
『宇宙の秘密を解き明かす24のスゴい数式』 高水裕一著
幻冬舎新書 2022年 990円
久しぶりに物理系の本を読んでみた。本書を一言で言えば、アイドル数式、推しの数式に出会う本といった内容。ややこしい話は最小限で、各数式にまつわるエピソードが主体なので気軽に読める。内容を読んで魅力を感じなければ数式にも魅力を感じないだろうからそこは飛ばしてしまえばいいし、反対に、内容が面白いと感じた数式にはかっこ良さを感じる、、、のかもしれない。
本筋とは関係ないのだが、ローレンツ力の解説の中にフレミングの左手の法則が出てきた。忙しい高校生に、いまだにフレミングの右だ左だと覚えさせているのだろうか。だとしたら、物理学の目覚ましい進歩に比して少なくともこの40年間物理教育はこの点では進歩していないのだなと感じる。右手のみの北山の法則?についてはまた改めて書こうと思う。