2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
らくらくは誰が楽々なんだ!?
2019-08-31 Sat 00:00
1908281.jpgこの前、大阪王将のことを書きながら、大学のある阪和線杉本町駅西口(当時東口はなかった)にあったひらがなの「らくらくうどん」といううどん屋のことを思い出していた。2年前にクラブの先輩と久々に行ったいわし亭(→2017-07-06)の並びにあったかに記憶している(もしかしたらもう一本西側の道沿いだったかも)。現在は丸亀製麺が全国展開した後なので讃岐うどんのセルフ店もさほど珍しくなくないが、思い出すに、この店では麺を湯がくところからやらせられたので、いわゆる完全セルフとカテゴライズされる店だったわけだ。今から40年も前なので当然初体験で、大阪でも讃岐うどん自体がまだ珍しかったので、具を取ると結構高くついたがときどき食べに行っていた。楽々なのは客ではなく店員の方だろうという人を小馬鹿にしたネーミングだが、杉本町界隈に今はない様だ。現在、他所に同じネーミングの店は何軒か見つかるが、由緒が繋がっているのか、何の関係もないのかわからない。
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津波向いてホイ! だが津波前に壊れていた原発
2019-08-30 Fri 00:00
1908261.jpg元東京電力社員の木村俊雄さんによる『文藝春秋』9月号の記事については、8月17日に紹介したが、NEWSつくばでも元瓜連町長先﨑千尋さんがこれを取り上げていた。

・NEWSつくば:《邑から日本を見る》46 元東電・木村氏の記事に戦慄!
 木村さんが東電に開示を求めた過度現象記録装置のデータ解読から、地震発生後1分30秒後に炉心を冷やす水の流れがストップしていたことが読み取れたということだ。炉心の専門家の木村さんが退職した後には別の炉心の専門家がいたはずだし、保安院にもいるはずだ。いなかったとしたらそんな組織がそもそも原発を動かして良いとかの権限を持てるはずもない。理解している者の判断より、理解できない者の判断が優先させる理屈もない。東電ぐるみ保安院ぐるみ原発業界ぐるみの隠蔽工作と津波向いてホイ!のキャンペーンに乗せられて、すでに9箇所もの原発が稼動してしまったが、嘘に基づいた安全宣言であったことが明らかになった以上、再停止せざるをえないだろう。原発事故による全国土放射能汚染も厭わない考え方は、一億総玉砕を声高に叫んだ太平洋戦争時の世論に重なって見えてくる。
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魂入れ
2019-08-29 Thu 00:00
1908262.jpg夕暮れ時、土浦の商店街の一角の歩道に人だかりがしている。聞くと、ねぶたアーチストの星崎雪之さんが制作しているねぶたに魂を入れる法要が間もなく始まるという。山伏がどこからともなく現れ、集まった人たちの手に清めの塩を配り、法螺貝を吹き、経を唱え、お布施をした人の名を読み上げ、線香を配り、また法螺貝を吹き、ご挨拶をして終了。この山伏さんは、つくば市小田の前山の麓にある磨崖不動明王の不動堂で毎日法螺貝を吹いているらしい。
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貧乏人の金で金持ちが恩恵を受ける
2019-08-28 Wed 00:00
・花粉症薬、保険適用外に=医療費600億円削減-健保連提言
 露骨!超高額医薬品メーカーとその薬品を使えるクラスの金持ちを保護するために、いわば庶民薬を保険適用外にしていくってか。なけなしの生活費の中から払っている健康保険税だが、超高額医薬品などは保険適用されたって恩恵を受けるのは金持ちだけなので、貧乏人の金で金持ちが恩恵を受けるって事例がますます拡大する。提言とはあるが、時事が報じたということは覆らない見通しが立ったということなのだろう。
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谷津田は一面の緑
2019-08-27 Tue 00:00
1908242.jpg仕事で走りながら見た稲敷市地内の沼里川河岸の谷津田がとても綺麗だったので、車を止めてパチリ。稲刈りのコンバインが走っているところもあるけど、若干刈り取りが遅いような気もする。7月の日照不足のせいだろうか。写真は3日前だが、今日同じところを通ったら黄色味が増していた。
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霞ヶ浦の景観と鹿島海軍航空隊跡地
2019-08-26 Mon 00:00
1908233.png・NEWSつくば:【戦後74年の夏】6 ドローンで見る廃墟 鹿島海軍航空隊跡地の風化 ㊤
・NEWSつくば:【戦後74年の夏】7 ドローンで見る廃墟 鹿島海軍航空隊跡地の風化 ㊦
 天候に恵まれたとは言え、霞ヶ浦南岸に残る鹿島海軍航空隊跡地周辺を上空からみた景色はなかなか美しい[右写真:上記掲載動画からのクリップ]。もちろん、大風や大雨の直後など底砂が巻き上がって水は茶色になり、自分の腕の先も見えないくらい濁るのではあるが(第1回潮来トライアスロンで常陸利根川スイム経験者談)、それでも東京ウンコ湾でトライアスロンをするのに比べれば霞ヶ浦を会場にする方が余程人道的だと思う。
1908232.jpg それはそうと、ここのいわゆる大山スロープは以前から水遊びの穴場として知る人ぞ知るポイントだった。2011年の大震災から1年ほど後、気になって見に行った時は戦時中に敷かれていたコンクリートのスロープはめくり上がりあるいは水中に陥没していた[左写真:2012年2月20日]。その後の修復で、現在は動画で見られるようにきれいになっている。そうそう、夏期はワカサギムシに悩まされるが、季節によってはここを撮影拠点にしていた星友達もいた。
 いろいろと魅力のある場所なので、頭さえ使えば(金は無いと思うので箱物で儲ける業者には魅力無しだろうが)今後の活用方法は何なりとあると思う。
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KEK一般公開2019
2019-08-25 Sun 00:00
1908241.png知りたいが加速する〜宇宙・物質・生命の謎〜
一般公開開催日:2019年9月1日(日) 9:00~16:30
 →KEK一般公開2019

 トップページには公開までのカウントダウンタイマーが表示されていて、やる気満々の感じ。各、施設の解説も細かく載っているので、行く前にさらっと予習しておくといいかもしれない(かなりの量だが)。この紹介ページについてちょっと感じたのは、リンクがどんどん深くなって行き過ぎて(あるいは階層構造が把握しにくくて)、解説サイトの全体像を理解していないと使いにくいのが残念なところだ。

 KEK古本市なども開催するようだ。さすがのKEKも我が家と同じように(→昨日のエントリー)空きスペースを作るために頭を悩ましているのだろう。
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本棚に空きがあれば購入、購入したら次の空きを作る
2019-08-24 Sat 00:00
1908231.jpg読みたい本はいろいろあるが、まずは買いたい本と買わない本に分けることになる。読みたいが買わない本は図書館で借りることになる。買いたい本には2タイプあって、当分手元に置いておくことになる本と、図書館では借り難い本とがある。後者は、読めば満足するのですぐに手放してもよい本だ(捨てるに忍びなければ誰かにあげる)。そして、当分手元に置いておく本は、本棚に空きスペースがあれば購入、購入したら次の空きスペースを作る、、、最近はこれの繰り返しだ。
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季節は進み、南天の一番星は木星から土星へ
2019-08-23 Fri 00:00
1908222.jpg全天曇りなので変光星観測はできないが、南の空の明るい星だけ写真に撮っておいた。木星かと思ったが、季節は進み土星だった。
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日本の盆栽文化の究極 ブラックホールを物質内に見いだす
2019-08-22 Thu 00:00
1908201.jpg・物質にひそむブラックホールの姿を捉える方法を発見
 不思議な事を考えたもんだな。物質内部の超ミクロな箱庭でブラックホールに関する物理現象を解明できるようになるとは、日本の盆栽文化の極みに感じる。[図はプレリリースより]
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猛烈な通り豪雨の後に虹
2019-08-21 Wed 00:00
1908202.pngようやく晴れ続きの日々が終わった。この辺りからが秋雨の走りかもしれない。昼過ぎに猛烈な通り豪雨があり、夕方にももう一度猛烈な通り豪雨が霞ヶ浦の上を通過した。

1908203.jpg雨が上がり、しばらくすると外が明るくなってきたので、涼しくなった表へ出て畑の向こうに現れるはずの虹をしばらく待った。

こうした現実の豪雨だけでなく、今日はつくばの防災科研で、豪雨体験イベントがあったらしい。
 →NEWSつくば:真夏の豪雨体験に1200人 防災科研でつくばっ子びしょぬれ
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大阪王将と出会ったころ
2019-08-20 Tue 00:00
NEWSつくばのコラムで大阪王将が紹介されていたのを見て、王将の餃子と出会ったときの事を思い出した。
 →《ご飯は世界を救う》14 街の食堂・庶民の味方「大阪王将」

1908152.png「大阪王将」は名前の通り大阪の店なのだが、「王将」のもともとは京都が発祥の地で、二つに分かれて「餃子の王将(いわゆる京都王将)」と「大阪王将」になった。私が大阪の大学に行ったのは大阪王将の鶴橋店ができた頃だったかと思う。部活が終わった後の夕飯に、同期と連れ立って大阪環状線の鶴橋駅や大正駅の店によく行った。もともと小食の自分は、初めて行った時には2皿が限度だったが、次第に店で3皿食べて2皿持ち帰りというパターンに落ち着いた。1976年当時、一皿6個で100円あるいは120円だったかと思う。ビールの好きな連中だったが、王将の餃子を食べる時だけは誰一人ビールは飲まなかった。炭酸で腹が膨れて餃子を思う存分食べられないのがわかっていたからだ。連れ立って行くのは大阪王将ばかりだったのは、京都王将は王将の餃子らしくないという王将マニアのもりもっちゃんの評論を聞かされていたからだ。一度試しに京都王将にも行ってみたが、確かに普通の中華料理店の餃子とあまり違いがなかった記憶がある。大阪王将の餃子の魅力の一つはニンニクがたっぷり入っている点だが、食べて帰った夜中に自分の吐く息の臭さで目を覚ましたことが幾たびもある。母親の作る餃子は豚肉とニラが多くてニラ団子包みのような餃子だった。それしか知らずそんなものかと思っていたので、王将の餃子との出会いは新鮮だった。まず、皮が厚い、ニラが入っていない、豚肉は入っているけど団子になるほどではない、キャベツがしっかり入っている、そしてニンニクたっぷりというのが素材の基本。そして、ペースト状になるまで捏ねられた生地を、細いヘラ一本を巧みに使ってものすごい速さで手際よく包むという厨房作業をカウンター越しに見るのも飽きなかった。後年、東京や茨城でも大阪王将の店に入ったことはあるが、なんだか上品さが加わってしまって、大阪で食べるときの様な満足感は得られなかった。一緒に行ったきったない格好の部活帰りの同期も、買って帰った古アパートの部屋も、今はもうないのだからそれは仕方がない事だが、、、。
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いまだに身に付かない撥の持ち方を考えてみた
2019-08-19 Mon 00:00
いまだに撥の持ち方がしっくりこない。手の中での不安定感、糸をウチまたスクウときの不安定感を感じる。無駄な力を入れずに安定した持ち方ができないので、ウチ間違えや腱鞘炎にもなるのだろう。
1908151.jpg一応、写真上段が正しい持ち方に近いと思う。ところが、弾いている間に小指(1)が内側に丸まって下段(2)の様になってしまう。これは典型的な初心者の間違った持ち方だ。
ここでちょっと考えてみた。小指の正しい位置とか誤った位置とかそこに意識を集中して改善できるものだろうかと。つまり、上手に持てる人、上手に弾ける人はおそらく小指に意識を集中などさせていないはずで、(3)の関節を伸ばす持ち方がもっとも安定しているからその様に持っているだけだろうと想像する。もっと言えば、その持ち方以外にはあり得ないのでそのように持っているということだと思う。ただまぁ、最初は小指や関節に意識を集中させることで身につくものなのか、別のところが改善されると同時に改善するものなのか、その境地に至っていないので今はまだ分からない。
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出会わなければ別れもないが、それでも出会えた方がよい
2019-08-18 Sun 00:00
つくばその他で16年間研究を続けていた中国の知人夫妻が、自国の大学の教授と講師になるため帰国することになった。土浦では時間が無くて盛大な宴会は催せない代わりに、馴染みの喫茶店で送別お茶会をしてきた。

1803172.jpg帰国するご夫妻の送別会で詠める歌一首
  かぎろいの春に出会いのなかりせば
    なんぞ別れの悲しからまし      霞天

前夜布団の中であれやこれや部品を探して作ってみた歌だが、あの春の出会いが無かったら今日の悲しいお別れも無かったでしょう。それでも出会えたことを喜びましょう、と言った意味になっていると良いのだが。
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津波がなくても、鉄塔が倒壊しなくても原発は壊れていた
2019-08-17 Sat 00:00
・「福島第一原発は津波が来る前に壊れていた」元東電社員“炉心専門家”が決意の実名告発
 この木村さんとは別の話だが、地震発生当時現場にいた構内作業者の「配管のぶつかり合う音が恐ろしかった」「亀裂も発生」というコメントを読んで、原発は津波の前に壊れていたことを知った。津波とは関係なく配管つまり構造に問題があることになったら再稼動が遠のくので、津波に責任をおっ被せて「津波対策完了→再稼動」のシナリオにするのだなとそのときに確信した。そして、いまその通りに事は進められている。
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お城ソングのレパートリー
2019-08-16 Fri 00:00
鉄道ファンは、撮り鉄・音鉄・紙鉄・乗り鉄・押し鉄などなど分野別に細分化されているようだが、お城ファンはどうだろうか。写真を撮る「撮り城」、縄張図を描く「描き城」、城址碑巡りの「石碑城」、プラモデル作りの「プラ城」など、そのような言い方があるのどうかは知らないがこれらは重複しながらも分化していそうだ。その他にも、城友達の中には曲を作るのもいるから「曲城」「歌城」なども一分野になるかもしれない。カラオケへ行った時にお城シリーズ数曲知っていれば選曲でグズグズすることも無いのだが、今思い浮かぶ曲の中で歌いやすい曲はあまりないな。たとえば、
『古城』高音が苦しい
『武田節』これも高音が苦しい
『女黒田節』これは比較的歌いやすいがカラオケに入っていない

『土浦音頭』目的で購入した『日本の名城を唄う』には17曲が収録されている。
1907261.jpg 1.白鷺の城 / 村田英雄
 2.古城 / 三橋美智也
 3.銀杏城(熊本城を歌う) / 都はるみ
 4.千姫 / 美空ひばり
 5.あゝ名古屋城 / 舟木一夫
 6.舞鶴城 〜福岡城址〜 / 大川栄策
 7.青葉城恋唄 / 新沼謙治
 8.霧の城 / 多岐川舞子
 9.青春の城下町 / 梶光夫
 10.落葉の城 / 美空ひばり
 11.五陵郭哀歌 / バーブ佐竹
 12.落城の賦 / 森繁久彌
 13.大阪城 / 霧島昇
 14.荒城の月 / ボニージャックス
 15.名月七尾城 / 一木湖舟
 16.花の二本松少年隊 / こまどり姉妹
 17.土浦音頭 / 照菊

歌えそうな曲、歌ってみたい曲は、、、。
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太陽光発電
2019-08-15 Thu 00:00
今や周辺の林が伐採されたかと思うと十中八九太陽光発電になる。将来の不幸とお荷物が入道雲の様に膨れ上がって最後は土砂降りで周辺に大被害といったイメージが浮かぶ。今日は、仕事が終わった後、広大なパネル群の脇を走って帰ってきた。雑草の勢いはすごくて、1cmにも満たないようなパネルとパネルの隙間からも茎や蔓を伸ばしている。まだ、パネル全面を覆うほどではないが、そのうちにメンテナンスが出来なくなって、雑草の森になるんだろうなと思わないではない。京セラの名前を冠した事業でも下のような杜撰さなのだから。

・京セラに地元苦言「自然に優しい」太陽光発電が起こした環境破壊

・産経新聞:太陽光発電は人を幸せにするか
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あれれ、腱鞘炎?
2019-08-14 Wed 00:00
1908011.jpg右手首の背側内側が対側に比べて明らかに腫れている(写真ではわからないが)。三味線の上達と引き換えの腱鞘炎であればまだしも、技術は上がらずただの腱鞘炎では、トホホだ、、、。最近使い始めた新しい撥が原因かもしれない。重心の位置が若干違うのと、重さが1割に相当する12g重くなったのが影響しているのかもしれない。音は良いので少しずつ慣らしていくしかないかも。
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ゴミ箱製自作ドブソニアン
2019-08-13 Tue 00:00
「星が好きな人のための新着情報」で紹介されていたゴミ箱製の自作ドブソニアンがなかなかの発想なのでご紹介する。スマホファインダーが面白い。

 →Welcome to Tomo's Web Site!ホーム>作業小屋>天体観測室>自作ドブソニアン
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『土浦音頭』を聞いてみる
2019-08-12 Mon 00:00
この前、土浦のご当地ソングとして『土浦小唄』と『土浦音頭』を紹介した(→土浦のご当地「小唄」と「音頭」)。島倉千代子の歌う『土浦小唄』はネットでも聞くことができ、昭和30年代のおっとりした時代の気分を味わえる。もう一つの『土浦音頭』の方はどうかというと、これも比較的容易に聞けるようになっていた。1907261.jpg2017年に土浦城が続日本100名城に選ばれたことがきっかけで、2018年発売のCD『日本の名城を唄う』の中に『土浦音頭』が収録された。土浦城を歌った曲では無いので無理くりの感もあるが、まぁこの際いいだろう。『土浦音頭』成立の経緯やCDについては以下の2本の記事に詳しいのでご覧いただきたい。

『土浦音頭』成立の経緯や歌詞については以下に詳しい(再掲):
 →重箱の隅に置けない:横瀬夜雨を深読みする>復刻「土浦音頭」
CD制作と演劇による掘り起こしの話題について:
 →NEWSつくば:CD「日本の名城」に土浦音頭が収録

1907271.pngさて、上記CD収録の照菊(てるぎく)の唄う『土浦音頭』を聞いたが、これって音頭?というのが第一印象だった。音頭というと祭りでドドンガドンとみんなで歌い踊るイメージだが、これは粋な言葉遊びや意味深な歌詞と芸妓の踊りを楽しむ典型的なお座敷歌で曲調は「小唄」だ。前に紹介した島倉千代子の『土浦小唄』の方はどちらかというと「音頭」だろう。「音頭」と「小唄」の厳密な定義は知らないが、この2曲については逆の方がしっくりくる。それはそうとして、かつて『土浦音頭』はコロムビアの委託制作盤として作られ、1枚の表裏に異なる歌手の『土浦音頭』が入っている、ちょっと珍しい構成であることが分かった[右]。このレコード、おそらくご当地土浦市域でしか配布されなかっただろうから他所で探すのは難しいにしても、案外市内の多くのご家庭の押入れの奥で眠っているのではないかと思う。
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試行イベント『第0回阿見フェス』
2019-08-11 Sun 00:00
1908042.jpg阿見町の本郷ふれあいセンターで、『第0回阿見フェス』という音楽イベントがあるというので行ってみた。初めて行く会場だったが、300席の階段状ホールで、ステージも見やすかった。近くにこんな良い場所があるのを知らなかったのは、普段はあまり活用されていないからなのか?

0908043.jpg「第0回阿見フェス」のことは、たまたま開催数日前に知ったのだが、阿見町出身の三姉妹のガールズバンドみならいモンスターが呼びかけたイベントのようだ。6ユニット出演で、全部見てみたい気持ちもあったが、ちょっと長いので結局後半を見るだけになった。みならいモンスターは阿見町でこの秋行われる国体のセーリング競技会のイメージソング「Keep on sailing ~夢に向かって~」を作って歌っている。この会場では歌わなかったが、公式ソングなのでこのイベントの直後に行われたまい・あみ・まつりで披露したことだろう。そして、トリのパンダさんとゆかちゃんのユニットinemuriは若いお母さんや小さな子にもファンが多くて、パンダさんが眠るのにつられて、あるいはゆかちゃんの声に安心して、お母さんに抱かれて眠ってしまったちびっ子もいた。

今回の入りであれば、おそらく第1回阿見フェスを開催できると予想する。出演ユニットにもよるが、次回を楽しみに待ちたい。
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三味線をやってみたい人は本当に減っているのか?
2019-08-10 Sat 00:00
・純邦楽、深刻な危機 筝の年間製造数はたったの3900
 いろいろと書かれていて、ひとつひとつは間違いではないし、現在の問題点だと思うが、かと言って本質でもないと思う。(1)和楽器に興味を持つ人が減っている、さらに、(2)自分でも弾いてみたい習いたいと思う人が減っている、始めても、(3)習い続ける人が減っているという流れになっていると思うが、最大の問題は(1)(2)で(3)は別の問題だと思う。ましてや、職人の減少、プロのレベルの問題を理由に、職人が減っているから習い始める気持ちが起きないなどありえないし、楽譜、畳に至っては枝葉末節もいいところで笑いを取るために挙げたのかと思ってしまう。稽古方法や月謝や作法の壁はあるかもしれないが、都会はまだしも地方にはそもそも和楽器を習える場所や選択肢が無い。生徒がいないので先生がいないか逆に先生がいないので生徒になりたくてもなれないのか、卵と鶏の関係だろう。
1707102.jpg この記事の中で「邦楽ジャーナル」の田中氏が「可能性の一つは、従来の家元・免状制の枠外で楽器が演奏されること、三味線などは、カルチャー教室やSNSで少し弾き方を学び、流派に属さず、自己流で進めていく」と言っているが、まさに自分のことだ。日本の楽器や音楽の将来を想像した時、層は薄くなりながらも一部の突出した演奏家はどんな時代になっても存在するだろうが、人口減少に伴って趣味の世界のマーケットが縮小していくのは三味線に限ったことではない。だが一方で、他の楽器をやってみたいと思う人の数程度には三味線をやってみたいと思う人もいるはずで、三味線業界だけが衰退するとしたら、それは、伝統的な形を変えてまで残す意味は無いと考えている側に問題があるのだと思う。私がアドバイスを貰っている先生は三味線普及に力を注いでいることもあり、この記事にある業界の懸念とは逆に、興味を持つ人は確実に増えていることを実感すると言われていた。
 「三味線を習っている人はぜひ友人たちの前で演奏してください。皆、音の大きさ、響きに驚くはずです。そして三味線や箏の魅力を語ってください。それが愛好者を一人でも増やすことにつながると思います。」という記事の結びに力を得る思いだ。
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今の空から天気を予想して今夜の星見に役立つ、、、かもしれない本
2019-08-09 Fri 00:00
1908081.jpg『今の空から天気を予想できる本』 武田康男著 緑書房 2019年 1600円

理科少女のお友達がイラストを描いた(→Twitter:地球のたまご)というので応援で購入したのが、この本の内容を理解すれば、今夜の観望会は晴れるだろうか曇るだろうかとハラハラドキドキしないで済むようになるとか、夜中の天気回復は早々に諦めてゆっくりと眠れるようになるとか、星を見る人にも効用があるかもしれない。もちろん、日常生活にも。
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「その後」のその後は「その後」時点よりも悪くなる
2019-08-08 Thu 00:00
・天文古玩:あいちトリエンナーレ「表現の不自由展」について考える
・天文古玩:「表現の不自由展・その後」のその後
 あいちトリエンナーレ「表現の不自由展・その後」の中止についてはいろいろなところで取り上げられている。『天文古玩』でも久しぶりにコメント欄が解放されて、この事件の胡散臭さについて意見交換がされている。
 このご時世、脅迫やテロ予告が来るのは子どもでも予測できるのに、その対策をせずに開催に踏み切った主催者の意図はなんだったのだろうか。今回のことで、言論の自由が暴力に屈する現場を日常茶飯の既成事実にするための大パフォーマンスになってしまった。こんな無策を目の当たりにさせられて、脅迫やテロ予告も主催者の自作自演だったのではないのかという疑いをもってはダメなのだろうか。
・大村秀章が、ここぞとばかりに河村たかしに「憲法違反」などと言って、あたかも自分は現行憲法を順守しているかのようなスタンスで良識アピール、マジでムカつくわ

1908071.pngあいちトリエンナーレ2019

[追記]さらに続いて次のような考察がされていた。
・天文古玩:おしゃべりの自由
 この記事はどこを取っても傾聴に値する内容だが、特に「表現の自由の本質とは、まさにこの「お前さんも話せ。そして俺にも話させろ」にあるんじゃないでしょうか。裏返せば、表現の自由が守られない場面とは、「俺は話すぞ。だけどお前は話しちゃいかん」という態度が登場する場面です。」の部分は、「表現の自由」「民主主義」「基本的人権」の本質を理解するための、これまでになかった新しい表現だと感じた。
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無料配信開始をきっかけにようやく上映館へ行ってきた
2019-08-07 Wed 00:00
1908061.jpg2016年秋の公開以来800日間上映されていることはこの春に常陽リビング:土浦の映画館、異例のロングランを読んで知っていた。『この世界の片隅に』をそろそろ見に行こうかなと言ったら、土浦の友人たちに「まだ見ていなかったの!?」と驚かれた。加えて「でもまだ今年いっぱいは大丈夫だよ」とも。じゃあそのうちにと思っていたのだが、NHKで放映されたりGYAO!というサイトで9月3日までの期間限定の無料配信が始まったりで、それでなくても少ない入場者がさらに減るだろうと思い、土浦セントラルシネマズへ見に行ってきた。いつも愛想のいい受付のおにいさんに「おそらくお二人の貸切になると思います」と言われたが、終演後に見回したらもう一人入っていたので貸切ではなかった。映画館へ行けない方は以下のサイトで。
 →GYAO!:この世界の片隅に

1908062.jpg土浦からの帰りに、霞ヶ浦総合公園の水生植物園に寄って200種近いハスの花を見てきた。ネイチャーセンターで聴いたところ、一つの花は朝の5時〜7時頃に開花して昼頃から閉じていくのを3日ほど繰り返すそうで、200種近い品種の中にはピークを過ぎていないものもあるのでまだしばらくは楽しめるということだ。
 →NEWSつくば:ハスの花開く 土浦・霞ケ浦総合公園
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7月の晴天日数
2019-08-06 Tue 00:00
7月の晴天日数
____07年08年09年10年11年12年13年14年15年16年
すごい空 0夜 0夜 0夜 1夜 1夜 1夜 0夜 0夜 0夜 0夜
3等星級 2夜 2夜 6夜 3夜14夜 1夜 4夜 5夜 7夜 5夜
1等星級 7夜10夜 4夜 7夜 2夜 7夜 7夜 8夜 5夜 3夜
____17年18年19年
すごい空 0夜 0夜 0夜
3等星級10夜 7夜 4夜
1等星級 2夜 6夜 4夜
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土浦のご当地「小唄」と「音頭」
2019-08-05 Mon 00:00
1907231.jpg土浦にもご当地ソングがある。友人達も地元を織り込んだオリジナル曲を作って街のイベントなどで披露しているが、過去にもあった。
市村壮雄一:作詞、宮本英一:作曲の『土浦小唄』を歌っているのは『この世の花』の大ヒット直後の島倉千代子。土浦の景気が良かった時代のことで、今でこそあまり聞く機会はなくなってしまったが、かつての七夕まつりなどで流れていただろうから、ある年代から上の人にとっては記憶に残る懐かしい歌の一つなのではないだろうか。20数年前に県南へ来た自分はリアルに流れているのを聞いたことはないが、昭和の土浦を思い出すよすがとして、たまには思い出して歌うのも良いのではないかと思い、三味線用の楽譜を作ってみた。機会があったら宴会の席でご披露しようと思っている。
 →YouTube:土浦小唄 コロムビアレコードPR1809 唄:島倉千代子

1907272.jpg『土浦小唄』を『土浦音頭』と間違えて記憶している方もいる様だ。実際に『土浦音頭』があるのでややこしい。一つは、同じ市村壮雄一氏が1960年に出版した『土浦小唄』という自作小唄作品集(右写真)の中に「土浦音頭」の詞だけが載っている。だが、もっと古くから存在している『土浦音頭』があるのだ。それについては以下の記事が大変興味深いのでお読みいただきたい。
 →重箱の隅に置けない:横瀬夜雨を深読みする>復刻「土浦音頭」

なお、『土浦小唄』を作詞した市村壮雄一氏については、以下のコラムに書かれている。
 →重箱の隅に置けない:沸騰! 土浦芸者の人気投票>新聞が仕掛けた昭和初期
 →NEWSつくば:《土着通信部》23 土浦狂乱の90年前 芸者の人気投票に沸く
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昨夜の初すばる
2019-08-04 Sun 00:00
1908031.jpg3日の明け方に目が覚めたので外へ出てみると、意外に爽やかだった。東の空にはもう冬の星々が勢ぞろいしていた。カメラを取りに戻ろうかなと思いながらしばらく空を眺めていると、2時30分頃、おうし座からぎょしゃ座へ明るい流星が飛んだ。
一夜明けた今夜はまた夏の大三角しか見えない白い快晴になっている。
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忘れの天才
2019-08-03 Sat 00:00
1907311.jpg・YouTube:【面白動画】これは絶対笑える!! [「地上の星」のかえうたで「日常のドジ」
 我が家にもいる、どこにでもいる忘れの天才。

今夜の観測:βLyr3.4等。夜半過ぎ、湿度が下がって爽やか。
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快晴だが真っ白な夜
2019-08-02 Fri 00:00
1908012.jpg今夜の観測:βLyr4.4等。梅雨明けとともに酷暑日が続いている。以前はそういう日の夜は快夜になる率が高かったのだが、昨年も今年も、快晴だが蒸気が充満したような真っ白な空になって、双眼鏡を使っても星はろくに見えない。こういう空を「蒸気夜」とでもしておくか。同じ条件で撮った7月24日の写真と比べると透明度の悪さがよく分かる。
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