2022-12-02 Fri 00:00
![]() 講談社+α新書 2022年 900円 職場の若者に呼び止められて、この本を薦められた。つい最近出版されたことは知っているがまだ読んではいなかった。少しでも自分の頭で考えることができるなら、今の日本の悲惨な状況に気づき、将来に不安を感じるのは当然だろう。特に若い世代なのだから。いまのところ私たちの目の前の風景はあまり変化がないかのように見えているが、日本の足腰も中枢もガタガタではないか。一見スーパーには食料品が溢れているように見えてはいても、無くなり始めたらあっという間だろう。気づいた時はもう後の祭りだ。それが、現実化しそうだ。 茨城県や千葉県は酪農・畜産大国だ。そうした農場を回る仕事をしている知人が、「牛屋さん、もう何軒も潰れています。そして、鶏肉・卵の供給大手にも大事故が起こったのでそちらの市場もまもなくたいへんなことになると思います」と言っていた。 本書への導入に最適な著者鈴木宣弘先生の動画: →日本中小企業経営審議会 第一回基調講演ダイジェスト「農業消滅 : 農政の失敗がまねく国家存亡の危機」 →「食の安全保障」を確立しなければ危ない食品が日本に集まる。鈴木宣弘・東大大学院教授に聞く →11月30日農水前・鈴木宣弘スピーチ 動画を見終わったら、本書『世界で最初に飢えるのは日本』を読むべし。 |
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