この前サリン事件のことを書きながら思い出したことがある。

記憶はかなり曖昧だが、48、9年前の武蔵野二中時代、暑い季節、午後になると教室の窓から気持ち悪くなりそうな刺激臭が侵入してくることがあった。幸い何時間も続くことは無かったが、暑い季節には度々同じ様なことがあったと記憶する。今ならば発生源を突き止めたいと思うはずだが、当時友達同士では「授業中臭かったね」以上の話をした記憶が無い。自分なりに疑っていたのは、光化学スモッグとすぐ東隣の浄水場だったが結局何も行動に移さない前に臭いの問題は無くなった様な気がする。異臭が消えたのか、あるいは秋になって窓を閉める季節になり間も無く卒業したために自分の意識から消えただけなのか今となっては分からない。あの臭いが浄水場からの異臭だったのかどうか、臭いの記憶もおぼろげになってしまった今、もう調べる手立ては無いかな。
[浄水場と中学校は今も同じ場所にある。校舎は建て替わったが★印の4階に教室はあった]