
『
NHK大河ドラマ 歴史ハンドブック 麒麟がくる 』 小和田哲男監修
NHK出版 2020年 1000円
大河ドラマの『麒麟がくる』は、大人の事情で放送開始が数週間遅れるらしいが、こちらの本はすぐに到着したので予習に間に合ったことになる。かつてのように、小説家のフィクションだけでドラマを作れる時代ではなくなっていて、学術的な裏付けのある時代考証の役割が大きくなっている様だ。今が旬の若い先生方が多数執筆しているのもそういう要請からだろう。明智光秀の活動範囲は茨城から遥かに遠い場所ではあるが、福知山城を見て育ったS.Uさんだけでなく、光秀はその血縁という説もある美濃の名族土岐氏の庶流江戸崎土岐氏が治めた地域にかすてんは住んでいるという縁もある。