
『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。』
小川たまか著 タバブックス 2018年 1600円
自分の視線もそういう側の人を「ほとんどない」ことにしていないだろうかという自問のために読もうと思って買ったのだが、帯に武田砂鉄の「はぐらかす大人に「問いに答えよ」と迫る本。賛同する。そして、便乗する。問いに答えよ。」という言葉が書かれていた。やはり、そういう本だったんだと分かったっところで読み始めてまもなくドキッとし、チクチクとする部分に遭遇。後ろめたい気分を感じずに読み終えられるか否か、この本はある意味踏み絵だな。