(その6) 隠れ家的練習場
2023-10-31 Tue 00:00
2310233.jpg自宅からも職場からも近い知人の管理地をドローンの練習場として使わせてもらえることになったので、さっそく休日に飛ばしに行ってきた。写真のように、60mまで上がると余裕で杉林の上へ出て、遥か向こうに筑波山を望むことができる。

2310281.jpg落花生を刈り取ったばかりの広い畑を使っていいよとも言われたが、ご自宅脇のこちらは道から奥まっていて、林に囲まれた1段高い丘なので外からは全く見えない。おまけに、お城の虎口の様な所を通って上がるので第三者は絶対に入って来ない、いわば航空法上の立入管理区画が自然に設定されているような絶好の地形になっている。まずはここを練習場にお借りした。
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保護から活用の時代の手引書
2023-10-30 Mon 00:00
2309142.jpg『ヘリテージマネジメント』 松本茂章編著 中川幾郎他著
               学芸出版社 2022年 2600円

知人がブログで紹介していたのを見て気になり購入。「ヘリテージマネジメント」の和訳は「文化遺産経営」となるらしいが、馴染みのある概念ではない。古民家をリノベーションして魅力的なカフェを経営している別の知人もいるが、第2章の「地域文化遺産を活かすために」で述べられる内容の一例になりそうだ。自分に関わりそうなのは同じ第2章でに述べられるだろう埋蔵文化財に関するあたりだと思う。ただ、プロではないので「経営」を担うことは無いだろうから、本書の読者に適合しているのかいないのか、それはもう少し先を読んでみないと分からない。
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観測記録方法のサンプル集として価値ある一冊
2023-10-29 Sun 00:00
2310212.jpg『天体観測記録集』 橋本秋恵著 誠文堂新光社
                 2021年 2400円

1年がめぐり年会費の振込用紙が同封された東亜天文学会『天界』10月号が届く時期がやってきた。2023年2月の変光星の観測報告数の表を見ながら、自分の記録は正しくは4夜1星4目測と書かれるべきではないだろうかなどと思いながらページをめくっていると、新刊紹介のコーナーの本書に目が止まった。
著者の年齢は私より5歳年上のようだが、星を見始めたのは1968年年末なので私とほぼ同じ時期になる。そのため、住んでいる場所は違うが、体験はほぼ共通している。だが、同じ体験をしても決定的に違うのは、観測データを記録し続けられたことだ。
夜の天気集計図、月別平均晴天夜率、晴天夜率の34年間の推移、晴れの特異夜はあるのかなどは、集めたデータを色々な角度で集計したもので、データの精度には雲泥の差があるが、自分も似たようなことをやっているなぁと共感した。
デジタル時代になって、銀塩カメラはデジタルカメラに置き換わったが、眼視データの取り方にそう大きな変化はないだろう。様々な対象天体についての観測記録方法のサンプル集として、特に若い世代へ向けて価値ある一冊だと感じた。
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ドローンを飛ばす(その5) 初期手続きひと段落までに4ヶ月弱
2023-10-28 Sat 00:00
2310181.jpg前回は、「人・物30m」と「目視外」での包括申請を出したところまでだったが、10開庁日を待たず思ったよりも早く7開庁日で「無人航空機の飛行に係る承認書」を発行してもらえた。申請した飛行方法が2項目と少なかったからかもしれないが、何はともあれ、離着陸する場所の制限が緩和されたこととプロポを見ながらの飛行が航空法上承認されたのはありがたい。とはいえ、それと引き換えに守らなければならない条件は増えてしまったのだが。

ここまででドローン飛行開始初期に必要な航空法上の登録や申請はひと段落といえる。機体購入してから本格的に情報収集を始めたからではあるが、ここに至るまでに既に4ヶ月弱経過している。詳しい人が傍にいれば1ヶ月もかからずたどり着けるのかもしれないが、何も知識のないゼロから試行錯誤で解決していくのも趣味ならではの楽しさで、おかげで経験値は確かに上がったと思う。後は、土地管理者と警察への連絡を飛行させる状況に応じて個別にやっていけば、一応最低限のリスクヘッジはできそうだ。
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裏道を走っていると思わぬ人に出会って思わぬ頂き物をする
2023-10-27 Fri 00:00
先週、仕事中に裏道を走ってい時、摩訶陀土塁のある林が伐採されているのに気付いた。その時は先を急いでいたので後日改めて見に行った。もともと隠滅寸前で不明瞭だったが、さらにわけがわからなくなっていた。

2310234.jpegその日の収穫は、そのそばで畑をやっている知人に久しぶりに会えたこと。元気そうでなにより。別れ際に、福島の道の駅で買った枝豆の一部を蒔いたらとてもよく育ったからと、ものすごい本数の株を刈ってくれた。茎は樹木のようだったが甘みがあって美味しい豆だった。表道路をビュンと走り抜けずに裏道をのんびり走っていると、思わぬ人に出会って思わぬ頂き物をするのは田舎暮らしの醍醐味かもしれない。
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この週末、土浦の街が演劇空間になる
2023-10-26 Thu 00:00
10月28日(土)29(日)の2日間、土浦の街中11ヶ所の店舗やお寺で、様々な芝居・パフォーマンスが展開される「つち浦々まちなか演劇めぐり」が開催される。どういう組み合わせと順番で回ればよいのか思案している間に日も迫ってきた。自分の席は取れたのに直後にヨメさんの席は取れなかったという場合もあり、残り席も減ってきているようだ。どこが空いているのかは以下の公式ページのチケットフォームにアクセスすると確認できる。

2310251.jpg 2310252.jpg

詳細は以下の公式ページをご覧ください。
 →つち浦々まちなか演劇めぐり公式ページ
 →つち浦々まちなか演劇めぐり:X
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伐採
2023-10-25 Wed 00:00
2310235.jpeg秋になったら観測小屋に覆い被さっていたセンダンを伐採しようと思っていたところ、ヨメさんが愛用のマキタのチェーンソーで伐採してくれていた。今日は時間がなかったので短くして放(ほか)しに行くところまではできなかった。
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泥〜、ん?
2023-10-24 Tue 00:00
2310211.jpg近所の知人のところに休耕地をドローンの練習場所として使わせてもらえないか相談に行った。快諾いただけた上に、泥から掘り出したばかりのお土産までいただいてしまった。
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ギター文化館でのお仲間コンサート
2023-10-23 Mon 07:24
2310232.jpeg昨日は八郷のギター文化館での『Tocaquenos y Amigos トカケーニョスと仲間たちの音を楽しむコンサート』へ行ってきた。このコンサートは、フォルクローレのユニット「トカケーニョス」のリーダーが、ギター文化館のクラウドファンディングに協力して返礼として2時間のステージ使用枠を獲得したので、周りの仲間たちに声をかけて開催したとのことだ。クラウドファンディングのよい活用の仕方だと感じた。

ギター文化館公式サイト

2310231.jpegギター文化館の裏からの景観。正面やや左側の山が小田氏の乱で有名な難台山だろうか。
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ドローンを飛ばす(その4) 包括申請をしてみた
2023-10-22 Sun 00:00
前回は、人および物件に30m以内に接近する特定飛行について調べてみた。もう一つ抵触するかしないか微妙な特定飛行の項目が目視外飛行だ。目視外飛行とは、機体を直接見ないで飛行させることで、例えば建物や山の向こう側を飛ばしたり、肉眼で確認できない遠方まで飛ばすことなどが該当し、これを行うにも飛行許可・承認申請が必要になる。
現在主流のDJIなどの小型ドローンのほとんどは、プロポ(=コントローラー)に装着したスマホ画面またはプロポに備わったモニター画面を見てタッチして操作するタイプになっている。機影を見ずに機体が撮し出すモニター画面の映像を延々と見ながら飛行させるのは当然目視外になるのは誰の目にも明らかなので置いておくとして、初心者的疑問が湧くは以下の点だ。機体をコントロールしたり状態を確認するためには必ず画面を見てタッチするのだから機影から短時間目を離さざるを得ない。これも目視外飛行になるのだろうかということについてだ。もしも最大に厳しく考えて、一瞬機影から目を離すことすら目視外飛行となるのであれば、航空法で規定される特定飛行に当たらないカテゴリー Iの飛行は、将来音声コントロール飛行などが可能になるまでは、ほぼ実現不可能な飛行方法といえる。
2310194.jpgネット上で見つけた解説には、「原則は一瞬でもモニターを見れば航空法的には目視外飛行だが、瞬間的に見る場合と安全確認のための行為だけであれば目視外飛行に当たらないとされている」と書かれている。自動車の運転中に速度メーターを見ても直ちに道交法違反で逮捕はされないのと同じ理屈のようだ。
本格的な目視外飛行をやるつもりはいまのところないが、規則は厳しめに考えておいた方が安全なので、「人・物30m」と「目視外」の2項目について飛行許可・承認の包括申請を出すことにした。ネット情報によると、10開庁日以上3週間程度はかかるらしいのでそれまでしばらく待つことにする。
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手ぬぐいの使い方
2023-10-21 Sat 00:00
いまでこそ手ぬぐいは結構使うし、気に入ったデザインのものを買ったりもするが、かつては記念でもらった手ぬぐいを変色するまで死蔵することも多かった。たとえば、

2310193.jpg都立豊多摩高等学校の第27回卒業記念の手ぬぐいなどは40年近く、また平成18年の彦八まつりの上方落語家一覧などは10年ほど眠っていたものを広げて椅子の下に敷いている。使う場所がなんだが、毎日目に触れるので余程有効な活用と思う。

2310191.jpg函館宝来町のすき焼き阿佐利本店の手ぬぐい。函館出張の最初の頃にもらったと思うので、25年ほど前になるだろう。キッチンカウンターの目隠しに使ってみたが、ちょっと前までここにはとこさんの宇宙機手ぬぐいが掛かっていた。

2310201.jpeg写真は2003年の阿佐利本店。浅利坂の写真を撮った物なので精肉店側が半分切れてしまっている。お店は現在も健在らしく嬉しい限り。

2310192.jpgカウンター足元の雑然とした棚を隠しているのは、大阪の田辺寄席の記念手ぬぐい。左から、30周年記念(平成16年9月17日18日)、30周年記念(平成16年9月17日18日)、第300回記念(平成11年2月19日21日)、第800回記念(平成29年10月21日)。
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晴れ
2023-10-20 Fri 00:00
2310195.jpegこれといったネタもなく日が変わる。
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ドローンを飛ばす(その3) 特定飛行のためには飛行許可証が必要
2023-10-19 Thu 00:00
前回も書いたように、ここまでのところ国交省の飛行許可証なしで飛ばせる、特定飛行に当たらないカテゴリー I の範囲で飛ばしている。

空港周辺、人口集中地区上空、150m以上の上空、緊急用務空域での飛行および夜間、目視外、人又は物件から30m以内の距離、催し場所上空、危険物輸送、物件投下といった、上記4空域と6飛行方法で飛ばすのは特定飛行に当たり、国交省の飛行許可が必要になる(→国交省:無人航空機の飛行許可・承認手続)。この10項目の中でも特に「人又は物件から30mの距離を取る飛行」をするのは狭い日本の状況ではことの他難しい。もう一つが目視外飛行。自分が特定飛行に該当する可能性があるとすればこの2項目になる。

まず1つ目の、「人」又は「物件」とは具体的とはどのようなものなのか。2023年1月26日に最終改正となった「無人航空機に係る規制の運用における解釈について」から、「人」又は「物件」の解釈を抜き出してみる。
「人」=無人航空機を飛行させる者及びその関係者(無人航空機の飛行に直接的又は間接的に関与している者)以外の者(第三者)をいう。
「物件」=次に掲げるもののうち、無人航空機を飛行させる者及びその関係者(無人航空機の飛行に直接的又は間接的に関与している者)が所有又は管理する物件以外のもの(第三者の物件)をいう。
 a)中に人が存在することが想定される機器(車両等)
 b)建築物その他の相当の大きさを有する工作物
具体的な例として、次に掲げる物件が本規定の物件に該当する。車両等:自動車、鉄道車両、軌道車両、船舶、航空機、建設機械、港湾のクレーン 等工作物:ビル、住居、工場、倉庫、橋梁、高架、水門、変電所、鉄塔、電柱、電線、信号機、街灯 等
※なお、以下の物件は、本規定の趣旨に鑑み、本規定の距離を保つべき物件には該当しない。
 a)土地(田畑用地及び舗装された土地(道路の路面等)、堤防、鉄道の線路等であって土地と一体となっているものを含む。)
 b)自然物(樹木、雑草等)等

2310021.jpgこれを読んでも「建築物その他の相当の大きさを有する工作物」が曖昧で、上記具体例末尾の「等」になんでも入ってしまいそうだし「相当の大きさ」も相当に曖昧だ。自分がドローンを飛ばそうと思っている周囲にある物がこれらの「物件」に該当するのかしないのか、その場その場で法令違反になるのかならないのかを心配せずに済ませたいものだ。ということで、これを解消するため、飛行許可・承認手続きをして飛行許可証を発行してもらうことにした。またまた申請だが、1年間申請した特定飛行を行う許可を得られるらしいので申請しない手は無い。
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クソ暑かった夏の埋め合わせとして快適な秋の延長を望む
2023-10-18 Wed 00:00
2310171.jpeg日中25度くらいには上がるが、湿度が低いので快適だ。あのクソ暑い夏を生き延びたご褒美として、しばらくこんな気候が続いてくれるといいのだが。
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天候は神頼み
2023-10-17 Tue 00:00
2310161.jpg鹿島灘を望む海岸で練習飛行をしてきた。この後もう1箇所別の場所で予定していたが、風が強くなってきて、明らかに風速5m/sを越えているので中止にした。飛行の許可確認と通報をFlyersで申請してもらっているので当然有料。何週間も前に申し込むので天候は神頼みで、予備日があるとはいえ中止は辛い。
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雨の土浦でイベントを梯子
2023-10-16 Mon 00:00
2310152.jpeg前夜からの激しい雨が降り続く中、バスと徒歩で土浦一高の真鍋寄席に行ってきた。落語会に先立って、国指定重要文化財である旧本館の公開と弦楽部演奏会があり盛りだくさん。
帰り道小腹が空いていたので、亀城公園で行われていたつちうら亀城焼肉まつり2023に寄ったが、雨上がりで足元はグジャグジャ、お客も出足が挫かれたようで、まばらな印象だった。
2310151.jpeg夕方には雨も上がり夜は快晴。イベント開催者には恨めしい天気の移り変わりだったに違いない。
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青木更吉先生 90歳の調査報告書
2023-10-15 Sun 00:00
2310061.jpg『利根川の放水路を歩く』 青木更吉・當麻多才治著
            たけしま出版 2023年 2400円

先日、辻野弥生さんの『福田村事件 関東大震災・知られざる悲劇』を読んだ際、その調査活動にとって流山市立博物館友の会、流山市歴史文化研究会が大きな役割を果たしていると書かれていたので、本を読んだ感想を青木更吉先生へ書いて送った。さっそくいただいたお返事には、「辻野弥生さんは研究会の仲間なので小生の取材した人で関東大震災関連にくわしい人を紹介もしています。(中略)なお小生の『利根川の放水路を歩く』が出ましたのですぐ送りますのでこれもお読みになってください」とあり、間もなく別便で本書をご恵贈いただいた。

青木先生の利根川東遷の調査については昨年出版された『利根川は東京湾へ戻りたがる』(→利根川東遷の歴史を砂丘と共に辿る)に詳しく書かれていたが、この新著はさらにその先の調査報告と提言が提示されている。そして、初めての共著。健脚、速筆の青木先生をして「いい本が出せそうという意欲が湧いて」くるパートナーと出会えたということのようだ。

2310063.jpeg序章に「放水路とは何か」が書かれている。本題の利根川の話題からは逸れるが、自分の記憶の放水路について驚きの事実を知る機会になったのでメモしておく。自分は北区中十条3丁目交差点近くで生まれて3歳までそこで育ったが、親と荒川放水路まで遊びに行った記憶がある。電子国土Webで測ると、隅田川まで約1km、荒川まで約2kmの距離がある。ここで隅田川、荒川と書いたが、当時はまだその名称はなく、それぞれ隅田川は荒川、荒川は荒川放水路と呼ばれていたことを今知った。記憶に隅田川なんてないはずだ。Wikiによると「「荒川放水路」は1965年(昭和40年)に正式に荒川の本流とされ、それに伴い岩淵水門より分かれる旧荒川全体が「隅田川」となった。それまでは現在の千住大橋付近までが荒川、それより下流域が隅田川と区別されていた。」とある。そうそうあの頃の2本の川の記憶が荒川と荒川放水路だったのは間違いではなかったのだ。[右写真は旧岩渕水門(2012年9月)]
[追記]NO HATE TV:Vol.186 - 荒川放水路の歴史

さて感想なのだが、全体の執筆・編集方針として、それぞれが書いた原稿をもう一人が補足するという執筆方法にしたとまえがきにあるが、これまで青木先生の単著に親しんできた自分には読み易くはなかった。それはおそらく、本書が、詳細な調査の内容を詳細に報告することを目的としているためと、江戸川、利根川上流流域の地形や地名に馴染みがない自分には、特に一章 江戸川の放水路と二章 利根川上流の放水路は読み進むのに骨が折れたことなどが理由だと思っている。三章 利根川中下流の放水路、四章 印旛沼掘削工事になってようやく馴染みのある地域が近づいてきて、読後頭に残る部分が若干増えてきた。はっきり言って、楽に読める本ではないと思う。本書を読むには、読者は詳細な地図を参照できるようにした上で、知らない地名が出てきたらすぐに地図に落としながら読んで行かざるを得ない。これには相当な手間を感じるだろうが、それでも読み進むことのできた読者は図らずも著者らの労力の一端を追体験することになる、これはそんな本だと思う。本書は、90歳の歩みに着いて来れるかい?という万年青年・青木更吉先生からの挑戦状だったのだと、ただいま気づいたところだ。

この様に大変な労作なのだが、残念に感じた点がいくつかあった。(1)図、特に地図が小さいため地形や文字が読み取れず本文を補う役目を果たせていない、(2)図や表の多くが低解像度デジタル画像を使っているためルーペで拡大しても細かい部分が読み取れない、(3)二代将軍秀忠が計画した小金掘割構想の場所と庄内藩人夫によって行われた印旛沼掘削工事の部分などを現在の地図で示して欲しい、、、など。(3)は本文を読んで自分で復元しなさいと言われてしまいそうだが。

そして、本書出版の目的となるのが終章 利根川東遷完成への提言だ。利根川-霞ヶ浦-北浦-鹿島灘をトンネルで連絡して、利根川の放水路にするという提案だが、川を分流して放水路とする場合と違い、異なる水界を繋ぐことで生態系へ影響は出ないのだろうか。大きな反対に晒されている霞ヶ浦導水事業を拡張する内容なので、影響の及ぶ範囲は広大になる。人間社会を水害から守ることを優先するならば、生態系への影響は次段階の優先度になるのだろうか。自分にはそれを判断できる知識がない。
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9月の晴天日数
2023-10-14 Sat 00:00
____07年08年09年10年11年12年13年14年15年16年
すごい空 0夜 0夜 0夜 1夜 0夜 0夜 1夜 0夜 0夜 1夜
3等星級 9夜 6夜 4夜 3夜 9夜 7夜 4夜 4夜 4夜 1夜
1等星級 4夜 3夜 9夜 7夜11夜 9夜12夜 7夜 5夜 3夜
____17年18年19年20年21年22年23年
すごい空 0夜 0夜 0夜 0夜 0夜 0夜 0夜
3等星級 6夜 4夜 3夜 3夜 8夜 6夜 6夜
1等星級 6夜 4夜 2夜 9夜 3夜 2夜 5夜
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草刈りが楽な気候になってきた
2023-10-13 Fri 00:00
倒木や根っこが散在している場所なので、フレキシブレードで粉砕した。奥の方が主なので写真にはよく写っていない。ナイロンブレードを1時間使ってバッテリーにまだ残りがあったのは初めて。やはり、フレキシブレードの破壊力は魅力だ。ただ、繰り出しはもう少しスムースであってほしい。

2310102.jpg

草刈りをやっていると汗びっしょりになるのは夏と同じだが、終わって草刈機の水洗いをしているうちに体はクールダウンしてくる。秋だ。
2310103.jpg夜は、絡み付き防止カッターの刃を研いで過ごす。
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新調
2023-10-12 Thu 00:00
2310091.jpg今年の三味線発表会用の動画を撮る時期が近づいてきた。その前に糸を全部交換しなくては。
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衣替え
2023-10-11 Wed 00:00
2310101.jpg暑いなぁ、蒸すなぁと声が出ていた日から1週間も経っていない、どころか数日前のことだったのにあっという間に朝晩かなり寒くなった。寒がりなので長袖を出して半袖を仕舞うことにしたが、10月1日を十日も過ぎているのだから衣替えとしてはむしろ遅い方か。
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ドローンを飛ばす(その2) 初フライトまでの道のり
2023-10-10 Tue 00:00
前回までで飛ばす前の手続き的なことはおおかた完了。

2309271.jpg(1)飛行練習 Mini 3 Proをいきなり屋外で飛ばすのは不安があるので、廉価なトイドローンTelloで操作方法の練習をすることにした。下方以外には障害物センサーがないので、狭い室内での操作は表で飛ばすよりもかなり難しく感じられる。後でわかったが、GPSによるホバリング安定性の高いMini 3 Proの方が断然操作しやすかった。マニュアル操作のみの不安定な、しかしぶつかっても落下しても安全なトイドローンで操作練習しておくのは良い選択だと思う。

(2)飛行場所探し トイドローンで操作練習をするのと並行して、Mini 3 Proを飛ばせそうな場所を近隣で探すことにした。まずは、特定飛行に該当しない空域と飛行方法で飛ばすカテゴリー I (→国交省:無人航空機の飛行許可・承認手続)の範囲での飛行をすることにして、土地管理者の許可と警察への連絡は代行サービスFlyersを利用した。
 →Flyers

(3)利用手続き 行方市の天王崎公園での飛行手続き代行をFlyersに申し込み。16日後に、行方市と国交省への確認および県警行方警察署への連絡がなされている旨が記載されたドローン飛行確認証明書が届いた。

(4)飛行計画通報 今回は特定飛行を予定していないので通報義務はないかもしれないが、入力方法の練習としてDIPS2.0(ドローン情報基盤システム)へ飛行計画の通報をしておいた。

2309272.jpeg(5)初フライト 天王崎公園は麻生城や麻生陣屋の近く、かつては霞ヶ浦湖畔の有名な水泳場の一つだった。現在は、日帰り温泉施設が隣接され、休日は多くの水上レジャー客で賑わっている。この日は平日のためドローンを飛ばす範囲に人影は無く過剰に心配する必要がなかったのは幸い。四阿までは60m、ベンチまでは30mの距離を確保したので特定飛行には当たらないと思う。

2309273.jpg屋外での飛行初日なので、基本的な飛行前点検、離陸と着陸、ホバリング、4方向への移動、回転、上昇と下降など基本的な動作を確認した。その後、時間があれば湖面上へ飛ばしてRTH(リターントゥホーム)の確認も予定していたが、風が強く感じたため実施は次回以降へ延期することにした。

(6)飛行日誌の作成 これも特定飛行を実施していないので記録の義務はないと思うが、飛行記録は全て残しておいた方が良いと思うので練習がてら作成してみた。ネット上でみなさんおすすめのFwriteDownを利用したら、ストレスなく作成することができた。
 →FwriteDown

ここまでで初フライト終了になる。
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雨の週末
2023-10-09 Mon 00:00
2310085.jpg雨の週末の始まり。なんとか火曜日の朝は草刈りができるだろうか。
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朝晩は冬の気配 昼間は夏の名残り
2023-10-08 Sun 00:00
2310071.jpeg朝晩は長袖シャツでも寒くなっているが、日差しがある昼間はかなり暑い。寒暖差が大きいので体調を崩す者もちらほら。
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秋の恒例 茨城県芸術祭美術展覧会(県展)
2023-10-07 Sat 00:00
2310041.jpg今年も県展に入選した職場の知人から入場券を頂いたので、休日に水戸の茨城県近代美術館へ行ってきた。その他、入選・入賞常連の知り合いの作品も並んでいた。
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冬の入り口
2023-10-06 Fri 00:00
2310051.jpg夜風はすっかり冷たくなって、星のさざめく冬の入り口。
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気温が下がって草刈りはやりやすくなったが蚊は増えた
2023-10-05 Thu 00:00
仕事が変則になったため休日の草刈り予定が1日減ってしまったので、外出先から戻って1時間弱やってみた。奥の草むらをチップソーで刈った後、枯れ枝をシュレッダーブレードで粉砕。
2310042.jpg
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関東大震災直後の朝鮮人虐殺もショック・ドクトリンだった
2023-10-04 Wed 00:00
2309221.jpg『福田村事件 関東大震災・知られざる悲劇』 辻野弥生著
               五月書房 2023年 2000円

映画『福田村事件』を見ての短い感想と関連動画は、映画『福田村事件』に書いてみたが、この機会に本書を読まずに行き過ぎるわけにはいかないと思い手に取った。劇映画としての『福田村事件』に対して、本書は少ないながらも記録を掘り起こし・収集したドキュメンタリー作品となっている。本書を読むことで、映画のフィクション部分がより理解しやすくなる。上に少ないながらもと書いたが、香川県で千葉県で貴重な証言など多くの人による丹念な記録がなされてきたおかげで本書にまとめられ、映画のインパクトと相乗して事件から100年後の読者へ届いたのだと思う。朝鮮人虐殺の記録は本来政府の責任でまとめるべき事業であるはずだが、どこかの国の日本政府やどこかの都知事は、厚顔無恥にも朝鮮人虐殺の記録は無いなどとすっとぼけている。

2309301.jpg関東大震災発生の翌日には戒厳令が敷かれ軍部による朝鮮人虐殺が始まり、内務省は震災2日後に意図的にデマ情報を流している。大震災を予知していたかはともかく、大事件が発生したら朝鮮人と共産主義活動家を抹殺する準備を事前にしていたと思われる。これはショック・ドクトリンではないか。フリードマン理論が世に出る何年も前から日本軍部はショック・ドクトリン発動を計画していたことになる。
関東大震災直後(11月15日時点)に千葉県内で発生した、自警団・民衆による朝鮮人殺害および朝鮮人と誤認して日本人が殺害された事例のリストを見ると、22件中10件は福田村事件同様誤認殺人だった。これらは日本人なのに間違って殺されたかわいそうな事件なのか?映画では、虐殺の始まる直前に行商人の親方が自警団に向かって叫ぶ、「朝鮮人なら殺してええんか!」、、、。朝鮮人なら、被差別部落民なら、障害者なら、女性なら、暴行・虐待・殺人も正当化されるのか?という根本的な問いかけだが、あれから100年経った日本社会はこれを正当化しかねない狂気の崖っぷちに立っている気がする。
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10月もこと座βがたより
2023-10-03 Tue 00:00
今夜の観測:β Lyr3.2等。
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ドローンを飛ばす(その1) 買ってから飛ばすまで
2023-10-02 Mon 00:00
前回は、ドローンを飛ばしてみることにした、というところまでで、続きは次回となっていた。講談の続き読みみたいになかなか先へ進まないのは、飛ばすまでにやらなくてはならないことが山のようにあるからだ。と言うのは、機体を購入して、届いた日から飛ばすことができるのはトイドローンと言われる100g未満のもののみ。自分はもうちょっと本格的な機種を飛ばしたいと思うので、いくつかの手順を踏まなくてはならなかった。

(1)航空法、小型無人機等飛行禁止法など関連法規を再確認
 買ってからやっぱり飛ばせませんでしたでは笑い話にもならないので、国土交通省や警察庁のサイトで何度も確認。
 →無人航空機(ドローン・ラジコン機等)の飛行ルール
 →小型無人機等飛行禁止法関係

2309181.jpg(2)ドローンを購入
 DJI MIni 3 Proを購入[写真1]
 →DJI公式ウェブサイト
 購入3ヶ月後に後継機MIni 4 Proが発売された。ちょっと残念ではあるが、この間に結構な量の手続きや情報収集ができて3ヶ月早く飛ばせるのだからと納得することにした。

(3)国土交通省へ機体登録の申請
 →DIPS2.0(ドローン情報基盤システム2.0)
 車のナンバープレートを取得するみたいなもの。
2309182.jpg [写真2]発行された12桁の登録記号を機体に貼った。

(4)リモートID書き込み
 リモートID機能内蔵機種なのでソフト的に書き込むだけ。

(5)ドローン保険に加入
 空を飛ぶ物なので万が一の事故やトラブルに備えて保険は必須。
 機体購入時に付いていたDJI無償付帯賠償責任保険の手続きをする。

(6)飛ばせる場所を探す
 飛ばせそうな場所を探す。
 見つかったら土地管理者の許可をもらい、警察署に情報提供。
 面倒くさそう。

ということで、機体を購入して2ヶ月以上経ったが、(空いている休日も無かったのが理由ではあるが)この時点ではまだ飛ばせていない。続きは次回。
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