2019-12-13 Fri 00:00
・魅力度1位の函館から人が消える?!
子育て世代が、子育て支援に手厚い七飯町や北斗市などの近隣自治体へ流出しているらしい。青森公立大学の飯田俊郎教授は「それぞれの自治体は近隣との勝ち負けを競うのではなく、互いに連携して都市圏をつくっていくという姿勢に転じるべきだ」と語っているが、その通りだろう。そもそも近隣自治体が子育て世代のベッドタウンとして成立するのは、函館の産業基盤があるからで、その函館は2004年の市町村合併で、東部郊外の南茅部町、椴法華村、恵山町、戸井町といったいわば弱小町村を合併して財政に余裕はないはずだ。函館は、子ども医療費の助成を一部拡充して子育て支援を充実させると書いてあるが、それでも七飯町や北斗市レベルには届かない。子育て支援が充実すれば、必ず他の部分にしわ寄せが行く。税金の分配を弄るだけでは中途半端な部分が増えるだけになるのではないだろうか。それぞれに魅力のある道南自治体には行政界を越えた政策連携のモデルを見せて欲しいと感じる。 |
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