2019-08-10 Sat 00:00
・純邦楽、深刻な危機 筝の年間製造数はたったの3900
いろいろと書かれていて、ひとつひとつは間違いではないし、現在の問題点だと思うが、かと言って本質でもないと思う。(1)和楽器に興味を持つ人が減っている、さらに、(2)自分でも弾いてみたい習いたいと思う人が減っている、始めても、(3)習い続ける人が減っているという流れになっていると思うが、最大の問題は(1)(2)で(3)は別の問題だと思う。ましてや、職人の減少、プロのレベルの問題を理由に、職人が減っているから習い始める気持ちが起きないなどありえないし、楽譜、畳に至っては枝葉末節もいいところで笑いを取るために挙げたのかと思ってしまう。稽古方法や月謝や作法の壁はあるかもしれないが、都会はまだしも地方にはそもそも和楽器を習える場所や選択肢が無い。生徒がいないので先生がいないか逆に先生がいないので生徒になりたくてもなれないのか、卵と鶏の関係だろう。 ![]() 「三味線を習っている人はぜひ友人たちの前で演奏してください。皆、音の大きさ、響きに驚くはずです。そして三味線や箏の魅力を語ってください。それが愛好者を一人でも増やすことにつながると思います。」という記事の結びに力を得る思いだ。 |
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