33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名、200mm、65mmの望遠鏡と双眼鏡で星空を楽しんでいます!
古墳の未来を担う力
2023-05-25 Thu 00:00
3年ほど前に、茨城県の古墳についてのミニ講演会を聞きに行った。講師先生はいわゆる研究者ではない方で、私がアマチュアとしてお城の話をする機会があるのと同様に、講師先生は古墳のアマチュアとして講演会をされてきている方らしかった。だからという接続詞は不要だが、話のところどころで?と首を傾げたくなる説明があった。それも聞き流すとして、ちょっとねぇと感じたのは、海洋型古墳の話をしながらそのとき国指定史跡になったばかりの大洗の磯浜古墳群について一言も言及しなかったのにはガッカリで、情報のアップデートができていないのだろうなと感じた。さらにまとめのときに、歴史の集まりは年配者ばかりで盛り上がらないという感想も述べられていた。いやいやいやいや、古墳業界こそ若いエネルギーに満ち溢れているではないか。情弱と言っては失礼だが、どこを見ていらっしゃるのか、これはトドメの1発だった。

2305214.jpgそんなことを思い出したのは、最近こんな本が出たという記事を読んだからだ。[写真は記事内の写真]
 →著者は中学1年生 古墳愛あふれるガイドブック「岡山100名墳」を出版

『岡山100名墳』はにお@駆け出し古墳めぐりすと著 自費出版 2200円

そして3年前の古墳王子くんの以下の作品の感性、ユーモアもすばらしいと感じた。

2305213.jpg『My Soul -埋葬-』 古墳王子制作

おまけにこのときにリプをつけてくれているのが3年後に『岡山100名墳』を出版することになるはにおくんだったんだ。今気づいた。
[写真はツイートの画像をトリミングした]

忙しい若い世代は、講演会や歴史散策会へ参加している暇に行きたい遺跡や若い集まりへ直行しているのかもしれない。それで接点がなく、講師先生が言うように相変わらず歴史の集まりは年配者ばかりになっているのかもしれないな。
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