2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
今回の畠山重忠は馬を担ぐか?
2022-02-20 Sun 00:00
現在NHK『鎌倉殿の13人』では、頼朝挙兵に続く石橋山の戦い、そして衣笠城合戦が終わったところなので、畠山重忠は大庭景親の下で頼朝討伐のために戦功を上げ、衣笠城から逃れた三浦義澄・義村親子は頼朝と共に安房へ上陸したところだ。

2201291.jpeg『特別展 鎌倉時代の馬と道 ー畠山重忠と三浦一族ー』
               馬の博物館編集 2013年

本書は、馬事文化財団 馬の博物館で2013年に開催された同名の展示会の図録(見に行ってはいない)。
悲劇のヒーロー畠山重忠と、父義澄の跡を継いだ宿老でありながら不可思議な動きをする義村が、この先『鎌倉殿の13人』ではどのように描かれるか楽しみなのだが、特に馬の話題に限れば、重忠と馬の伝説、とりわけ大力の重忠が「鵯越の坂落とし」で馬を背負う場面がドラマに登場するのか、大いに注目したい。よく知られた物語では重忠が愛馬心から馬に怪我をさせないために担ぐとされているが、そうではなく膠着する馬をなんとか前進させる苦肉の策だったのではないだろうか。馬を背負うなど絵空事と感じる向きもあろうが、日中戦争の折、騎兵として従軍経験のある馬術の恩師は、膠着して貨車に乗り込めない馬を肩車で背負って乗せたと懐古されていたので、重忠の伝説もあながち作り話ではないと思っている。『鎌倉殿の13人』ではイケメンの中川大志が演じているが、頼朝の行列で数多くの先陣を務めたということから、実際の重忠も「容儀神妙、容顔美麗」だったと言う(岩田慎平『北条義時』)。武勇の誉れ高く清廉潔白で男前の悲劇の武将となれば、もうこれ以上ヒーロー性に富むキャラクターもそうそういないだろうと思われる。
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