
降雹や崖崩れのためイズラン峠までで中止となった前日の第19ステージだったが、第20ステージも天候不順と崖崩れの為に1級、2級の山岳が無くなり、なんと130kmが59.5kmへと短縮され、バル・トランスの超級山岳一本勝となる。前日のイズラン峠で山岳得意のベルナルに48秒も差をつけられたアラフィリップがマイヨジョーヌを取り戻すには、下りでどれだけ差を詰められるかにかかっていたが、レースが途中中止となった時点でその望みは絶たれてしまった。では、現在フランスのバルデが着ている山岳賞マイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュの行方はどうなるだろう。超級山岳がゴールなので優勝するとポイントが2倍もらえる。ベルナルが優勝してバルデが3着以下に敗れると山岳賞もベルナルのものになり、スプリント賞以外の、総合優勝、山岳賞、新人賞を弱冠22歳のベルナルが手にいれることなる。超短距離ステージだが、今日も熾烈な山岳バトルになりそうだ。J Sportsの放送はあと1時間後に始まる。