立ち演奏での三味線保定方法各種の中から、新内流しスタイルで吊って弾けるか試したいと思う。ストラップや小道具が目につかず粋に三味線を弾いているのだが、どのように保定しているのか、写真や動画で見る限りではわからない。[写真は神楽坂まち舞台・大江戸めぐり2014より]
方法については、
流しでの演奏方法を参考にして小道具を準備した。まずは予備の一の糸(一番上の太い糸)をたっぷりの湯で茹がく。しばらくすると糊が取れて柔らかくなり、黄色もかなり薄くなってきた。糸は角帯の下に締めている腰紐に固定するとあるが、とりあえずベルトのバックルに固定してやってみた。糸が中木先(なかごさき)から外れたり切れたりしないだろうかという心配に加えて、座り弾きとは右腕の位置が違うのでかなり弾きにくい。この弾き方に慣れるのと片足立ちに慣れるのとどちらが早いか。
ここまで書いた後で左足を怪我してしまったので、今年は立って演奏するのは無理だと思う。座ってやりましょう。