2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
津波向いてホイ! だが津波前に壊れていた原発
2019-08-30 Fri 00:00
1908261.jpg元東京電力社員の木村俊雄さんによる『文藝春秋』9月号の記事については、8月17日に紹介したが、NEWSつくばでも元瓜連町長先﨑千尋さんがこれを取り上げていた。

・NEWSつくば:《邑から日本を見る》46 元東電・木村氏の記事に戦慄!
 木村さんが東電に開示を求めた過度現象記録装置のデータ解読から、地震発生後1分30秒後に炉心を冷やす水の流れがストップしていたことが読み取れたということだ。炉心の専門家の木村さんが退職した後には別の炉心の専門家がいたはずだし、保安院にもいるはずだ。いなかったとしたらそんな組織がそもそも原発を動かして良いとかの権限を持てるはずもない。理解している者の判断より、理解できない者の判断が優先させる理屈もない。東電ぐるみ保安院ぐるみ原発業界ぐるみの隠蔽工作と津波向いてホイ!のキャンペーンに乗せられて、すでに9箇所もの原発が稼動してしまったが、嘘に基づいた安全宣言であったことが明らかになった以上、再停止せざるをえないだろう。原発事故による全国土放射能汚染も厭わない考え方は、一億総玉砕を声高に叫んだ太平洋戦争時の世論に重なって見えてくる。
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