2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
『資本論』に新しい時代の息を吹き込む
2021-01-27 Wed 00:00
・「100分de名著」『資本論』第4回放送〈コモン〉の再生
 NHKプラスでは、2月1日 22:49まで配信される。さらにオンデマンドならば第1回目も年内いっぱい見られる。

2101262.jpg・プロヂューサーAのおもわく。:1月の名著105 資本論
 NHK Eテレ「100分de名著」が2021年1月に取り上げたのはマルクスの『資本論』。資本論をテキストにすること以上に斎藤幸平を取り上げることにより話題性があるのではないかと感じる。斎藤氏は、資本主義しか知らない現代人がポスト資本主義を創造していくことの難しさを指摘しつつも、希望がないわけではないことを示してくれる希有の論客だと思う。
 現在、斎藤幸平氏は大阪市大で教鞭をとられているので、理学部の学生でも教養課程で講義を取ることができるかもしれない。二十代の自分が今と同じ様に興味を持って斎藤氏の講義を聞きに行ったかどうかはたいへん心許ないが、聞きに行かなかったとしたら数年後、数十年後にきっと後悔したと思う。1〜4回目をオンデマンドでもう一度聞き直して、その後、『人新世の「資本論」』と『大洪水の前に マルクスと惑星の物質代謝』も読んでみようと思う。さて、斎藤幸平先生、いつまで市大にいてくれるのだろうか。
 先日、大阪市大の同窓会報『有恒』が送られてきて、その中に「「テレワークとコロナ禍の経済」について聞く!」というインタビュー記事があったが、あまりに身も蓋もない言いようで、一部を切り出して紹介するのでは大きな誤解を招きかねない内容だった。しかし斎藤氏の言い方を身も蓋もないというならば、現実の世界の方がよほど身も蓋もない過激なものであることも事実だと思い返した。

2101261.jpg・Choose Life Project: "クソどうでも良い仕事”は誰のため? ~ブルシット・ジョブとエッセンシャルワーク〜
 これは今夜1月27日(水)21時からの番組。おそらくアーカイブされて後から聞き直せるはず。
 出演:後藤正文(アーティスト)、斎藤幸平(経済思想家)、酒井隆史(社会学者)、
    笛美(会社員)、岡野八代(政治学者)、永井玲衣(哲学研究者)
 ブルシット・ジョブ(クソどうでも良い仕事)についてズバズバ、グサグサ話が展開しそうだ。
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