この前、理科好きかどうかはともかく、小学4年生から77歳までの理系文系まぜこぜの老若男女の友人知人16人が集まるなんちゃってサイエンスカフェに参加した。昔も今も、世の中にはわけのわからないことに一所懸命となって世界を進めている人たちがいるんだなということに気づかせてもらえるお話会だった。会の最後には誰でもできる偏光板を使った不思議実験も用意されていた。
(1)2枚の偏光板を90度ずらして重ねれば、光は通らず真っ黒。
(2)その2枚の間に偏光板を斜めに入れると光が通って向こう側が見える。2枚を通れないものが3枚を通れるのはどう考えてもおかしいが、なぜか?

自分の解釈は、1枚目を通った後の光(赤)にもスリット方向以外の色々な角度の要素が残っていて、2枚目を斜めにすることでその角度の波が選択され(マゼンダ)、それには3枚目のスリット方向の要素も含まれている(青)ので通ることができる、みたいなことを思いついた。ちょっとインチキくさいが。

この他にも偏光板でいろいろ遊んでみた。
(1)液晶パネルは偏光していることが分かる。
(2)(3)先ほどの偏光板を液晶パネルの前にかざしてみると、角度によって見え方のパターンが複雑に変わる。

(4)太陽近くの空は偏光していないが、太陽から離れた空からの光は偏光している。最も偏光が強いのは太陽から90度離れた辺り。
