33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名、200mm、65mmの望遠鏡と双眼鏡で星空を楽しんでいます!
こんな視点で語る経済の本がいままでにあっただろうか
2022-07-17 Sun 00:00
2207072.jpeg『お金のむこうに人がいる』 田内学著 ダイヤモンド社
                    2021年 1600円

 先日、ビデオニュースドットコムで「日本の凋落を止めるためにやらなければならないこと」を見て、ゲストの金融教育家田内学氏の話がとても分かりやすくおもしろかったので、著書を購入。日本や世界の経済を語る人は山の様にいるが、こういう視点での話は初めて聞いた様な気がする。章のタイトルが興味深いわけではないのだがいくつか挙げておくと、
 なぜ、紙幣をコピーしてはいけないのか
 預金が多い国がお金持ちとは言えないのはなぜか?
 経済が成長しないと生活は苦しくなるのか? 
 貿易黒字でも、生活が豊かにならないのはなぜか?
 お金を印刷し過ぎるから、モノの価格が上がるのだろうか?
 なぜ、大量に借金しても潰れない国があるのか?
 未来のために、お金を増やす意味はあるのか?
など。
 老後資金2000万円問題は2000万円持っていても解決しない理由は、本書の全体と結論に通ずるシンプルなものだった。経済の本質を理解するのにたいへん読みやすい本だと感じた。

動画は、ダイジェスト版(10分)ならば誰でも視聴できる。
 →「日本の凋落を止めるためにやらなければならないこと」
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