2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
つい数十年前までは自然現象を根拠に歴史を論じるのは異端だった?
2019-10-21 Mon 00:00
1910162.jpg10月4日から、NHK カルチャーラジオ 科学と人間で、
『歴史を変えた気象・災害』
  講師:田家康(日本気象予報士会東京支部長)
が始まった。
 田家氏は、最新の高校世界史Bの教科書の冒頭に「気候変動と人類の生活」が挙げられていることに驚いたという。天候不順による食糧不足が戦乱を長引かせたとか権力基盤を弱めたとか、日本史のざっとした知識だけでもいくつかの事柄が思い当たるのでこれは大変意外なことだが、これまでの歴史学では環境や気候と結びつける発想は長い間否定されてきたからだという。また、田家氏は「近年の気象災害を、なんでもかんでも地球温暖化だけに求めるのはあやまり」ということを、30分の番組の中で3回強調している。温暖化傾向があるにしても、それ以外の要因と責任から目を逸らす意図を感じる胡散臭さい温暖化強調論ではなさそうなので、この番組は聴いてみようかと思った。

番組を聞き逃しても、しばらくの期間は以下で聞き直すことができる。
  →NHKラジオらじる★らじる聴き逃し
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