
戦国時代よりもかなり前のことなので、この城は平将門が築城しましたと聞いても、そういうこともないとは言えないが、重要ポイントであればあるほど戦国時代に再度取り立てられて将門時代の痕跡は皆無になっていることだろう。ということで、城郭の点で将門はそれほどリアリティを感じる存在ではなかった。それとは別に最近、納得できる将門像を知りたいと思い、少し本を読み始めた。そこへお中元でやってきたのが将門煎餅。というのは逆で、将門について考える機会を与えてくれたのは、この品の送り主で『図説 茨城の城郭』の熱烈な読者の方だった。